落第鑑定魔術師は運命の言の葉を読む

１４歳の少年シュンディリィは一流の鑑定魔術師を目指し魔術学院に通っていたが、成績不十分のため落第処分となってしまう。
それというのもシュンディリィが鑑定の魔術で読み取れるのはアイテムの効果や性能の数値ではなく、詩文めいたわずかな言葉『フレーバーテキスト』だけだったからだ。
そんな彼が街で出会ったのは、アイテムの目利きが下手で人付き合いも苦手な迷宮行商人の女性フュリアタ・アグザウェだった。
シュンディリィとフュリアタ、二人の様々アイテムをめぐる日々が始まる。