武石勝義

彼女と喧嘩した夜、俺の部屋に不思議なモノが現れた。 それは、一頭のアザラシ。 え？ 何でアザラシ？ アザラシがどうして自分の家にいるんだ？ 全く心当たりはないけれども、この…

ストロングゼロ文学だってお前には書けない。

キャリアの絶頂でファンに殺されたラッパー・ジオメトリック１/4は、異世界に転生して魔術師を志す。残酷な世界に立ち向かう言葉と音を巡るファンタジー。

孤独な鬼と、訳アリの人間二人との出会い。 その出会いは、鬼の生に光をもたらした。 少し切なくも、情にあふれた物語。

秀でた才能も容姿もない男は、努力しても報われないこの世界に絶望をして、ある日、首を吊って自殺をする。しかし、次に目覚めた男の目の前にいたのは、綺麗なスーツを着た猫だった。 猫は男…

11/13～11/29の期間でアンケート調査された、架空ライトノベルを愛する者達による2020年（2020年出版とは言ってない）の頂点を決定するための企画！投票者コメントも交え、…

ヤタケは空を漂う遺物についての遠い記憶を探りながら、歴史の大いなる変遷を語り始める。 文明の興亡と人間の愚かさを知るのは、スリルと恐怖を提供してきた遊具〈花嫁のふいご〉であった…

怪獣が上陸中の街並みを、寛太はスクーターでひた走る。 ポケットに捩じ込んだスマホからは「緊急怪獣速報」の不快な警告音が鳴り響く。 彼が危険を冒して、被災地に留まる訳とは──。 …

一人ぼっちの夜、星空を眺めてみませんか。 孤独ってなんだろう、愛ってなんだろう。 人間によく似たロボットの中にその答えはあるのかも？ はやぶさ2号カプセル帰還のとき、夜空を駆けた…

すべてを失った男・須崎は謎めいた占い師を訪ねる。 そこで出会ったのは血腥い死と暴力の扉だった。 偶然と必然、生と死を巡るオカルティック・ノワール

どうやらこの卵焼きは、俺の彼女が産んだ卵でできてるらしい。

　自殺が合法的な制度として整えられた現代。 　ある日、とある私は人生を終わりにすることにした。

【まえがき的なやつ】 『ひとつの花に託す。』が『５分で読書：驚愕のミライ』に収録してもらえることになりました。 【書籍の紹介ページ】 https://www.kadokawa.…

都道府県ごとに容姿が変わるという謎の体質を持つ女性。 そんな彼女が所用で宮城に向かったところ、衝撃の結果が待っていた。

　冬の夜、わたしは雪の下に君とアヴァロンを見つける。 【ジャンル】百合コメディ 【登場人物】凍死体、ポンコツ雑用係 〈第一回こむら川小説大賞　参加作品〉 https://ka…

月がきれいに出た夜。 街角のカレー店には、怪しい二人組と騒がしいブタの貯金箱が居た。なぜ居るのかと問われると、彼ら全員、訳ありでして──。

このおはなしはふぃくしょんです。 これはししょうせつではありません。 なぜなら、くうそうじょうのはなしだからです。 わたしたちはろんぶんのなかにも、えっせいのなかにも、しょひょう…

時は西暦2309年。とある高校生カップルが、天体観測デートをするためタイムマシンで二日前に戻ろうとする。しかし、ちょっとしたミスのせいで二人は西暦2020年に飛んでしまう。 ※…

嘘は言ってないよ

カテゴリは現代ドラマとしておりますが、実際にあった事件をもとに執筆しております。

それは隕石よりも唐突な出会いだった。 何の前触れもなく吉川善一が出会ったのは、人間よりも遥かに優れた知性と能力を有したラディカンスペルクなる生命体だった。 ラディカンスペルクは吉…

破壊すべき知的世界すら喪失した現代のlemonismは、伝統的なlemonismとは既に別物である。それはより繊細で洗練された体系をなし、それゆえに最も根源的な意味において人間を…

　仮想世界に創られた、人々の願望を具現化した世界――『虚構』。 　人が仮想世界で絶望するとき、虚構は『カオスフィールド』へと変異する。 　虚構調律師であるクモキリの仕事は、カオス…

『珈琲は月の下で』というタイトルにする、 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054922773756 架空のライトノベルの紹介記事を書…

おすすめ作品集です。 「今の小説投稿サイトでは埋もれがちな作品にこそスポットを当てたい」と考えているので、マイナージャンル多め。「作者様に贈る」と云う大前提がないのを良いことに…

ガンジスのほとり聖都ヴァナラシ。 ひょんなことからうつくしい壺を手にれた男の混迷と苦悩。 壺は男の運命をすっかり変えてしまう。 価値とは美とは生とは？　 無数の問いのその向こう…

まともになりたいか？ ※登場人物が自己判断で投薬を中止する描写がありますが、現実での自己判断での投薬中止を推奨するものではありません。また、作品内で描かれている薬の効果や治験の…

わたしは泳ぐことが大好きでした。泳ぐだけでは生きていけないことを知りました。誰かに必要とされたくて踊ることがやめられません。 助けて欲しいとは思いません。思っても口には出しません…

見よ。神が私を殺しても、私は神を待ち望み、なおも、私の道を神の前に主張しよう。（ヨブ記13章15節） 　時は16世紀、スペイン王国統治下のオランダ。宗教改革の波はこの地にも及び…

ちょろ子はカンボジア旅行で知り合ったヤクザ、旅岡にカワウソの密輸を依頼された。 旅岡はカワウソカフェの開業をちょろ子に約束していたが、唐突にタピオカショップへの方向転換を切り出し…

ナイト・ライフとドラッグの街、ベルリン。華やかにパーティーする人たちと、その脇で空ビンを集めるホームレスたち。そんな中でコンビニの夜勤を務めた僕が経験した、ちょっと不思議なお話。…

　ご安心ください。 　本作に登場する女子高生は全員、世界一般範囲調査協会が作成した平均人間水準の範囲に収まっております。

魔剣とその持ち主のお話です。

夜半過ぎ、天蓋さまは店を訪ねる。 ※お題「歯ブラシ」をいただいて書きました。

毎年お盆の時期には、祖母の住む町の盆踊りに出ることにしている。福岡県、筑豊。少し変わった町。

突然の吹雪から間一髪逃れて帰還した主人公。窓の外を眺めながら命あることを実感していると、なんと部屋のチャイムが鳴る。大雪のまっただ中に訪れた客人は、かつて撃ち殺したイノシシだった。

——私が誰より知っていることが、ただ一つだけあるとすれば。泣くのを我慢していると、段々悲しくなくなってくること。何も怖くなくなって、いつしか何も愛せなくなる……。

新型コロナウイルスの影響で実家に戻ったＯＬ・弥生。 そんな彼女の日常のワンシーンを描いた掌編です。 よろしければ、五分間お付き合いください。 ※「笑った」、「しょぼい」、「そっ…

自主企画「 [第2期] 同題異話SR -July- 『サンダルでダッシュ！』」 のために書きました。 なんでもホラーに落とし込もうとしてすみません。楽しゅうございました…。

自主企画『森からの脱出』に参加させていただいた作品です。 ※7/3「入り口」を書いていなかったので、加筆修正しました。

異世界に転生した者には、みな強力なチートがある。 ぼくは、その使用を法的に規制しなければ、やがては大きな厄災になるだろうと確信を持った。

皆さんは今までどんな病気をされてきましたか？　私も過去に色々な病気をしてきました。 そんな私が過去に実体験した病気について……少しでも同じ病気の方が減る様に…… それと、少しでも…

出されたお題に思考を遊ばせ、物語ごとに文体を変える。 現実と空想のあわいを泳ぐスペキュレイティブ・フィクション的世界。 脱げた黒猫の靴下との生活『猫嫌いの英靖』、記憶を薬に加工す…

「どうして──みんな脚光を浴びたら、評価されたら、自分の作品が生計を立てることに繋がったら、それは嬉しいことに違いないという宗教を信じているのでしょう」

殺し屋である主人公の元に依頼が舞い込む。 とある有名な富豪には七人の娘がいる。 皆、女子高生の年齢だった。 だが、その七人が突如、AVデビューすると言い、それぞれが家出してしま…

禅僧の悟省は絵が得意である。天狗になる悟省に禅師は修行として鵺（ぬえ）という化け物を描くように言いつける。次第に絵にのめり込み、鵺に魅入られていく悟省に狂気が忍びよりはじめる。悟…

一説には、アメリカ人の6人に1人が地球が丸いということに疑問を持ち、ブラジル人の7パーセントが地球が丸いということを否定しているそうです。