概要
閲覧注意
わたしは泳ぐことが大好きでした。泳ぐだけでは生きていけないことを知りました。誰かに必要とされたくて踊ることがやめられません。
助けて欲しいとは思いません。思っても口には出しません。出せませんでした。
助けて欲しいとは思いません。思っても口には出しません。出せませんでした。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!文に溺れて
小説というのは作者の頭で考えているものを、読者の頭にも想像させることができるから、ほぼテレパシーといっても過言ではありません。そして読者は小説を読んで不幸になったり、将又幸せな気分を味わったりできるものです。
さて本題に入りますが、この小説は読むと「溺れる」ことができます。しかし何に溺れるのかと聞かれても答えられません。主人公の女性が入っている風呂に溺れ、小学校のプールに溺れ、昔の自分に溺れ、人間関係に溺れ、初恋に溺れ……と要するに様々なものに溺れていく感覚が味わえるのです。
そしてなにより私は作者の文章に溺れました。この小説を開いたが最後。あとは津波のように作者の言葉がやってきて、一瞬で足…続きを読む