「架空 鬼」を含む小説

　 　曇良瀬（くもらせ）　一途（いと）はひとつの嘘の代償で、異性を前にすると本心とは真逆の行動を取ってしまう呪いを背負っていた。 　｢好き｣は｢嫌い｣に、｢嫌い｣は｢好きに｣――…

「環ちゃん、君に怪異の良さを教えてみせるっ！！」 「はぁ……そんなものないって。早く諦めなよ」 過去の事件から怪異になってしまった少女× 怪異好きな青年の獄卒バディによるホラー…

「俺には到底理解できんものがある！　"人を良くする"と書いて"食"だ。何故食べることに罪悪感を感じ、緻密な計算をせねばならんのだ！」 アドルフ・カノン・フォーゲル。 国防軍に所…

「剣鬼」の生涯は過酷だった。きっとそれは彼の運命だったのだろう。彼がまだ無力な赤ん坊だった頃から…幸か不幸かはさておき、彼の人生の壮絶さは、彼自身が把握しきれないほどのものであっ…

「もはや戦後ではない」 世界規模の大戦争と、惑星全土を揺るがした超巨大地震から、はや十五年。 復興を遂げた大都市・皇都に「くろがね鬼」と呼ばれる謎の巨人が現れた。 巨大な鉄拳を振…

雪解け水が流れた春の日、一つの村が滅びた。 斗和田（とわだ）と呼ばれる湖のほとりにあったその村には、湖の化身である竜の真神（まがみ）と人の巫女の間に生まれた四人の兄弟がいた。…

魔物や怪物、妖精や精霊。 日本語だと妖怪や妖、鬼や神。 現在では架空の存在。 でもかつては実在したかもしれない、と考えています。 幽霊や宇宙人が『いる』なら彼らだって いる！と。…

【あらすじ】本作は江戸時代初期を舞台として、宮本武蔵、柳生兵庫助などの実在した剣術家が姫路城に棲む人食い妖怪・小坂部姫を退治する流れを描いた時代伝奇小説であります。史実の人物と架…

【長編出張読み切り短編博覧会Vol.1参加作品】https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054921619726 　食人鬼の国・ザデュイラル…

龍神と龍脈を祀る聖なる大地にその昔、双子の男女の治める国があった。陰陽国【いんようこく】と呼ばれたその国は、四人の領主たちの反乱によって、十七代目にしてその歴史を終えた。その反乱…

前回、休載してしまった「異端鬼異聞禄」に大幅な加筆、修正をして新連載として再開したものです。＜注意＞・作品の性質上、残酷な描写、暴力の描写、性の描写の過激なモノがありますので、閲…

　日本の文献に残る、鬼という記録。 　鬼のイメージとしては、角が生えており、虎柄のパンツを履いている。そして強く、恐ろしい妖怪ということ。 　鬼を社会的に表現するならば、悪と…

あやかしの国「阿の国」。北の領を統治する鬼伯（鬼の王）の息子である碧霧は、ある日、紫月という名の女の子と出会う。二つ鬼と一つ鬼、それぞれ訳ありな二人は、お互いの素性を隠したまま、…

ドジっ鬼は地獄の下級鬼だ。 ある日、焼肉を奢ってくれた先輩に代わりにレビュー地獄の亡者の評価を担当することになった。 ⭐︎ テーマ『架空 “☆1” レビュー 』 第６回、私立…

中大兄皇子と中臣鎌足による古代律令制度への政治改革、大化の改新。乙巳の変前夜から近江大津宮遷都までを辿る古代飛鳥の物語。 ――馬が足りない。兵が足りない。なにもかも、戦のための…

第一章あらすじ 暦は2021年、夏、千葉。 サイバネティクスが進歩した現代で暗殺を生業とする秘密結社「王の月」に、仕事を依頼され生計を立てていた刀鬼、アウトロー春日屋大河は、…

海の向こうの戦場は、想像もしていなかった地獄だった。 実家からの逃亡で「帝政ヨモツ国」の陸軍兵士になった鬼人族の少女・ミキ。 彼女の思惑とは外れて敵国との戦争がはじまり、何の因…

とある降誕祭の日、すべてははじまる。血にまみれたそのコは「絶対に、生きてやる」と誓う。すべては望まれるままに。 闇の世界のその最も深部に身を寄せ、沈めて、ただただ生きることだけ…

奈良時代、蝦夷との戰場となった桃生柵には、最強の兵がいた。 彼は───二十八歳にして、女の手も握ったことのない、清い男だった！ それが上司命令で縁談することに！ しかも相手は「鬼…

混沌と秩序が混ざり合り、科学が発達した近未来的な模倣空想世界『M-SO』。そんな世界にディストピアの脅威が迫っていた。そこで、M-SOを含む全ての空想世界の保安をする役目を担う『…