第一章:破節 ふえ鬼
一章:破節【クレス編】 第三十三話 知識の賢者
メルトナーから手紙が来た。
速達の手紙だ。
書かれた手紙にはこう書かれていた。
「学園に違和感がある。 はよ弟子に会え」
賢者メルトナーの言葉は必要以上に足りない。
だが、長年付き合った仲だ。
言いたいことは分かった。
エリザには「急用が出来た」と伝え、すぐさまに馬に乗り、駆けた。
カランっと馬上に居るせいか、流れる風に妙な冷たさがあった。
(クレス ハク 無事にいろ)
そう思うのもつかの間、目の前には豪奢な馬車が通ってきた。
ロートリウスはそのまま無視し、駆け抜けろうとしたが横目で
急いで反転し、馬車を止める。
「な、なんですか!! 危ないでしょう!!」
馬車のドアが開かれると、そこにある男が居た。
「おやロートリウス様 何を急いでいらっしゃるのですか?」
ロートリウスはその男を睨みつける。
「随分と出世したな デリウスッ」
本を抱えたデリウスの肩がけ布は『茶色』
助祭候補者から一気に司祭になっていた。
それを言われたデリウスは少し空を見るように言う。
「神への信仰をつづけたからこそ、みなが認めたのです ロートリウス」
ロートリウス
「本来助祭候補者から助祭になるには、6年かかる そこから司教からの推薦で
「エデリが司教になった?....」
デリウスはさすがという顔でその質問に答えた。
「ええ、エデリ様は教皇さま直々の推薦で聖祭を迎えました。
その次の日に、エデリ様から叙階を....」
ロートリウスは考える。
(どういうことだ? 学園に異変が起こり、クレス達が危機に陥っているはず....
そして
いや、 違うな)
「教皇の居場所は現在エーゲ帝国に拠点とし、活動している。
もし教皇が帝国にいらした際は、私に報せが届くはずだ。だがそれはない。
そして教皇に代わり、特別叙階権を持っている者がいる。」
それを聞いたデリウスはほんのすこし目を細める。
「それは アルテメリア学園神秘学学部長 グレゴリウス・ダイアロゴスだ
彼から叙階を受けたな?」
デリウスは口角を上げる。
「さすがは賢しきと謳われたお方だ
ええ、グレゴリウス大司教からの拝命です。」
ロートリウスは情報が足りないと感じた。
もっと、もっと思考を巡らす必要があった。
(叙階式を受ける際に、時間を
まさか!?
そも特別叙階権は制約があると聞いた。
そうポンポンと出来るわけじゃない)
「学園へに向かったとは思うが、クレスと会ったのかい?」
デリウス
「いえ、私はクレスたちと会っていません」
ダメだ、 思考が足りない 4つに分けるぞ
「ああ 「ああ 「ああ 「ああ
ああ ああ ああ ああ
ああ」 ああ」 ああ」 ああ」
よしっ
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なるほど......神聖回生経済理論か...
ロートリウス
「デリウス
指を差した本を見たデリウス。
「ええ、.....それが何か?」
ロートリウス
「そうか......」(こいつが事件を起こしたな)
そう確信した。
元々 神聖回生経済理論は各国間の経済を予測するというモノだ。
だが、これを計算をするには莫大な知識量が必要だ。
国一つ、文化一つ、街一つ、村一つ、地形一つ、信仰一つ、特産一つ、金貨一つ、距離一つ、速度一つ、人一つとありと
デリウスとエデリはその計算式は出来ていたが、肝心の
その計算式に必要な数字を。
何かを勘づいたような空気を
空いた手を下ろし、ゆっくりと拳をゆるめに握る。
デリウス
「何か お困りごとがあるのですか?
まだ司祭になった身ではございますが、その悩みお聞きしましょうか?
ロートリウスさま」
ロートリウス
「お前が.....」
クレス
『そうですよ 師匠 師匠だって噂や言伝とかで知る機会が多いはずです
そんな言葉だけで│
まだ僕達はわからないことが多いからこそ師匠から学ぶためにここに来てるんですよ?』
ロートリウスは思い出した。
ただの気まぐれか、なぜこのタイミングで?と思ってしまった。
そうかこんな少ない言葉では、子供も人も推察なんぞ出来んか。
だが冷静になったおかげか、よく見るとデリウスは殺意を込めた目をしていた。
羊飼いたると言えないほどの目だった。
恐らくは
私は帝国で【賢しき】と謳われた者だ。
その洞察力と直感を持って、賢者たりえた。
デリウスは私が気付くと分かっているのだろう事前に....
少し首を傾け、本の形状を少しでも見ようとした。
(恐らく 各国間の経済を予測すると考えると、大きく飛躍して"未来予知"が出来る代物なのだろうな
そして私はここで
そういう報せなのだろう。
だからデリウスは気付けた。)
面白い。 私の賢しさとその
自然と口角が上がる。
そして頭に手を当てる。
「まずったなお前が学園に赴いてるというのを知っていたら、これを渡せたのに...」
そうメルトナーの手紙を全体像が見えないように前に出す。
デリウスは虚を突かれたのか声が出る。
「え....っとそれは?」
ロートリウスは笑う。
「あやつの詩だ なんとも香ばしい内容でな」
デリウス
「は、はぁそれはそれは」
ロートリウス
「それをエリザに見られてしもた!!
こりゃ早馬で伝えにいかんと!!っとなった始末だ」
デリウス
「それは随分と弟子バカですね」
まだその目には冷たさがあった。
「ですがわざわざ伝えにゆかなくてもいいのでは?」
ロートリウス
「ガッハッハ クレスに弟子やめるなんて言われたら、帝国中から笑いものになるのは必定よ
『もっとも賢しき者は弟子育成には賢しくなかった』なんて言われるぞ」
デリウス
「それもそうですね ですがその言い方だと今も賢しくないかと」
背中を向けるロートリウスにデリウスは手を構える。
「カタリ....」
ロートリウス
「デリウス」
デリウス
「......なんですか?」
ロートリウス
「クレスを遠目で見ていたんだろ?
どうだった?」
少し目を見開くデリウスは顔を逸らす。
「元気にしていました。」
ロートリウス
「そうか!! ならすぐさまに馬で駆けつけないとな!! では!!」
デリウス
「あ、......」
そう言ったロートリウスはすぐさまに乗馬にその場から離れた。
(『そんな言葉だけで推察』か....
なら"推察させる内容を勘違いさせる"のも戦略の一つと言えるな
私の言葉一つ一つに"意味"があるように含ませた。
デリウスは"何をするか分からない私の動き"を待たざるおえなくさせた。
これは...クレスとエリザとの会話のおかげで出来たことだな ふっ)
がははと笑うロートリウス。
(待っていろ!! クレス すぐさま向かう!)
エデリ
「行ってしまった.....まぁいいか
主はここで殺めなくても問題はないと仰っていたし」
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お疲れ様です。榊巴です。
思考の件ですが、 あの...すみませんm(_ _)m
いざ実装して思ったことは、全然横までのスペースがあったこと。
なろうとカクヨムのプレビューで確認し、横20文字ぐらいだと思い書きました。
案の定ぐっちゃぐっちゃになりました。
多分思考7つぐらい行けそうでしたが諦めます(調整がががggg)
問題点(ご参考程度に やる人いんの?)
・掲載するサイトの表示文字数に違いがある。
・スペース、数字、ひらがな、漢字にすべてサイズが違う
・考えると、脳が震える。 やると手が疲れる。
読みにくいかと思いますが、そこ読まなくても大丈夫なように書いてますので、
適当に はえーすっご(笑) と読み流してくださったら幸いです。
もしちゃんと読みたいと思う方がいらっしゃれば、【小説家になろう】にも後日投稿いたしますので、そちらのほうが ”まだ” 真っすぐです。
そちらのほうをおすすめします。
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