一章:序節 第十九話 決断
父は男手一つで僕を育てた。
メイドも
そんな記憶がある。
小さい頃、父は呟いた。
『お前のかーちゃんはな 立派にお前を産んだんだ。
俺は約束した。お前を守るって、お前を育てるって
だからその髪は立派な俺の息子の証だ
だから泣くな イリアス』
そんな言葉を言っていた。
なんで僕は泣いていたのだろうか?....
記憶が定かじゃないけど、
これが"僕にとって最初で最期の父からの褒め言葉だった"。
それからというもの、―
育つにつれ、父の言葉は日に日にキツくなっていった。
『お前はやっぱ出来んやつやな』
『ああもう トロッたらしいな』
『ハキハキせんと女にモテんぞ?』
『お前ほんとに俺の息子か?
昔はもっとモテてたぞ 俺』
『はぁモテないと政略結婚もできないじゃないか お前使えないな
よしっ学園に行け!
学園に行って、婚約者作ってこい!!』
この言葉には、どこか優しさもあった。
だけど、お父さん ごめんなさい
モテない理由はただ一つなんです。
僕が"黒い髪"を持っているからしかないんだよ
以前それを言ったら、殴られた。
曰く、『アホぬかせ お前は俺の息子やねんからできんわけない!! それはおまえの努力が足りんだけや』
そう言われた。
そっか僕の努力が足りないだけなんだ。
だから学園に行くことにした。
その"努力"がどんなものなのかを知るために、
学園に行った。
できたのは友達で男だけど、......
だけど、だけど
父が本当に伝えたかったモノってのは何だったんだろうか?
恋人を作れってことなのだろうか?
"僕はただ普通に生きたかっただけなのに"
僕だってモテたくないわけじゃない
けど、
けど、
この黒い髪だって....消したかったのに
―――――
十字に作り込まれた手斧を重ね、XXとなるように前に構えるリミカルド。
「さぁ楽しいころしあいの時間だぁ!!!」
イリアス
「一つ聞きたい」
だが、リミカルドの動きはイリアスの質問を無視する行動だった。
走り出すリミカルドに、遅れて反応したハクとイリアス。
リミカルドに右手の手斧をイリアスに正確に投げた。
ブンブンブンっと綺麗な軌道で投げられた手斧をイリアスはグラディウスで弾く。
ハク
「武器を投げるってバカなんですか!?」
リミカルド
「そうだバカだよ!!」
余った左手の手斧で素早くハクに連撃をかます。
ハク
(はやい!!)
剣で弾くイリアスは後ろからバゴンっという斧が聞こえる。
ふと後ろに振り向くと十字に作り込まれた手斧はまるで木にさしこんだかのように大理石に埋まっていった。
イリアスは冷や汗をする。
キャっという声で振り向くと、先ほどハクはリミカルドに
気付くとリミカルドの空いた右手で
ハクは苦しみ、立っているのがやっとの威力。
その余った左手斧で最期の攻撃をしようとした瞬間、イリアスはその間に割り込み、斧の刃ではなく、
ぐぅっと言うイリアスをよそに近くになった2人に囁くリミカルド。
「フランキスカってのを知っているか?」
「フランキスカってのは俺のお気に入りなんだが、かつて西方の島国との争いの際に、作られた武器でな
弓が扱えねぇ
使える距離はせいぜい10m
威力だけなら4mぐらいしか使えねぇ
イリアス
「ぐ、ぐううう」
重みが増していく。
「この湾曲した刃が盾やらを崩すときに使いやすいんだ」
そう言うと、リミカルドは湾曲したフランキスカを利用し、剣の刃に引っかき、内側に引っ張り出す。
するとイリアスの剣は無理やり弾きだされ、体が無防備になる。
そしてリミカルドはめいいっぱい足に力を入れ、2人を吹き飛ばす。
イリアスにある全身の血管が破れる感覚が伝わる。
衝撃は
イリアスはもう...喋れなかった。
かは...かはっ
大きく開かれたその胸は崩れ、内側にめくれあがる。
本能がただ
だが体は
ただの1発、ただの1発の蹴りがイリアスを殺した。
―――――――――――――――――――
かはっかはっかは イリアスは一瞬にして息出来るようになる。
ハッっと体中を触るが、
痛みの根源だった胸元は元に戻っていた。
ハク
「治しておきました」
リミカルド
「"元に戻る"の魔法か....」
そう後ろに立っているクレスを見るリミカルド。
クレスは予想が的中したことにおおいに喜んだ。
死体を見るのは2度目だが、
人の頭蓋というのは、そう簡単には
いや、頑丈ではない。カボチャや素焼きの鉢程度のものだ。
だから"そう簡単には潰れない"。
だが、潰した。
足で潰したと推測する。
そして、.....ひどく歪んだ体。
この目の前の太った男からは死体が遠い。
そして先ほど居た"リミカルド"の方が近く、彼を中心に歪んでいた。
推測なら剣や武器で傷つけていたなら切り傷がある。
だがあるのは....打撲だけだ。
折れ曲り方を見て、蹴ったような形。
イリアスは師匠としての発言していた。
師弟関係だからこそ、
つまり手加減しているからこそ、その
今回は"イリアス"の暗殺のはず。
そして殺されている死体を見るにリミカルドと同じ装備がある。
そして、それを蹴りで殺したということは...
なら"一切の躊躇なく
........けどハクが殺されていたら元も子もなかったのが不幸中の幸いかな?
内心ほっとため息をする。
クレス
「イリアス」
状況が理解できずに居たイリアスはクレスの方向へ目を向ける。
「死ぬな」
状況は分からなかったイリアスだが、その言葉だけはわかった。
イリアス
「わかった」
イリアスはリミカルドに目を向ける。
「リミカルド どうして俺を殺そうとするんだ?」
リミカルドは笑顔になる。
「そのため、
柄は折れやすく、抜けにくい仕組みが多い。
だからフランキスカは、
『愚者の斧』、『弓使えずの斧』と呼ばれている。」
そう無視した。
イリアス
「リミカルド!!」
ハクとともにリミカルドに走り出す。
ダントル
「どうしやっすかねー」
そう自身に携えた、半月状の剣を手で叩く。
クレスはその言葉を向き、ダントルの方へ向く。
ダントル
「君名前は?」
クレス
「クソヤロウに言う名前はあると思います?」
そう笑顔で答える。
ダントル
「そうだなクレス ないと思うな!」
ダントルは走り出す。クレスの元へと。
クレスは手を出す。
クレス
「
ダントル
「おっとっと」
ダントルは立ち止まり、考える。
クレスの突飛な行動は"読めなかった"が、
自身たちが
クレス
(やはり
なら警戒をするに決まっている)
ダントルは自身の剣で遠い距離にいるクレスに届くように柄の位置をずらす。
クレスはそれに気づき、避ける。
クレス
(慣れてきた...)
昨日の
判断、行動、直感 ありとあらゆるレベルで高すぎる。
だからこそ全身全霊でフルでようやくここまで行けた。
だからこそ、"慣れてきた)。
だけど限界は思っているより短い。
くそっ.....ここで戦える武器なんてない
あるのは、
扱えるはずもない
知らないことが多い魔法、
発想力も経験もないこの
これでどうしたらいいんだよ。
『あんたは生まれるべきではなかったのよ』
そう脳裏に蘇る。
こんな口惜しい時間のときに、来ないでほしい思い出。
ふとある言葉を思い出す。
『先輩の行動で自分の人生は変わったんです』
―――――――――――
目の前の男が座る。
倉石
「いいのか?」
「」え? 何がです?
そうとぼけたように私にコーヒーが入ったコップを渡す。
「娘の世話だよ あの子寝かせるんじゃないのか?」
男は少しふざけた口調で頭に手をあてる。
「そうしたいのはやまやまなんですけど、
あの子7歳早々に反抗期でしてね
もう勝手に寝ちゃんですよね」
「反抗期? 早くないか?」
指をさしてくる。
「早すぎてもうビックリ けど先輩が来てくれたおかげですぐ言う事聞いてくれました。
先輩さまさまです!」
「おい」
「たははー けど珍しいんです
うちの娘が人に懐くなんてこと滅多にないんです」
違和感を感じような手の仕草をする。
「そうか? 結構人懐っこいように見えたが?」
少し男は寂しそうな顔をする。
「あの子、学校では結構ヤンチャなんですよ 人を殴るわー侮辱するわーでもうてんやわんや」
「怒らないのか?」
「散々怒りました。」
そうやれやれとしていた。
「けどあの子は人をイジメていた子は許せない
『あの子もイジメてた子もプ◯キュア好きなのにイジメてる
全然かわいくないのに自分はかわいいって思ってるのが許せない』って頑固たる意志でしてね」
倉石は笑う。
「あはは なかなかに気が強い子だ
さすが君の娘だな」
「なんですかそれー 言いたげですね」
「言いたげもなにも言いたいことだらけだよ
君が会社を辞めるまでの間のゴタゴタ大変だったんだよ?」
パンっと謝罪するように手を合わせていた。
「ホントすみません ご迷惑おかけしました」
「いいよ」
「けど俺、先輩が居なければ多分あの会社すぐ辞めてました」
「..........」
「だってあそこほとんど他力本願でずっと先輩に頼りきりだったんですよ 許せなかったんです」
「そう言って、大手に引き抜かれたじゃないか」
鼻に手をあてる。
「俺が優秀な他なかったからですね!」
「へいへい 羨ましい羨ましい」
そう呆れた声で言う。
「けどそれは、もっと家族と一緒に居る時間が欲しかったからです。
もちろんお金もあるのですけど、あそこでは家族もクソもなかったんですよ」
「そう...だろうな」
「先輩は "あそこ" 辞めないんですか?」
少し天井を見る。
「辞めないかな...」
「どうして?」
「
「.........そうですか」
少し違和感を感じ、質問をする。
「止めないのか?」
「?.....どうしてですか?」
「いや聞けば、やめればいいじゃないか!とか言うものかとてっきり」
少しほんの少し不服そうな顔で言う。
「だって 先輩 "救われたい"って思ったことないでしょ?」
ほんの少し動揺が走る。
「........いやそれは」
「知ってますか? 本当に"救われたい"って思う人は
失敗しようが足掻こうが何しようが、
ですが先輩にはそれがない」
男は指をさす。
「先輩 どうせ手助けしても、ちゃんと出口への道を照らしても、動く気ないでしょ?」
「それは...チャンスがあ...」
「チャンスは何度もありましたよ」
「けどあなたはその全部を否定したのです。」
「覚えてるますか? 先輩が言ったこと」
黙ってしまう。
「『恩義があるから』っと」
「..........」
「そりゃ助けたくても助けれないんです。
あなたが動く気がなければ、周りの人は
はっきり言って、こっちが助けたいと思う気になれないのです。」
「手厳しいな」
「けど.....先輩は俺を救ってはくれました」
その言葉に驚き、目を見開く。
「先輩は昔の話覚えています?」
「確か新入社員で
「そうです 本当なんの冗談かとは思いましたよ だって配属先が先輩1人しか居ないんですよ? ああ俺死んだなって思いましたもん」
「ひどい言いようだな」
「実際ひどい他ないですよ んで愛想が悪すぎる先輩ときたら 本当やる気もクソもって感じです」
「俺そんなにひどかったか?」
顔真似するかのように
「ええ、 おまえ話しかけたらぶち殺すって顔で『なんだ?』って聞くんですよ
もうやめたくて仕方なかった。」
「そりゃすまなかった。」
思い出すかのように微笑んでいた。
「けど先輩は優しかった。
俺の仕事の悩みを聞いてくれたり、
問題が起こったときの責任を取ったり、
俺の恋愛相談を聞いてくれたりで、
なんで先輩 あんなに忙しそうなのに助けてくれんだろうって思ったんです。」
「なんて答えたと思います?」
思い当たる節はなかった。
「『そんなもの困ってる人が居たら助ける。
当たり前だろ?』って
『俺も苦労したんだからその助け方しか知らないけど、それだったら助けられる』って言ってくれたんですよ 『それで助けられなかったらしらん 自分で考えろ』って」
「..........」
「だから先輩の行動で自分の人生は変わったんです」
後ろにあるだろう寝室の方向を見て、言う。
「もし先輩が相談乗ってくれなかったら、
娘を産もうって決断も、結婚もしようって決断もできませんでした。」
「知ってますか? うちが子供を産もうって決めた理由」
「いや?」
「俺たちを助けてくれた先輩に恩返ししようって一緒に考えたときに"子供の笑顔"を見せようって、そうしたら先輩は少し笑顔になるんじゃないか?って
これで少しでも恩返しできるんじゃないかって」
少し恥ずかく感じ、コップをいじる。
「そうしたらもううちの娘は先輩にべったり ホント誰に似たんだか...」
ほんの少し微笑んだ。
「だから先輩には誇ってほしいんです。
先輩の行動は、先輩の判断は間違いなく俺たちを救ったんだと」
「たとえそれが一切の
「...........そうか」
「あとそれと先輩には長生きしてもらいます」
ほんの少し目をぱちくりとする。
「うちの娘があんなべったりするとは思いもしませんでした。
先輩は"生きよう"とも"助けられたい"とも思っていないでしょうが、そのままだとすぐ死んじゃいそうなんですよね」
「人聞きが悪いな」
「まぁまぁ
するとうちの娘泣きじゃくって反抗期悪化するかも
だからうちの娘が
これは約束です!」
「....誓えるかな?」
「違います 誓ってください!」
「.......わかった 誓うよ」
「にひひ 先輩が死なない確約もらったんで、絶対死なない努力してくださいよー」
そう約束したのに、約束を守れなかったな...
――――――――――――――
だけど、―
そうだ俺の判断は"間違っていない"
"誇っていいんだと"
なら、俺は俺がするべき行動をする。
ダントル
(目の色が変わった...?)
「団長!」
リミカルドは襲ってくるハクとイリアスの攻撃を
「なんだ?」
ダントル
「依頼主は用意周到でした。
でしたら
リミカルドは考える。
「わかったよし行け!」
その言葉の意は分からないかったが、イヤな予感をしたクレスは剣を構える。
ダントル
「んじゃ行くよ!」
気がつくとダントルは目の前にいた。
一瞬の魔法発動もできずに会堂の外へと追い出される。
リミカルド
(依頼主は用意周到であるというのは、俺たちの中で依頼主は
ならこのまま無理して
この戦況というのは、
依頼内容である
【イリアス・ロンドールをクレスの前で殺害する】という内容を
なら、......
―――、
かはかはっと自身にまとう
くそっおもいっきし吹き飛ばされた。
あんな
見える《目に宿す》
ダントルの周囲に魔素は集束していなかった。
(素であの速さ!?)
くそまずったハクをイリアスより俺の所に...
いやあれはいい判断のはず。
イリアスが暗殺対象だかr......
だが、もし俺を殺す気があるのなら"あの一瞬"で俺を殺していたはず。
(あの判断の早い奴らだ 何か"誓約"があるんだな)
クレスの瞳に力が入る。
(俺にも勝機はある。)
―――――――――――
イリアス
「リミカルドぉおお」
自身の持った剣で薙ぎ払う。
それを避けるリミカルド。
リミカルド
「おいおいそんなに近づいたら、もう一発蹴りを貰うぞ?」
ハク
「私がさせません!」
後ろにまわり、蹴りをかます。
ぐっっと背中からに衝撃で態勢を崩す。
リミカルド
(ちっ この
だがその隙を見逃さなかったイリアス。
剣を振る瞬間にリミカルドは斧の柄で抑え込み、弾く。
だが浅かったのすぐさまに態勢を戻され、なんども剣撃が続く。
その合間、合間にハクの攻撃が要所要所に狙ってくる。
リミカルド
(くそっ思ってるよりジリ貧だな 魔法を使うか....)
リミカルドは唱える。
「
ハクはイリアスに呼びかける。
「イリアス! 魔法!」
一瞬でその場を離れる。
イリアスはクレスの言葉である『毒煙地帯』というのを思い出す。
するとリミカルドの周囲に黒い煙が溢れ出る。
ハクは驚く。
自身の
ハク
(どういうこと!? "現象が起こると魔素は消費される"んじゃ?)
リミカルド
「ふっ...
「なぁ嬢ちゃん!!」
見えない黒い煙の中から手が出される。
ハクは今見えている魔素と黒い煙から避けるようにリミカルドの手を突き放す。
リミカルド
「手際がいいこった。」
見えない空間からバゴンっという音が聞こえる。
気付くと斧が飛んでくる。
イリアスはそれを弾くが、一瞬にして斧が黒い煙に帰っていく。
「
黒い煙から現れたリミカルドには手斧2本があった。
だがその柄には、光で出来た縄が浮かび上がっており、それを回すリミカルドが居た。
リミカルド
「さぁここからが楽しい楽しい魔法の
そういうと、回していた手斧を投げるリミカルド。
イリアスとハクはそれを避ける。
だが投げられた手斧は
リミカルドはそれを引っ張るのと同時に片方の投げていない斧で切り込む。
狙う先はもちろんイリアスだった。
連撃の連撃。イリアスは弾き、避け、後ろに飛ぶが以前としてリミカルドから離れられずに居た。
ハクはそれに応戦するが、光の縄で結ばれた手斧のリーチとその距離の扱い方に
イリアス
「くっ......」
リミカルド
「ほらほらほら あのときに教えていた稽古とは全然違うだろぉ!!」
イリアス
「手加減していたんですか!?」
リミカルド
「あったりまえだろ 誰がガキ相手に本気になるんだよ!!」
そう休まずに追い込んでいくリミカルド。
イリアス
(くそっこのままだとまともに会話してくれない!! どうして僕を狙うかを知りたいのに)
リミカルドの攻めの手が止まる。
自身が投げた手斧が引っ張られている感覚があった。
振り向くと光の縄を掴んでいるハクが居た。
ハク
「師弟関係はほほえましいですが、ここに女の子1人居るんですよ? 口説きもしないんですか?」
そういうと縄を引っ張り、リミカルドを誘い出す。
リミカルドは引っ張り出された勢いで態勢を崩す。
その瞬間にハクはリミカルドの顔面に蹴りをかます。
リミカルド
「ぐはっ...おっかねぇバケモン女口説いても、すぐ捨てられないのが一番のめんどくさい」
ハク
「ヤッて捨てる派なんですね?」
リミカルド
「てめぇの親もヤッて捨てる派だよ」
ハク
「言ってくれますね」
イリアスはその口撃の間に割り込み、剣で斬る。
リミカルドはそれに気づき、防ぐ。
イリアス
「うちの父もヤッて捨てる派ですか?」
リミカルドはそっと目をそらす。
「違う あいつは....」
イリアス
「やっと答えてくれましたね.....」
リミカルド
「うるさい」
イリアスの剣弾くリミカルドは立ち上がり、言う。
「そもそもの話 てめぇの暗殺依頼は"てめぇの親が許可出した"もんだよ」
イリアスは驚く。....いやもう剣を振れなかった。
「え........」
「だから死んどけよ」
気付くと目の前に手斧が振られていた。
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