第382話
飛鳥さんは、なんて優しい人なんだろう。
自分が悪者になってもあたしが先生の害にならないか試してくれている。
先生が傷つく前に阻止しようしている。
でもね、大丈夫だよ。
だって、どんな先生でもあたしにとっては大切な人なんだもの。
例え、先生が人を殺したとしてもあたしの中で先生が優しい人で大切な人であることに変わりはない。
どんなことがあっても先生を信じて、ついて行く。
あたしには先生しかいないから。
生きる意味も笑い方も愛おしいって気持ちも先生が教えてくれた。
”普通”とか”狂ってる”とかそんなの関係ない。
あたしには、先生しかいないから。
「知ってますよ。先生が、夏樹が何をしてきたのか、どうやって生活してきたのか。それに、喧嘩も強い。
でも、あたしにとってそんなことどうでもいいんです。
”普通”とか”狂ってる”とか側から見たらそうかも知れないけどあたしにとったら夏樹は夏樹です。それに、あたしも”普通”じゃないですから。」
先生が喧嘩をしている姿を見たことがある。
確かに容赦なく相手に暴力を振るう。
でも、それを怖いなんて思わなかった。
綺麗だった。
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