第11話
今日は、テスト前のため遅くまで学校に残っていた
鍵当番ではないが他の先生に頼まれたため教室をまわる
また、3年5組の電気が点いている
中を覗くとやっぱり高坂伊吹がいた
あれから、なんとなく気になっていた高坂伊吹
暫く見つめていると高坂伊吹が俺の方を向いた
一瞬びっくりした表情を浮かべたが直ぐに元の表情に戻る
「あ。笹羅儀先生。
教科書有難うございます。」
話しかけられるとは思っていなかったため直ぐに反応できず固まってしまい視線が数秒間合う
「・・・いいえ。気にしないで下さい。」
「もう、帰ります。」
そう言って鞄を持ち帰ろうとする高坂伊吹
「待って」
だけど、俺は無意識のうちに呼び止めていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます