高坂伊吹

第200話

来たくないと思っていた旅行だったけど、たくさんの人と会えたし、先生の事を知ることができた




生徒会長の話が終わりぞろぞろとバスへ向かう



「笹羅儀先生、ちょっと」



他の先生に呼ばれ、わたし1人でバスへ向かう



「イブ!」



誰かに呼び止められ振り向くと雅之さんと宗馬さんが居た




「夏樹のこと頼むな。あいつ、色々あったから支えてやってくれ。それと、イブは大切にされてる。こんなの聞きたくないと思うけどあいつは女が憎いと言いながらも色んな女と寝てた。だけど、そんなあいつが必死で守るって事は本気なんだ。あいつを頼む。」




「あいつの昔の話し聞きたかったらいつでも話してあげる。俺らは2人のこと見守ってるからいつでも頼ってきな。」




頼もしい2人、お兄ちゃんみたいな存在



「ありがとうございます。お2人に出会えて良かったです。また、連絡します。」



「おう!」


「待ってる」



こんなわたしにも優しい笑顔を向けてくれる




だからわたしも笑顔を見せ向ける



最近やっと笑えるようになってきた

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