第283話
次の日からちゃんと学校に行った。
登校すると他の生徒たちからの視線が一斉にあたしに向く。
先生、きっと見守ってくれているよね。
目をつぶり先生に語りかける。
逃げちゃダメだ。
自然と両手に力が入る。
大丈夫。
目を開け視線を真っ直ぐと上に上がる。
不思議と恐怖や不安は感じなかった。
なんだか心がスッキリと軽くて今までくよくよしてた自分が恥ずかしくなる。
向けられる視線を全身に受け空き教室へ向かう。
教室で先生がい作ってくれたプリントを取り出し問題を解く。
先生が大学に向けてあたし用に作ってくれたプリント。
卒業まであと1カ月。
頑張って強くなるよ。
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