第3話
職員室に戻ると先生が俺の方にやってくる
またか
「笹羅儀先生。何回も言うようですが高坂を変な目で見ない様にして下さいね。変な噂立つと面倒ですから。それと、鈴木たちの事ちゃんと見てて下さいね。」
どいつもこいつも
面倒くさいな
「すいません。気を付けます。」
そう言い頭をさげる
「本当に気を付けて下さいよ。
ただでさえ、君生徒から人気無いんですから。、せめて、そのボサボサな頭を綺麗にしてくれたら。」
延々と続きそうな説教が始まった
同僚たちは、特に気にすることなく仕事を進めている
結局、人の外見しか見てないんだろう
あの事件をきっかけに俺は、地元を離れ教師をしている
”仲間”とはあれから一度も会っていない
いや、もう”仲間”なんて呼べない
最悪な態度を取り逃げてきた俺があいつらと顔を合わせる資格は無いんだ
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