第202話
”りりかちゃん、そろそろ今後の事考えないと。どうするの?”
”アイドルにでもなろうかな。でも、取り敢えず大学には行きたい。''
''ちゃんと考えてるならいいのよ。''
''それより、お姉ちゃんはどうするんだろう?ママ知ってる?''
''あの子の事なんて知らないわよ。どうしようと勝手だけどウチに迷惑だけはかけないで欲しいわ。''
''そうなんだ。わたし、頑張るね。”
”ええ、ウチの希望の光はりりかちゃんだからね。”
”ママ、ありがとう。”
”ええ”
家に帰るとそんな会話が聞こえてきた
やっぱり、この家にわたしの居場所なんてない
母も父も妹もみんな敵だ
でも、大丈夫
今のわたしには信頼できる味方がいる
どんなに酷いことをされたって、言われたってそれより安心できる場所があるから耐えられる
両親からの愛情は貰えなかったけど、大切な人から沢山の愛情を貰った
人を愛すること、信じることを教わった
人の温かさを知ることができた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます