第230話
「腕の一本でうるせえな。」
のたうちまわる男にそう声を掛け、顔面を踏みつけると気を失ったのか動かなくなった。
「あとは、てめえだけだ。」
残った、1人の男に近付く。
恐怖で腰が抜けたのか地面に座り込む男の頭を掴み無理やり立たせる。
そして、頭を揺さぶったかと思うと勢いよく顔面を木にぶつける。
激しい音と共に、血が吹き出し男は崩れ落ちる。
そして、先生は最初に倒した私の首を締めていた男に近付き殴りつける。
先生が来て、ほんの一瞬で男たちは地面に沈んだ。
普通ならこんな喧嘩見たら怖いとか思うのだろう
だけど、恐怖心より安心感の方が大きかった。
先生は男から離れると地面に倒れているわたしを抱き締めてくれた。
「遅くなってごめん。怖かったよな。ごめん。」
わたしが悪いのに謝る先生
「先生、ありがとう。助けに来てくれて。
怖かった、先生、先生。」
先生に触れられて安心したのか涙が溢れ、身体が震えだす。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます