第462話

「授業は決めてるよ。サークルは入るつもりないかな。

バイトしたいし。」



そう返事を返すと残念そうな顔をする



「そっか、バイトするんだ。地元はどこなの?

1人暮らし?」

 


他の子にとっては普通の話題なのかもしれないどあたしにとっては触れてほしくない話題



「地元は隣の県だよ。マンションに住んでる。

空はどうなの?」



それ以上聞かれたくなくて話題を変えようと質問する。



「わたしは○○県だけどこっちに親戚の家があって居候させてもらってるの。だから一人暮らし羨ましいなって。」



その無邪気な笑顔にこの子はいい家庭で育ってきたんだろうなと思う



それからは、取り留めのない事を話しながら大学のキャンパス内の説明や授業の受け方、サークルなどについての説明を受ける




一通り終わった頃にはお昼になっていた



食堂でご飯を食べながら空も教師を目指していることが分かった



同じ目標を持って大学に入った人と仲良くなれて良かった

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