概要
レールが敷かれた人生を余儀なくされる忌子。
絶望と言う運命に抗う二人。
光を失い禍々しい剣気を放つ堕ちた聖剣。
人の欲に色を染め手垢に塗れた穢れた聖典。
死神と疫病神によって紡がれる二人の運命は如何に!?
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忌み子(いみご)とは
「望まれずに産まれた子」「不吉な・忌まわしい・呪われた背景の下に産まれた子」「その存在そのものが忌避される子」
忌子(いむこ)とは
斎子または斎女と同意で、「神に奉仕する女性・童女」
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!絶望的な運命も2人の渾身の愛があれば……(❤️´艸`❤️)
この物語は忌み子と忌子という二人のキャラクターが、絶望的な運命に立ち向かい、不屈の精神で前進する姿を描いています。
忌み子のルカくんは中性的な美貌を持ち、最強の父から一人で生きるべく生活術と剣術を学んだ最強の持ち主です。
忌子のノートちゃんは面倒くさがり屋ながらも天真爛漫でルカくんに一途な可愛い乙女です。
この二人のキャラが最高です。
ノートちゃんのしゃべり方が独特だけど可愛いの!
しかも〇〇〇〇漏らしやすい……あっ!これ内緒だった!
二人はともに絶望的な運命に抗いながら立ち向かいます。
そんな二人の姿が心に刺さります。
ルカくんは呪われた運命で十三日の命。
どんな状況でも二人は諦めるこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!愛そして希望と絶望が凝縮された十三日間
主人公のルカはヒロインのノートと出会い、残された人生最後のとても濃い十三日間を過ごします。
ヒーローとヒロイン。二人が出会うまでも、それぞれ実に濃厚な生い立ち。
その背景は深い闇を凝縮した帝国及び教会の上層部にあり。
主人公ルカは、養い親のアルマンドに師事して磨き上げた剣の腕と、心に宿した、真っ直ぐ貫き通す一本の剣を以て敵対者を斬り伏せる!
闇が濃い分、生の光がますます輝くダークファンタジー!
手に汗握る戦闘描写も、ヒロインとの愛を確かめ合う攻防もどちらも必見です♪
一途なヒロインがこれまたダメ可愛いのよ。
気になったら、ちょっとチラ見してみてくださいね。見ちゃったらダークファ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!対照的な二人だけど、想い合う心は一つ。そんな心温まる冒険を記した物語。
※このコメントレビューは、『逃亡~戦場、1話~12話』までの感想となります。
この小説を一言で述べるのは難しいですが、強いて言うなら非常に緻密な構成で創作された物語だと思います。というのも、登場人物のルカとノート、この二人が織り成す複雑な人間関係と心情描写が非常に印象的であり、読者を深い感情移入へと誘います。また、教会といった宗教色が強い世界観も特徴的で、それが物語全体に重厚感を与えていると感じました。
物語は二人の人物を中心に展開され、その内面の葛藤や心理状態が丁寧に描かれています。特に「死」に対する考え方については深く考察されており、命の価値や存在の意味について深く考えさせられる内…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ヒロインはヒーローに夢中!トラブルもエロさもあってドキドキできる!
ヒーローは忌み子のルカ。
ヒロインは忌子のノート。
どちらも過酷な運命を背負った少年少女です。
本作は、彼らがその過酷な運命にあらがって生きる物語――なのですが、ふたりとも明るく元気!
なので、なかなかシリアスなお話なのに暗くなりすぎなくて、精神的に辛くなりそうな場面も楽しく読めました。
登場キャラのなかでいいなと、わたしが思うのは、やっぱりヒロインのノート。彼女がルカを大好きになって、ほかの女性と仲よくするルカにヤキモチ焼いたりするシーンが可愛くて、すごくほっこりします☆(●´ω`●)
それに、しっかりと主人公たちがピンチに陥ったり、エロくて大人っぽいシーンが満載なのも、本作の魅力だと思…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ヒーローとヒロイン! 怒涛の面白さのファンタジーです。
主人公の男の子、ルカが、中性的な美形で、剣聖の養い親に育ててもらったおかげで、剣が強い、強い!
忌子(聖女、巫女)であるヒロインがぶっとびキャラで、生まれた時から教会の一室に閉じ込められて育てられたせいで、もそもそ、小声で喋り、ぐーたらだったりします。
そんな二人が出会うと……。
二人のかけあいが楽しく、読んでいて飽きません。ヒロインが駄目な子で、そんなヒロインをぞんざいに扱いながらも、放っておけない、ルカです。
物語は、かなりシリアスで、人々の欲望や、汚い部分なども触れられます。
物語の冒頭は、とくにそれが顕著なので、軽くは読めないかも。
でも、そこを抜けると、怒涛の面白さで、読み…続きを読む