ヒーローとヒロイン! 怒涛の面白さのファンタジーです。

主人公の男の子、ルカが、中性的な美形で、剣聖の養い親に育ててもらったおかげで、剣が強い、強い!

忌子(聖女、巫女)であるヒロインがぶっとびキャラで、生まれた時から教会の一室に閉じ込められて育てられたせいで、もそもそ、小声で喋り、ぐーたらだったりします。

そんな二人が出会うと……。

二人のかけあいが楽しく、読んでいて飽きません。ヒロインが駄目な子で、そんなヒロインをぞんざいに扱いながらも、放っておけない、ルカです。

物語は、かなりシリアスで、人々の欲望や、汚い部分なども触れられます。
物語の冒頭は、とくにそれが顕著なので、軽くは読めないかも。
でも、そこを抜けると、怒涛の面白さで、読み進める手が止まらなくなると思います。

なぜ十四日間なのか……、それは物語を読み進めるうちに、わかります。

おすすめですよ。
ぜひ、ご一読を!

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