概要
「セックスしないか?」「……ふぇ?」
「テメェはクビだ、ルーカス」
世界樹ダンジョンの123階層で追放を宣言されたのは、“予言の巫女”によって選出された王国選抜PTの支援術師であるルーカス。
戦闘にはあまり参加せず、後方から適当にデバフやバフをかけて支援する程度。ついに追放を宣言され、ダンジョンに置き去りにされかけたルーカスだが、
「あっ、そう。んじゃ、頑張ってな?」
ツラツラ長々めんどくさいと、二つ返事で追放を了承する。他のメンバーたちはゲラゲラと笑うが、ルーカスは一度も振り返らなかった。
「これで俺は悪くない」
サポートはしてたのに追放されたという大義名分を得たルーカスはほくそ笑む。
楽して稼ぎたい。
ギャンブル沼にはまり、気がつけば借金「金貨1億枚」。借金返済の代わりに選抜PTに参加しただけの愛国精神など
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?