第30話
武器屋作りました1
1:名無しの異邦人
魔物からドロップしたアイテムを、アンタレスの街、中央の噴水広場で販売中です
出店と、フェアリーのルルラが店番をしているので欲しい人は買いに行ってください
目印はひょっとこの看板です
2:名無しの異邦人
おっ! ひょっとこ兄貴か
3:名無しの異邦人
ひょっとこ兄貴! なんだこの可愛い妖精は!
4:名無しの異邦人
めっちゃ可愛いんだけど……
ひょっとこ兄貴以外はお触りできないってどうなってんだ!
5:名無しの異邦人
そいつは、次の街の南にある森で契約できる妖精です
たぶん、レベル30で転職した後に契約できると思います
6:名無しの異邦人
レベル30!? もう転職してんのかひょっとこ兄貴!
7:名無しの異邦人
マジかよ……
それでいて、武器も売ってくれるとか嬉しい限りだぜ!
8:名無しの異邦人
でも、妹のマイちゃんとその仲間にはタダであげてるんだろ? ずるいな
9:名無しの異邦人
妹の喜ぶ顔が見たいんだから当然ですよね?
これからも貢ぎまくりますけど?
それが嫌なら俺の妹になって生まれてくればよかったですね?
10:名無しの異邦人
草
11:名無しの異邦人
ひょっとこ兄貴、脅威のシスコンである
12:名無しの異邦人
【ワープ】のスキルブック欲しいんですけど!
13:名無しの異邦人
次の街に行けば、40000ゴールドで買えますが、欲しいですか?
転売になりますが、50000ゴールドで売りますよ
14:名無しの異邦人
そのくらいなら全然いいわ! 売ってくれ!
15:名無しの異邦人
わりと街への移動が大変だからな……
16:名無しの異邦人
最初の街においてくれればラクだったのになぁ
17:名無しの異邦人
ほんとな。50000ゴールドであれば、一応用意できるしおいておいてくれ
18:名無しの異邦人
了解です
19:名無しの異邦人
ルルラちゃんめっちゃ可愛いんですけど!
ひょっとこ兄貴ください!
20:名無しの異邦人
そのうち似たような子を妖精の森で契約できますよ
めっちゃ種類いるんで自分のお気に入りの子を選んでくださいな
21:名無しの異邦人
兄貴! マイちゃんをください!
22:名無しの異邦人
殺すぞ
23:名無しの異邦人
草
24:名無しの異邦人
急にブチギレて怖すぎるw
25:名無しの異邦人
やっぱりこのひょっとこ兄貴、シスコンすぎるなw
……掲示板にスレをたてたところ、欲しいものの要求が色々とあった。
さすがにすべてに対応はできないが、ルルラも上手くやっているようで掲示板でもかなり人気を集めている。
本人はかなりテンパっていそうだが、まあ内気な性格を治したいって言ってたもんなぁ?
『お兄様ー! ちょっと想定以上に忙しいです!』
『がんば』
ルルラからメッセージが来ていたが、それだけを返しておいた。
俺だって心が痛いのだが、ルルラを鍛えるために仕方なくな。
意外だったのは、俺が思っていた以上に知名度を集めていたことだ。
俺が朝に武器を売ったこともあったかもしれないが、それ以上に舞たちが俺のことを話題にしまくっていることが理由のようだ。
それにしても……商売は順調だな。
【ワープ】の転売が予想以上に人気だ。
街に移動するのが地味に面倒なようだ。
確かに、今後いくつもの街やダンジョンに行くとなると、【ワープ】は必須だもんな。
マップ埋めのために奥地まで移動してから、一度街に戻るみたいなことにも使えるので、皆欲しがっているようだ。
だから、転売【ワープ】で集めた金でまた【ワープ】を買って……というサイクルが回せるようになったので、人の数だけ金が増えていくようになった。
これなら、もっと転売価格を釣り上げておけばよかったぜ。
とりあえず、プレイヤーが増えれば増えるほど金は増えていく状況になったので、俺は自分の汎用スキルを購入に向かう。
さて、どれ買うかな。
汎用スキルは本当に色々とあるので、迷ってしまうな。
鍛冶、などの製作系もあるのだが……これはまだ転売しない。
いい鍛冶師が出てきたら俺の武器が売れにくくなる可能性があるからな!
いい鍛治師が出てきてしまったら舞にも貢げなくなってしまうかもしれないし!
そしたら、お兄ちゃんを褒めてくれる回数が減ってしまうわけで、それは俺の心に大ダメージだからな……。
―――――――――――
新作投稿しました!
https://kakuyomu.jp/works/16818093075391995337
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