翠天後宮の降嫁妃　〜その妃、寵愛を競わず平凡を望む〜

大黄帝国の公主・桃英は、小国翠山の王太子に降嫁した。

翠山は一夫一婦制の国。桃英は王后となる前提で嫁いだのだが、王太子・星狼はなんと後宮を構えていた！

契約違反を問い詰めると、

「後宮などお気になさらず、私はあなたを唯一の妻とし生涯愛し守り抜きますから」

と、言い放つ王太子。
よくも心にもないことを……ならば寵愛など不要！　と開き直る桃英だったが、この後宮、想像していたものと何か違うようで！？

＊　＊　＊
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