概要
【完結】物語のバトンをつなぐって、楽しい!
わたしは夏目ユメ。小学五年生。本が大好き。いつか自分でも物語を書きたいと思っているんだ。でも、どう書けばいいのかわからなかった。謎の転校生、ソーサクくんに会うまでは。
わたしはソーサクくんを通じて「リレー小説」を知る。リレー小説は、チームのみんなが順番に書いて、ひとつの作品を仕上げるんだよ。チームを結成して書き始める事にしたんだけど、うまく完成できるかなぁ……。
これは、リレー小説を通じてつながっていく、わたしたちの物語。【第12回角川つばさ文庫小説賞応募作品】
わたしはソーサクくんを通じて「リレー小説」を知る。リレー小説は、チームのみんなが順番に書いて、ひとつの作品を仕上げるんだよ。チームを結成して書き始める事にしたんだけど、うまく完成できるかなぁ……。
これは、リレー小説を通じてつながっていく、わたしたちの物語。【第12回角川つばさ文庫小説賞応募作品】
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!さながら、スポ根の団体戦。この手があったか!
リレー小説という存在も、それが全国で一般的に行われていることも本作を読んで初めて知ったのですが、これをテーマにする着眼点に感心した。
小説執筆という孤独な作業と青春は一見正反対に思えるが、「リレー小説」とするだけで、これほど青春ど真ん中として描けるとは。
しかも、それを児童書でやってるんだからすごい。
物語終盤にある学校対抗戦は、さながらスポ根漫画の団体戦のようで、読んでて純粋にテンションが上がった。
各メンバーの特徴を活かしたり、強豪校を打ち破るための秘策を考えたり、文芸部(厳密にはリレー小説部)とは思えない熱さがある。
各キャラクターの魅力もしっかり描かれていて、文字数的にももっと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!文芸部にだって、青春はある!
物語の舞台は小学校。個性的な仲間が集まって、リレー小説を書くことになりました。
本好き。おしゃべり好き。サッカー少年。病弱な子。謎めいた子。
性格が文章に表れて、それぞれの子が書いた作品はどれも特徴的。そこには技巧的なものよりも、個性が光ります。
楽しいという気持ちで始めた創作。けれど小説家を目指すなら、他人の評価がついてきます。
主人公ユメちゃんも不本意ながら、評価のある世界に巻き込まれていきます。
学校には様々な部活がありますが、文芸部のイメージは決して明るくはないと思います。文芸部と青春は結びつかないかもしれません。
でもこの作品は、青春そのもの。
リレー小説そのものが面白いですし、…続きを読む