概要
せっかく力があるんです。月の力、借りちゃいましょうか……
小さい時から不思議な能力を持っていた月詠桜。
その力は一度、封印されたはずだった。
だが、ある事故がきっかけでそれは復活してしまう。
この力を再び手にしたことで、自分の周りから大切な人が一人、また一人と消えていく。それは悲しいもので、どこか安心するものだった。
「何を見ても、何を聞いても、何を感じても、何も言うな」
そんな父の教えを守り、桜は日々を静かに過ごしていた。だが、ある日を境に「それはバケモノの力だ」と母に言われてしまう。
自分はなぜ、化け物の力を手にしてしまったのかと自問自答する毎日。
悩む桜に「あなたは不思議な子ね」と声を掛けた女性。彼女は巫女装束を身に着けていた。
「自分の名前を大切にね」彼女はそう告げると姿を消した―――。
この時はまだ分からなかったその言葉の意味。
その力は一度、封印されたはずだった。
だが、ある事故がきっかけでそれは復活してしまう。
この力を再び手にしたことで、自分の周りから大切な人が一人、また一人と消えていく。それは悲しいもので、どこか安心するものだった。
「何を見ても、何を聞いても、何を感じても、何も言うな」
そんな父の教えを守り、桜は日々を静かに過ごしていた。だが、ある日を境に「それはバケモノの力だ」と母に言われてしまう。
自分はなぜ、化け物の力を手にしてしまったのかと自問自答する毎日。
悩む桜に「あなたは不思議な子ね」と声を掛けた女性。彼女は巫女装束を身に着けていた。
「自分の名前を大切にね」彼女はそう告げると姿を消した―――。
この時はまだ分からなかったその言葉の意味。