銀行強盗とトラブルと

――Lila――

 ガジェットストアの強盗の事件を警察へ引き渡し、リィラとカイはとある場所に向かっていた。マッチョの証言だけで後処理をさせられることに末端の警官たちには嫌な顔をしていたが、例の老刑事が無線で一喝してくれたおかげで自由行動できていた。カイはこの恵まれた環境に感謝するほかないということを言っていたが、リィラはむしろ何で警察なんかに縛られないといけないのかという点から不満だった。


 現場近くの、T.A.S.隊員と合流する。第十部隊。残念ながら、四十七部隊いつものメンバーはいないようだった。カイがサリペックを取り出し、恐る恐る声を出す。


「あの、合流しました」


[うむ。では、今回の任務について伝える。一度で頭に叩き込め。目前の銀行での立てこもりだ]


 通話先は、ゴズ大佐だった。カイは『映画の鬼軍曹みたいだ』と怖がっているが、リィラにしてみれば父と同類のジジイだった。


[人数は四人、前哨帯を自称し、例の強力爆弾を所持していると主張している。要求は百二十万ボトルだが、それを用意する前に仕留めてもらう]


「仕留めるって……」


[制圧だ。武装解除もしくは殺害によって脅威を取り除け]


「は、はい」


 前者で解決するならば、カイがどうにかしないとならないのだろう。


 ゴズの情報共有は続く。銀行は三階建てビルで、一階がATMのフロア、二階が各種手続きのフロア、三階は従業員の休憩スペースらしい。


[犯人はそれぞれで場所を分け、一階に二人、二階と三階に各一人がフロアの中心に陣取っている。だが見張りのためではない。窓際に人質を配置してスナイパー対策をした上で、その人質にカメラを付け外の様子を一括で監視している。このことから、ダイナミックエントリーに対して警戒していると考えられる]


「えっと……ダイナミックエントリー?」


[窓を割って飛び込むと言えば分かるか、バカもん]


「す、すみません……」


[作戦について質問はあるか]


「えっと……リィラ?」


 見た目だけは良い大人が少女を見る。ガジェットに関することで無いかとちゃんと確認してくれたのだろう。聞いてくれることも分かっていたので、リィラは待ってましたと背伸びをしてサリペックを覗いた。


「通信は内線でやってる?」


[そうだと考えられている。だが盗聴については、今回の銀行では外からアクセスする方法がないためにお手上げの状態だ]


「ふーん。じゃあ時間ちょうだい。情報ぶっこ抜くから」


[ほう? ガキのために割く時間があるとでも言うのか]


「クソみたいなプライドで人死なせましたって発表したいの?」


 返しの火力が半端ではなくて、カイの方が絶句してしまった。


[クククッ。マーカスのガキなら分からんか。二分弱一デシだけくれてやる。結果を出せんならT.A.S.を追い出してやる]


「上等」


 リィラはカスタマイザーを抱え、犯人逃走防止と野次馬の抑制のために二重になった包囲網の、外側と内側の間――T.A.S.車両の影に身を寄せ、しゃがんだ。


「発進が怖いとこにいるね」


 カイが言いながら、運転席の隊員に車の足元に少女がいると示した。


「これはゴメンってことで。ヒヤリハットの始末書書かせないでよ?」


「あーヒヤリハットは知ってる。大学のなんかの授業で習ったわ」


「へ〜。いい授業じゃん?」


 リィラは言いながらカスタマイザーを開く。


「マッドに通話して」


「おっけい!」


 言いながらカスタマイザーを開き、C.モジュールをダミースロットから本体スロットへと挿し替えていく。


 カイが事情を簡潔にまとめて説明し終わる頃には、ハードの再現が終っていた。


[な、何か用かな?]


「うん。タイピングして。何を書くかは決まってるから」


 実は裏でコソコソと練習していたリィラだが、緊急の時にあって慣れない腕試しをするべきではない。であれば、できる人に任せるのが一番だ。


 ……まだそのときじゃねーだけだし。すぐできるようになるし……。


「あ。だ、だったら機能だけ言ってくれれば作るよ。つ、使い回しは想定してないよね?」


「ん。じゃあ、いい?」


「お、おっけー」


 いつでも打てる姿勢のマッドを見てリィラは、大きく一息吸った。


「カスタマイザーで輝度計のハードウェア――PG社製L811liの再現をバンドパスフィルタ組み込みで構成したんだけど、そのリアルタイムデータを波形として音声化、それをT.A.S.の通信に共有したい。型はサイズがデカいほどいい」


「ふんふん……は、はいできた!」


「はっや!?」


 ニコレベルのスピードだ。送られてきたファイルを読み込むと、本体右のディスプレイにはなんとステータス欄が表示されていた。ニコは最低限の機能追加だったが、マッドはそこにGUIまで追加したのだ。


 ニコの二倍の開発で同じタイムとは恐ろしい。人生をかけても追いつける気がしない。


「すっげ〜……こんど教えて?」


「い、いいよ? ふふふ」


 トロンとした顔のマッドを横目に、リィラは地面に置いたカスタマイザーを建物へ向くよう調節した。


「……何してるか聞いていい?」


 カイが覗いてくるので、リィラは得意げな顔になる。


「いま銀行は業務がストップしてるから、消費Ppが変わんのって内線だけなんだけど、普通内線って供給ラインによる通信って方式なんだよね。だから、Ppの動きが分かればデータを盗めんの」


「へ〜……。あ、じゃあ、地下のとこでもできそうな気がする。ほら、Ppを取ってきてるラインから」


 リィラがカイを見たので彼は『違った?』と顔で言った。リィラは『違くないよ』と首を振り返した。


「途中にチェンバーあるからできないけど、いい線行ってた。昔、それでホントに盗まれたんだよ」


「マジ? やったぜ」


 現在ではチェンバーを中継することによってラインがいったん断絶しているため、その手法で外部から盗聴される心配が無くなった。ブレーカーとして追加されたチェンバーの、予想外の功績である。


「そーいう盗聴防止のために、内部ラインは外からアクセスできないように工夫されてんの。でも、まだ方法はある」


「それは?」


「内部Ppが動くことで影響を受けるもの――照明だよ」


 人間の暮らしに直結する存在であるために、〝あえて安定運転させない〟ガジェットが存在する。照明は、そのひとつである。


 供給系統に支障が出た場合、それが真っ先に分かる警告アラートとしての異常があれば、誰しもがすぐに気づけるのだ。そこで照明には平滑化などの構造を入れず、些細な供給量の変化にも反応してしまうようにしている。パイプラインシステムのPpの動きが分かるのだ。


 システムの裏口は、システムの大きさに比例して広くなるそうだ。


「ふつーの時なら上手くいかない方法だけど、内線しか動いていない今なら十分にノイズが少ない。だから――」


 リィラは設定を確認した上で、カスタマイザーを起動した。


 すると、砂嵐のようなノイズ音が響き、その中に、確かに会話が聞き取れるのだった。


「――声を抽出しないノイズ全部込みでも、ぜーんぶお見通しってわけ。任務かんりょ~」


「かっけ~」


「んふ~」


 満足げなリィラだったが、会話の内容を聞くなり表情を険しくした。


[それで、エンカの準備は?]


[十六発。全て準備完了]


「マジか。十六発って、あれが?」


 カイだけでなく、通信を聞いた他の隊員の表情も険しいものになった。リィラも同じ表情をしていたが、その意味は違った。たったこれだけのやり取りに違和感があったのだ。


 エンカというのは爆弾の通称だろう。でも、そんな根本的な会話を今すんの? あの威力で十六発は多すぎじゃね? それに……。


「ねぇ。……カイ」


「ん?」


「イメージして。外に特殊部隊がいてさ、もう囲まれてるってときにさ、仲間に通信しない取ってなったとき。なんか、思うことある?」


「思うこと……えーっと……」


 カイは少し考え、銀行を一瞥し、口を結んだ。


「おれだったら、盗聴とかされそうって思う。ってことは、盗聴されてる・・・・・・って分かってて・・・・・言ってるってことか」


 形にならない言葉を、カイが救って言語化してくれた。


 そうだ。あの強盗はスナイパー対策をするほど周到であり、ならば盗聴に関しては――技術的な可能不可能は置いておいて――『できるならするだろう』と考えるはず。故にそれに備えた行動:情報戦を仕掛けるはずだ。


 リィラはカイを見上げながら立ち上がる。


「じゃあ、爆弾ってさ」


 リィラが言えばカイは、得意げな顔で頷いた。


「たぶんだけど、あるってフリしてんねぇ」


 二人でニヤリと笑った。


「とゆーわけで、やっちまえ!」


「おっけーい!」


 カイは体中のガジェットを起動し、飛び込んでいった。



――Kai――

 一気に飛び込むときでさえ、ゆっくりと敵や人質の位置を把握できる。それがプロトリィとバッファという組み合わせの〝強さ〟だった。


 戦況を常に把握しながらじっくりと考え、しかし自分自身の速度は通常通りで行動に取り返しがつかないため、きっちりと手を打つ。まるでロールプレイングゲームのようだ。


 まず一階。人質が集中しているエリアだ。犯人は部屋の中央におり、銀行へ飛び込んできたものが何かをまだ把握できていないようで、身じろぎ一つしなかった。


 カイはアンカーブレードを起動、切っ先の鈍いアンカーを左手に持ってロープを伸ばし、男に引っ掛けながら上を飛び越え、跳ね返るように彼とすれ違った。そのとき錨をロープの隙間に差し込んでから引っ張って締め付け、上半身を拘束。


 ロープを巻きながら入ってきた入口へ駆け、共に外へ飛び出す。ここまでで五秒程度だ。


 そうしてカイはアンカーブレードをリセットして手元からロープを外し、『分からない建物の二回に行くなら外からジャンプした方が早い』というゲームからの経験則から、銀行の二階へと飛び込んだ。ガラスを砕き、三歩、ちょうど窓辺に寄っていたテロリストの顎を蹴りあげ、まだ浮いた身体の脚を引っ張って外へ連れ出した。


 経験上、赤鬼たちは丈夫である。申し訳ないが二階からそのまま投げ捨て、自分は地上にスタンバーストを撃って浮きつつ、三階へと背中から突っ込んだ。右足でポンと床を蹴り、正面へ半回転しながら着地した。下の階で何かあったと気付いた最後の一人が、階段の方角を見ていたのが、こちらへ体重移動し始めているところだった。


 窓の近くに立っている人質まで、距離はある。だが敵は銃を握っていて、たぶん、引き金を引けばいつでも撃てる状態のはずだ。変に刺激すればパニックになり、明後日の方角へ撃って巻き添えが出るかもしれない。だったら、とカイはシールドを展開、バッファを切った。


 銃を、自分に向けさせるしかない。


「こんちわー」


「……」


「あ、動かない方がいいっすよ。下の二人はもう終わったんで。速いっすよ~おれ」


 相手が逃げようかと考えている気配がある。あくまでも目的は金なのだろう。前哨帯とは違って、目的のために犠牲を出そうとはしないタイプだ。


「前哨帯じゃないのも爆弾持ってないのも分かってますし、もうあなた一人っすよ。どうっすか? 階段から歩いて下にいきません?」


「……な、なぁ、カイさん」


 彼は情けない声を出して、銃を下した。


「分かるだろ? 金がないんだよ、俺たちみんな。ないなら盗るしかないだろ」


 彼は銃を、人質に向けた。


「したくないんだよ、こんなこと。でも、これしかない」


「……それは」


 よくできた演技だが、嘘だということは見抜いていた。そもそも、盗聴に対する情報戦を仕掛けようとする時点でなんとなく察していた展開だ。


 だがカイは考える。それを指摘した次の瞬間に、何が起こるのか。


「でも、じゃあどうすれば解決できるんすか、そんなの。例えば、見逃したってどこかでまたやっちゃうじゃないっすか」


「……金さえ、あればいいんだよ」


「金……でも、どうするんすか?」


「それを資金に店を作る予定だった。そうすれば、自分たちで生きてけるだろ? これは、最初の資金を集めるためだったんだ。これが最初で最後だ。強盗なんてもうやりたくないに決まってるだろ」


「……それで済むなら……ボトルあります?」


 彼は嬉しそうな顔をして、大型のボトル――タンクを見た。


「いいのか?」


「だって、それならやらないんっすよね、もう二度と」


「当り前だろ? 早くくれよ」


「うっす」


 彼は銃をしまわない。まだ、相手に支配させるしかない。


「じゃあ、えっと、どう使うんすか? これ」


 銀行の人を見るが、誰もが口を閉ざしていた。


 頼むぜ。作戦だって、察してくれる人、誰か……。


「カイ?」


 信じられない声が聞こえ、一瞬にして頭が真っ白になってしまった。


 階段から、黒い衣装を身にまとったミィが来ていた。ファイマンの表情をしているが、グレートライフルを持っていない、身軽な状態だった。


「なにやってるんだ」


「み、ミィこそ何してるんだよ! え、ってか包囲されてたはずじゃ――」


「いまは」


 凛とした声に、ピシャリと言葉を止められた。


「いまは、ファイマンだ」


「……」


 その声に迷いはない。だが、その言葉にカイはどうしようもなくうれしくなった。


 そうか。ミィという存在は嘘じゃなかった。ファイマンではなく、ミィとして生きてくれる未来があるんだ。


「クソ……!」


 強盗が振り向いて、拳銃を構える。


「なんだお前!」


「ボクはファイマンだ。前哨帯の名前で変なことしてるっていうのはお前でいいか?」


「だからなんだ! 動くなよ……!」


「お前がこんなことしてるから、止めて来いってクロウディアが言うから来た」


「……誰が誰なんだよ? あとちょっとで……ふざけやがってぇええっ!」


 発砲。止めようと一歩出たカイだが、人質を巻き込まないことが頭に浮かんで止まった。ファイマンが避けることもなく、全ての弾を身体で受け、平然と歩く姿を見たためでもある。


 銃身を掴み、セミオートハンドガンのスライドを無理やり止めて弾詰まりjamを起こさせ、首を掴んで持ち上げた。


「ミィ!」


「ファイマンだって言ってるだろ」


「じゃ、じゃあファイマン。殺さないでくれ」


「? なんでだ?」


 殺す目的で育てられた彼に、何て言えばいいのか。小説でも映画でも、いままで散々そんなキャラを見てきたし、自分なりの答えも持っていたはずなのに、存在する人間として目前にした途端、さっぱり思い浮かばなくなってしまった。


「止められればいいんだろ? それに……おれがファイマンに、そうして欲しいから」


「…………なら、どうする?」


 カイは背後の、自分が飛び込んできた窓を見た。


「人間って、この高さから落ちたら死ぬ?」


「よっぽど運が無い限りは大丈夫だぞ」


「じゃあ、そこに投げといて」


 彼は不思議そうな顔をしながらも、テロリストを文字通り軽々と放り投げた。騒動の犯人が窓の向こうへと姿を消したので、任務完了だ。


「これでいいのか?」


「いいね」


 ふと周囲の視線が気になって、「ちょっと待ってね」と言いながら片手で出口を差した。


「もう大丈夫なんで、みんな避難してください。下も安全なんで、慌てないで歩いてって平気っすよ」


 その言葉にみんな顔を見合わせ、謎の存在であるファイマンをチラチラと見つつも言うことを聞いて行ってくれた。


 そうしてやっと、ふたりきりになれた。彼が来たのはきっと偶然だろうが、いずれは会いに行きたかったから、幸運な時間短縮だ。


「大丈夫だった?」


 カイは駆け寄り、撃たれたところを改めていると、ファイマンが顔をしかめる。


「な、なにしてるんだ」


「撃たれたじゃんよ」


「大丈夫に決まってるだろ。列車で何発受けてたか見てたのになんで分からないんだ」


「すっげぇ回復したって、撃たれるのは嫌じゃん」


「……分かるのか? じゃあなんで撃ってきたんだ。あのとき」


 思ったよりも重い一撃に、カイは呻きそうになった。


「あのときは悪いヤツに違いないって思ってたから。でも、ミィとして会った時に、好きになったから」


 そう言うと、ファイマンは驚いた顔をして、それから、険しく保っていた表情を崩した。


 あの死ぬほど可愛い、ミィの笑顔だった。


「そうなんだ。ボクと一緒なんだな、カイ」


「一緒だった? じゃあさ、ぶっちゃけあんまり戦いたくないってのも一緒だったりしない?」


「する」


「ホントに!?」


 驚きすぎて、自分がもう一度おどろくほどの大声が出た。彼が今まで表に出てこなかったのも、本当に戦いを避けるためだったのだ。


「じゃあ、やめない? 戦うのさ」


「……やめられない」


「どうして?」


 ミィは言葉に詰まり、目前のどこでもないところを――――たぶん、過去を見た。


「それが、ボクの生きる意味だからだ」


「……そっか」


 当たり前のことだった。それなら、どうするか。それが問題なのだ。


「……そうだ。何でここに?」


 考える時間が欲しくて、話を逸らした。ミィは特に気にしないようだった。


「アジトを一通り見て回っていた。そうすると、みんなやる気が出るみたいなんだ。ボクは何もしてないのに、変だよな」


「ヘンだね」


 例えば、それを否定したらどうなるか。自分の生きる理由を否定してくる人間は、敵とみなしてしまうだろう。


「カイはどうしてここに?」


「テロがあったっていうから。止めないといけなくて」


 嬉しそうな顔が帰って来たが、今度は切なげに目を伏せた。きっと『またいっしょだ』と思って、『じゃあどうして戦い合うんだろう』と至ったのだろう。


「戦いたくないね」


「そうだな」


「……一緒に逃げね?」


 そう言うと、彼は顔を上げた。


「逃げる?」


「おれもT.A.S.から抜けるから、前哨帯とか、正規軍とか、もう辞めてくれないか」


「で、でも、それじゃあお前はどうやって生きるんだ。その先に何が……」


「ミィがいたら、それでいい。だから、よければおれを、生きる意味にしてくれないか」


 ゆれた瞳を隠すみたいに顔を逸らし、彼は振り返った。


「ぼ、ボクはもう行かないと」


「あ――――デートさ」


 思わず口をついて出た言葉が、ミィを止めた。


「いまやってること終わったら、またデートに行こう。一旦基地に帰ったらすぐ行く」


「……うん」


 振り返らず、頷いた。


「どこ集合にする?」


「じゃあ、大工場。このまえ言ってたし」


「分かった! それとさ、もう一個だけ」


「なんだ?」


「ミィって、いつなら呼べる? ヘンだと思うけど、あんまりファイマンって呼びたくなくて」


 彼は振り返った。


 また、あの笑顔だった。


「カワイイ時だけ、だぞ?」


 そうして去っていくミィを見送って、大の字になった。


 ――だったら――――どんなときだってミィって呼びてぇよ――――。

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