PURPLE・GADGET
能村竜之介
ネタバレあらすじ1 『サイバーパンクへようこそ』~『Phiman』まで
最新話でオッとなったが、長々と読む気が起きない方のために、約10万字ごとに区切ったネタバレあらすじです。当然ですがネタバレなので、ご注意ください。
以下はあくまでも大雑把なストーリーであり、細かい伏線などは書いていないことを了承ください。
01サイバーパンクへようこそ
自らトラックへ突っ込んで自殺した男、カイ。きっと異世界転生できるという保証のない賭けに勝ってしまった彼だったが、辿り着いたのはなんと赤鬼が支配するサイバーパンク世界であった。
一方で、そのガジェットをこよなく愛するオタク少女のリィラは田舎の村でガジェットを学ぶ以外に何の楽しみもなかった。そんな折、ガジェットのゴミ捨て場でカイを拾い、奇妙な運命に巻き込まれていくことになる。
02ABC・GADGET
異世界転生に成功したはいいものの、言語が通じず困り果てたカイと、ガジェット目当てで拾ったはいいものの、会話できずどうしようか悩むリィラ。ふたりはまるで外国語を喋れない者でも流ちょうな会話を可能にする翻訳機を手に入れるべく、街に出る。
しかし駅に到着するなりカイを狙う私的軍事会社T.A.S.に発見され、追い回されるハメに。カイは自らが装備しているガジェットを活用し、その窮地を脱した。
03ガジェット・ストアにて
逃げ切ったカイとリィラは、目的のガジェットショップに到着する。リィラはオタク仲間であるマッチョにカイのことを隠しつつ、どうにか翻訳機を手にする。しかし同時に、支払い通貨でもあるPpがまるで尽きる気配のないカイに対して疑念を抱き始めていた。
そうして店を後にしようとしたとき、マッチョは気前よく、限定のガジェットをわずかな持ち金だけで譲ってくれると誘った。言葉が通じるようになったカイは自分も払うと申し出たが、支払う段階になってとんでもない額の金を一括で支払えることが判明。
カイは、現代の通貨であり、ガジェットの動力源であるPpを無限に使えてしまえる能力を持っているのだった。
04Fist Bump
店を後にしたカイとリィラは、どうせ金があるからと遊びに出る。そうしてレストランで暴食の限りを尽くしたリィラへ、カイは恐る恐る自らの境遇、異世界転生を打ち明けた。しかしうまく伝わることがなかった。
帰り道、その生意気な態度が似ているせいで、カイはうっかりリィラを妹扱いし、一方で歳が近く距離を保ってくれるカイに心地よさを感じていたリィラは勝手にすればと受け入れるのだった。
05アーミー:負け犬
尾行を振り切って帰ったカイとリィラ。帰りにマガジンを買っていたリィラはそれを読みふけり、カイはリィラの汚部屋を掃除して時間を潰していた。その後カイは、自分が自殺したことを打ち明け、リィラがやっと事態の複雑さに気付く。しかし同時に、振り切ったはずのT.A.S.が田舎の村へやって来た。
リィラの父マーカスと協力し、とりあえず指揮官らしき者を抑え込み、人質に取ってどうにか時間稼ぎを始めた。
06Jake
隊長オークラーを人質にするも、あまりに多い敵の数にどうしようと右往左往としていると、オークラーがグレネードのピンを抜き、自爆を試みる。しかしカイはそれを奪い、外へ。それを敵に投げつけるつける――ことはなく、空中に投げ、自分だけが重傷を負う。見も知らず、敵でさえある者たちを誰一人傷つけなかったとオークラーは心打たれ、部下たちに武装解除を命じた。
オークラーにより、カイの身体はT.A.S.が生んだ国の最終兵器であることを知らされる。その資料中に『タッチレスチャージャーVer.6』の語を発見したリィラが、それこそが無限にPpを使える秘密であると見抜く。
07Jerk
オークラーによる説明が続き、この世界はカイが元いた現世からくる魂を食料にしている、文字通り地獄のような世界だと判明する。食べていたものの正体が自分たちと同じように過ごす人間だったと知り、リィラが後悔するのを、カイはなだめることしかできなかった。
カイとリィラはこれ以上周りを巻き込まないためにT.A.S.に向かうことを約束し、隊員たちを帰す。その後に、カイが無限にPpを生み出せると気付いた村人たちが押し寄せ、カイをペテンに掛けようとするが、逆にカイの方が首謀者に村人にだけ与えるか首謀者にだけ与えるかを持ち掛け、速やかにやり返すのだった。
08応用問題
カイとリィラは共に、オークラーたちの迎えでT.A.S.へと向かう。しかしその道中で襲撃にあい、二台あった車両の内片方が分離してしまう。カイはそれを助けるためリィラを置いて車両を助けに向かい、使い方だけ分かっていたガジェットをどう活用するか、戦い方を学ぶ。
一方でリィラの乗る車両も、車体の突進による襲撃を受ける。彼らの狙いはカイであり、気絶していたリィラやオークラーは見逃されたものの、運転手はその衝撃で死亡してしまう。瀕死となっていたクレイを目前にリィラは、その場のガジェットを医療道具に再構成し、応急手当てによってその窮地を突破した。
09進め、進め、進め。
カイとリィラは共に別行動することとなる。カイの方は地下道に隠れながら進むが、それを予測され、またも襲撃を受ける。逃げ場のない挟み撃ちだったが、無限に使えるPpを活用し、Ppを弾にして撃つマシンガンのマガジン代わりになって敵の群れを突破する。
一方のリィラたちは自分たちは狙いでないと、裏路地を通る地上ルートからT.A.S.を目指す。
10Phiman
地下道を通り、警察署の足元へたどり着いたカイを警護する隊員たちは、T.A.S.と仲の良い警察の近くともあり一安心していた。どちらも国外との試合戦争(無煙無血戦争)に敗北し、条約により正規軍を辞めさせられた者が多く所属する組織だった。しかし輸送してくれると提案があったところで警察が襲撃をしてくるテロリストと癒着していることが分かり、敵対。それと同時に、全てを打ち砕く巨大な弾丸が飛び交い、迎えに来た警察とT.A.S.の隊員を数名殺害する。どうにか逃げ出したカイたちが見たのは、とても人間に扱える大きさではない銃器を担ぐ化け物じみたひとりの男だった。
そのすぐ近くまで来ていたリィラたちは現場に向かう。しかしリィラは戦えないとひとりで隠れて待っていることに。隠れ場所を探していたら偶然にもテロリストたちが隠れ家にしている路地を発見し、カイを襲った男がファイマンと言う名であり、指揮をとる立場であると情報を得る。しかしファイマンに見つかってしまい、逃げるが追いつかれ、危うく殺害される寸前でカイに助けられる。しかしファイマンは異様に強く、顔を撃たれても治癒してしまう異常能力の持ち主であると分かる。やられれるか否かのところでお互いの援軍が到着、なぜかトドメを刺されず、ファイマンは逃走した。援軍同士の戦いではT.A.S.が圧勝し、どうにか事なきを得た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます