狐憑き陰陽師

怨霊を鎮めるために陰陽師の発案で一人の少年が生贄として捧げられた。けれど、儀式は失敗。少年の死を嘆き、人間を恨んだ狐に怨霊が憑りついた。途端に狐の霊力が妖力へ変貌し、九尾狐が誕生した。千年後、封印から目覚めた九尾狐により幼い頃に呪詛を掛けられた卯月渚杜は黒緋と裏柳と言う式神二人を従え日々陰陽師として活動していた。狐憑き陰陽師として忌み名を付けられた渚杜の目的は九尾狐を倒すこと。中学卒業後、渚杜は陰陽師を育成する機関であり、九尾狐がいる地にある陰陽寮に入学する。渚杜はそこで久坂綾音、弥生和貴と友達になった。悪鬼・悪霊をチームごとに分かれて祓う期末試験当日、九尾狐の放った陰の出現で生徒たちが取り込まれた。そこに渚杜が駆け付けて祓おうとするが、陰に苦戦する渚杜の前に二年の狐井奏冴と智景が現れ、二…続きを読む