越の翠華　～僕と古代出雲大戦

亡くなった祖父から翡翠の石を預かった、高校生・南方健（みなかたたける）。

その石の不思議な妖力によって、彼は現代ではない大昔の日本に飛ばされてしまう。
そこは翡翠を司り呪術を操る巫女の王ヌナカワが治める高志（こし）の国であった。

彼女の夫が統治する出雲（いずも）は、ヤマトとの戦が目前に迫っていた。
息子のミホススミは、騒乱のさなか科野（しなの）で行方不明になってしまう。

国を二分する勢力争いに巻き込まれた健は、
タケミナカタと名を変えてヌナカワの息子を装い、出雲の勝利に向けて新たな歴史を紡ぐ羽目になるが――。


※本作はフィクションであり、学術的な考察や論説は一切関係なく、
奴奈川姫や出雲勢を中心とした歴史ファンタジーとしてお読みください。

参考書籍にスペシャルサンクス：
『奴奈川…続きを読む