概要
定時制高校に通う僕と、全日制高校に通う君との距離
窓際の前から四番目の席。
そこは僕の席でもあり、彼女の席でもあった。
昼間は働き、夜は学校に通う二十歳で高校三年生の僕は、時間帯は違えど同じ学校の同じ席に座る、十八歳の君に恋をした。
そこは僕の席でもあり、彼女の席でもあった。
昼間は働き、夜は学校に通う二十歳で高校三年生の僕は、時間帯は違えど同じ学校の同じ席に座る、十八歳の君に恋をした。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!夜の僕と昼の君。同じ机を共有する男女の学園ラブストーリー
自動車整備工場で働きながら定時制高校に通う二十歳の石上翔太は、全日制に通う十八歳の女子高生・水瀬志保と出会い、恋をする。昼間は全日制、夜間は定時制の授業が行われる高校で、昼と夜で同じ机を共有する二人の交流に胸がときめきました。
昼夜で同じ机を使う翔太と志保の机のラクガキを介した文通が始まる。ほとんどが一言ずつのたわいのない雑談ですが、メールやLINEで瞬時に連絡できる時代にも関わらず、交換日記のようにゆっくりと時間をかけて返事を待つ姿が古風で奥ゆかしいです。
両親を亡くし中学卒業と同時に働きに出ていた翔太のように、定時制に通う生徒たちはさまざまな事情で進学を断念した子たちで、順風満…続きを読む