第41話 薬の歴史 人々を救う薬の数々 1
アレクサンダー・フレミング軍医
破傷風などで死んでゆく兵士の為に新しい薬を作っていました
彼は実験中、とある物質アオカビ
その青カビから出来たペニシリンを造り出します
その後、12年後 1940年には
英国の物理学者フローリーとチェインがペニシリンの大量生産に成功して
破傷風、肺炎などの病の治療が可能となり
奇跡の薬とも呼ばれました
この功績により 三人は1945年 ノーベル賞を受賞されてます
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●アスピリンの御話
古代ギリシャ時代 有名なヒポプラテスは
柳の樹皮などから 痛風を始め、神経痛等などの治療として
薬として使用
1763年 イギリスの神父ストーンは改めてヤナギの樹皮の抽出エキスが
病の辛い症状、悪寒、発熱等に対して効果的だと発見
このエキスはサリチル酸となります
そうして彼はヤナギの学名サリュックからサリシンと命名します
次にドイツの科学者ホフマンは更に改良を重ね
副作用が少ないアスピリンを合成します
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●現在は麻薬として制限されてますが
ケシの花から阿片(あへん)が作られます
近世 阿片が原因で古くは中国と英国が阿片戦争になった事も
※末期のがん患者など痛みを和らげる為に使われる事もあります
1804年、ドイツの薬剤師セルチュルナーは有効成分の抽出に成功
眠りの女神であるモルフィウス
女神の名前からモルヒネとこちらは命名されました
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●天然痘
古代エジプトに日本の奈良時代 欧州でも長く人々を死にいたらしめた
天然痘でしたが
1980年代今は研究機関に一部を残して 撲滅されました
種痘
初期では天然痘に罹患して助かった者達から人痘が作られましたが
副作用に死亡する例がありました
オスマン帝国内でも使われ、その後 その医療法は欧州に広まりました
19世紀
英国ジェンナー医師は
牛の牛痘にかかった者は天然痘にかからないという話を聞いて研究を始め
やがて 初の予防接種として 牛痘から種痘を造り
予防薬 人に接種させ広めていきます
なおワクチンはラテン語の牛という意味から出来た言葉です
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