第26話 古代から始まる 『香水』の歴史小話

今回は香水と香木などです


香水の歴史


古代の時代 ソロモン王(今のイスラエル)の元に訪ねて来た 

アフリカ(エチオピア、イエメン辺り)のシバの女王は 

高価な乳香を炊きながらやって来たとされ


乳香は 贈り物の一つでした 他は宝石に黄金 白檀(香木)乳香 

現在でも乳香は高価ですが 当時は黄金と同等かそれ以上の価値がありました



また 古代エジプトでも ミイラの防腐剤などとしても使われました


また イエス・キリストの誕生で やって来た三人の博士が贈り物として

持ってきた品物の一つです(没薬(ミウラ) こちらも香木の樹脂)黄金に乳香)

ミウラは ミイラの語源ともなります


他にもイリス 肉佳などです


古代エジプト人もローマ人も他に香油なども使っています

古代ギリシャ人は入浴後 香油を塗りました



 

乳香の原材料は ムクロジメ カンラン科ボスウエリアの樹から分泌される樹脂です


香以外にも薬用として使われる場合もあります 


別名の一つにフランキセンス

(アロマで手に入れる場合は こちらも名で捜す事が出来ます しかし現在でも高価な品物です)



これらの香木などは 疫病の蔓延等の事情で あまり入浴をしなくなった欧州でも

匂い消しとして 例えば教会などで 香を炊いたりして使われました

香を捧げる意味合いもありました

他にも 嫌な匂いを消す為にマスキング効果で ベルサイユ宮殿の貴族などもです

トイレが少ないなどの難しい問題がベルサイユにはありました

古代ローマと違い下水設備の問題の解消には 長い時間がかかってます


香辛料のスパイスなども香のものとして使われています


また食品 肉の臭い消しなどで スパイス、胡椒などです

胡椒は シルクロードや海路で遠くから運ばれ 金と同等の価値がありました 



動物系(ジャコウネコ)オスの腹部の分泌物などもありました


高価な香木などは シルクロードを通り 日本にも伝わっています


クレオパトラ七世は 薔薇を大量に使ったそうです


アルコールに香料の材料を溶かし込む事から 始まった香水は

10世紀頃の産物となります


中東のアラブでは 薔薇を抽出したローズウオーターが作り出されます


中世では 石鹸に香料が使われたり なめし皮の匂い消しにも使われます



ナポレオン時代

ドイツのケルンではオーデコロンが作り出されて 販売されてます

オーデコロンはケルンの水という意味もあります

前身は アクア ミランビリス(素晴らしい水)


フランスなどでは

ラベンダーなどのハーヴも香水の原料として使われる事になります

他にもジャスミンなどもです


また

合成の香水としては シャネルのNO5なども有名です


香水の語源 パフュームはラテン語の『煙によって』 からです


乳香は白い煙が発生します


日本に伝わったものに 正倉院にある香木で

織田信長が特別に 使わせた貴重な香りの香木の御話

本来は天皇さまとか無理な 特別な香木


他にも香りを文化として香道など

平安時代から始まった 部屋や着物に香を移す空薫物(そらだきもの)


今でもそうですが 仏前に お線香をたく習慣ですね^^;

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る