第33話 ジャガイモ飢饉とケネデイ大統領

南米生まれのジャガイモは  貴重な食糧として

栽培されてきました


そして英国のアイルランドでは 主要な食品として食べられていました

特に貧農の者達には唯一の食糧でした


ジャガイモ飢饉の少し前では人口の三割がジャガイモに依存していのです


ですから 1845年から4年間のジャガイモが疫病で壊滅被害を

受けた時に 飢饉となり 多くの死者を出す悲劇となりました


また その後の対策の為の政策の失敗により 不作は悲劇的な飢饉となり


人口の20パーセントが死亡(餓死、病死)

10~20パーセントが国外脱出


結果 人口が半分にまで落ち込みました


当時、欧州では これが最初のジャガイモの疫病蔓延でした


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この時のジャガイモ飢饉で

アメリカに脱出した一人にケネデイ大統領の先祖がいたのです


やがて 先祖はケネデイ大統領の父親の代には富豪として成功して


最初は ケネデイ大統領の兄にケネデイ家を更に発展させる事を

期待していたが 兄が亡くなった為 次男に白羽の矢が立ちました 


弟がやがて政治家となり ついには大統領となるのです


ケネデイ大統領が史上で 若い大統領というだけでなく

初のアイルランド系カトリックでした

(長年、プロテスタントとの血みどろの抗争で 新天地に向かったプロテスタントがアメリカを開拓しました・・という歴史背景もあります)


アメリカは 欧州での宗教間の激しい争いや迫害で 結果 追われるように

プロテスタントの教徒たちが 新大陸にやって来て作った国です


ある意味、衝撃的な事でもありました

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なお

ジャガイモは南米より伝来するのは1570年頃か1600年頃 所説あります


ヨーロッパの一般家庭に食料として普及するのは

プロイセン王国※今のドイツ 30年戦争で 

荒廃した為に 国王による勅命で栽培が始まった事によります


麦に変わる食料として役割をジャガイモは期待されたのです

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