第30話 大空位時代
シチリア島に本拠に置くドイツ王でもある
神聖ローマ皇帝のシュタウフイン朝(家(またはホーエンシュタフェイン家
1250年フィリードリッヒ2世が亡くなり 次のコンラート4世も
1254年に亡くなり ここにシュタウフイン家は途絶える事になります
同時に皇帝の座も空位となり
フランスや英国の介入により 選挙制にて
非ドイツ系の諸侯が次々とその座につきますが
ドイツの統治を出来ずにいました
それが約20年続く事となります
そして・・
力無き者 操るに都合の良い人物として
周りの諸侯から選ばれたのは スイスの地方領主から出現した
ハプスブルグ家ルドルフ1世でした
これにより 一旦は大空位時代は収束しますが
なおも混乱は続き
息子のアルブレヒト1世までは皇帝の座を確保したものの
130年近く 皇帝の座をバイエルン家 ルクセンブルグ家などへ
移動するなどの動きがありますが
再び ハプスブルグ家へと戻り
王座などを巡る幾つかの幸運な婚姻
多産系のオーストリアのハプスブルグ家(一時スペイン系にも)は
「汝 ハプスブルグ家よ 結婚せよ」の言葉通り
有力な結婚を結ぶ事により 相手側が途絶えた時に取り込むなどの
大きな幸運が続き
その地位を確立 安定
神聖ローマ皇帝(ドイツ王)として
ボヘミアなどの地なども取り込み 広大な領地と他の王座まで
手に入れます
近世まで その座は揺るぎないものとなるのです
※最初、ドイツ諸侯から枝分れしたシュタウフイン家
6代 皇帝を輩出します
ザーリア家に代わり 神聖ローマ皇帝(ドイツ王でもある)となり
やがて赤ひげ王の息子ハインリッヒが
ノルマン系シチリアの王女との婚姻により
シチリアに本拠地を移す事になりました
シュタウフイン家で有名であるのは
フリードリヒ1世(赤ひげ王)
その孫のフリーリッヒ2世(イタリア語発音 フェリーゴ2世)
シチリアにナポリ大学を創建 9か国語を精通
十字軍 アラブと交渉して
一時的に安全なエルサレムへの巡礼を可能にしますが
しかし その為に過激な気性の激しい教皇から破門されます
シチリア王国では アラブ系の人々も多くおり
宗教的保護を与えてます
※1356年 金印勅署
力ある諸侯の数が激減 7諸侯に絞られます
ゆえに結ばれたのが 諸侯と皇帝権の調停の事です
こうして安定確定して 他諸国(ランド)の独立性も確定 固定するのです
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