第11話 ハンニバル 古代ローマに敵対 象でアルプス超え

「羊たちの沈黙」を思い出す方の方が今の時代は多いと思います^^;


実はハンニバルというのは古代史に残る 

将軍で戦術家でもあり優秀な政治家でもありました


今も「アルプス越え」の話は有名で

戦術は現代でも様々な国の軍での研究対象です


正式な名はハンニバル・バルカ(紀元前247年~183年前後)


故郷はカルタゴ 


ローマを生涯の敵としました


名前の意味は「バアル(神)の恵み」 「慈悲深きバアル」 「主はバアル(神)」


バルカは 雷光の意味で 後々のバルカン半島の名前も同じですね

フェニキア語のバラク(電光)からです


彼の父親ハミルカムは優秀な将軍で名声を知られた人でした

ハミルカムは第一次ポエニ戦争に活躍した人でもあります


彼は息子のハンニバルにバアル神の神殿へ連れてゆき 神の前で

ローマを敵として戦う事を誓わせたりします


その後、父が亡くなると

彼は父の義理の兄にあたるハシュドウルバルに引き取られて

少年時代を過ごします


ハシュドウルバルが暗殺され ハンニバルは20代半ばで軍隊の司令官として

指名を受け 承認されます

紀元前218年の第二次ポエニ戦争の始まりです


優秀なローマ海軍との闘いを避けて

後ろから突くように ガリアの協力を仰ぎアルプスへの道のりを辿り 


長い時間をかけての困難な山越えの末 ついに北部イタリアへと到達します

このアルプス越え 象も連れてました


その年の11月

テイキヌス川付近で ローマ軍と激突 交戦 勝利しました

勢いに負け 一時 ローマ帝国は北部イタリアを放棄する事になります・・

トレビアの戦いでも勝利します


しばらく後の

トラシメヌスの戦い後の事


ガリア(ケルト人 北イタリア半島からフランスなどの欧州)

を取り込もうと努力しながらローマと戦っていたハンニバル将軍は


沼地の不衛生な地で 疫病で左目を失います


その年の11月

テイキヌス川付近で ローマ軍と激突 交戦 勝利しました

勢いに負け 一時 ローマ帝国は北部イタリアを放棄する事になります・・


トレビアの戦いでも勝利します


しばらく後の

トラシメヌスの戦い後の事


ガリアを取り込もうと努力しながらローマと戦っていたハンニバル将軍は

沼地の不衛生な場所で 疫病で左目を失います


カンナエの戦いではローマ軍に圧勝して 5万人以上のローマ兵士が

捕虜もしくは戦死しました

ハンニバル側の死傷者は6000人以下となります


カルタゴ本国内での確執でハンニバルは やがて活躍の場から消えますが


ローマの将軍スキピオ・アフリカヌスが攻勢に転じ

スキピオはアフリカ本国に上陸して 驚き慌てたカルタゴ(司令部)が


ハンニバルを呼び戻します


好敵手となる若いスキピオの養父ルキウス・アエミリアス・パウルスは

カンナエの戦いで戦死してます


ザマの戦いで 熾烈を極めた戦争は 若いスキピオの包囲作戦にハンニバルは破れ

敗北して 多額の支払い不可能な賠償金を要求される事になりました


こうして20年近く続いた第二次ポエニ戦争は幕を閉じます


ハンニバルは政治家として奮起して 行政改革などにより

不可能な金額の賠償金を完済します


しかし その為に生まれた ハンニバルを敵視する者達により


身の危険を感じたハンニバルは逃亡を余儀なくされて

更には ローマからも追われる事になります


シリアへ亡命 次にビテュニア王国へ


王国の王へハンニバルの引き渡しが迫り 察知した

ハンニバルは逃亡を図るが果たせずに 自害へと追い込まれしまいます


その遺体に 追い詰めていたローマの追手フラミニヌスは左手を高く挙げて

ローマ式の敬礼をおこなったとの事


また好敵手スキピオもまたローマ内の反勢力に対抗しきれずに

故郷ローマには戻る事がなかったそうです


後の時代に起こるローマ帝国の「内乱の1世紀」を予言


伝説は残り 


またローマの子供達には 悪い事をすると 

ハンニバルに連れてゆかれるよ・・と叱られる 


ラテン語で「戸口にハンニバルがいる」 危機が迫っていたの意味



すいません

まだ確認が取れないのですが ベルゼブブ・・バアル神が聖書の中で変化?

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