第53話 絹の歴史 その1

諸説ありますが 黄帝の妃 西陵氏が繭から絹を作る製法を作ったとも

紀元前に古代中国の王宮で 王族の少女が繭をお湯に落としたのが始まり・・あるいは


古代中国の宮廷のみで蚕を育て保存する技術は生み出され

初期の絹糸で織物が作られていたとも


殷 前漢の時代などでも蚕 繭などの文字が見られるそうで


紀元前3千あるいは6千年とも言われているようです


やがて 税金に貴重な絹を納める事が始まり(絹納)

農民たちにも作り方は伝わり生産されるようになります


絹の人気は高く 価値は金と同等


生産技術は秘密とされる一方で 絹の道(シルクロード) 交易は盛んに

古代ギリシャ、ローマでも珍重されます 古代ローマでは上流階級が絹を愛用


欧州に絹の製法が伝わるのは 日本(日本の場合は弥生時代)よりもはるかに遅く


6世紀頃 東方教会の一派から東ローマ帝国(コンスタンチン帝国)より伝わる事になります  続く

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