第17話 フリードリッヒ2世の見た夢
中世ドイツ ノルマン系のシュタウフェン朝(ホーエンシュタウフェン)の皇帝
フリードリヒ2世(イタリアの読み方 フェデリーコ2世)
1194年12月26日 ~1250年12月13日
シチリア王女と婚姻した神聖ローマ帝国の皇帝の嫡子として誕生しました
幼くして父親亡き後
後見人となった法王インノケンティウス3世が
皇帝となる者を自分に都合のいいようにコントロールする為に
彼の為に優秀な家庭教師の一団を送り 影響を与えようと企みます
しかし法王が考えていたよりも優秀な才を見せてシチリアのパレルモの地で
子供時代から周りの思惑と危険と隣り合わせの中で育ちます※拠点となるのが南イタリア、シチリアです
また代々シュタウフェン朝の皇帝達は法王と対立してました
イタリア政策などの反目です
またイタリア諸国ともロンバルディア同盟の件で反目してます
※ロンバルディア同盟 北イタリアの支配権など・・
フリードリッヒ2世は
アラビアの言語を含む9つの言語をマスター 動物学者 文芸の保護に努め
ナポリ大学などを作ります
彼のシチリア王国はイタリアだけでなく ノルマンやビザンチン、ドイツ、プロバンス
更にはイスラムを包括した国際都市で貨幣制度に官僚制度も優れておりました
またユダヤ人の寵臣も
宗教には寛容でユダヤ教、イスラム教も自国内では一定の規律の元
認めました
エルサレム巡礼者たちの為に 法王の許可も取らず 条約を交わしてます
その為に 法王やキリスト教諸国と戦う事もありました
イスラムの内紛の御蔭もあり
エルサレム奪還に成功エルサレム王国の王位も手にしますが
あまり興味を示すことなく 帰還します
法王に度々破門される事もありました
やがて 後を継いだコンラート4世は病死
家門は滅び 神聖ローマ帝国皇帝の大空位時代となり
位は別の諸侯へと引き継がれます
(混迷した南イタリアを治める為に 法王に依頼されたフランス
アンジュー家がシチリア王位につきますが 反発され
やがてスペインのアラゴン王国が支配 独自のナポリ王国(シチリア王国)として
立ます
また彼の遺した八角形の城は有名です
※参考までに法王インノケンティウス3世は法王の全盛期の時代にあり
思うまま権力を振るいました
他にもドイツ王で神聖皇帝のオット4世を破門
王妃との離婚話でフランスのフリップ2世 カタンベリー大司教問題で
英国のジョン王を破門 屈服させました
また 法王は太陽 皇帝は月という言葉を残してます
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます