龍の戦国　佐賀龍造寺氏戦記譚　家兼編

戦国時代、佐賀の弱小領主から大大名へ飛躍し、九州三強の一角を担った龍造寺氏。ここではその礎を築いた龍造寺家兼を描きます。

家兼は少弐氏の従属下で活躍し影響力を拡大。しかしその動向を危険視され、一族の多くを謀殺され没落してしまいます。

ここで彼は諦めず、翌年地元の国衆や地侍達を味方につけて挙兵。当時九十二歳という高齢でありながら居城を奪還し、騙し討ちした者達を成敗したのでした。

家兼がどのように台頭し、どのようにして没落からの復活を成し遂げたのか、その生涯に迫ります。


※この小説は史料や一般書、論文等に書かれた龍造寺家の史実をベースに、作者の創造を加えた物になります。
史実とは異なる箇所もあるのでご注意ください。