概要
白い肌の少女の幽霊と失われた記憶を巡るノスタルジック・ホラーミステリー
〈※電撃大賞応募用あらすじ 800字ジャスト〉
幼馴染・飯田真人の葬儀に出るため、小学校4年まで住んでいた信州の山村へ戻った俺こと科野修司。なぜか当時心を病み、その頃の記憶のない俺だったが、久しぶりに戻った湖畔の村では〝シラコ〟と呼ばれる全身真っ白な少女の幽霊が噂されており、バス停で妙に白い肌の少女を見かけて以来、このシラコに付きまとわれる事となる。
葬儀では同じ幼馴染の上田幸信、松本あずさ、中野美鈴、辰野ほたるとも顔を合わせ、思い出話に花を咲かせるも、皆、何かを隠し、真人の死因にも疑念を抱いている様子。
翌朝、白い少女を追って森に入った俺は、あずさの遺体を発見する。警察は事故と判断するが彼女はシラコの噂を調べていた。理不尽な死に憤慨し、やはりシラコの噂を追う幸信だが、少女の夢を見た翌
幼馴染・飯田真人の葬儀に出るため、小学校4年まで住んでいた信州の山村へ戻った俺こと科野修司。なぜか当時心を病み、その頃の記憶のない俺だったが、久しぶりに戻った湖畔の村では〝シラコ〟と呼ばれる全身真っ白な少女の幽霊が噂されており、バス停で妙に白い肌の少女を見かけて以来、このシラコに付きまとわれる事となる。
葬儀では同じ幼馴染の上田幸信、松本あずさ、中野美鈴、辰野ほたるとも顔を合わせ、思い出話に花を咲かせるも、皆、何かを隠し、真人の死因にも疑念を抱いている様子。
翌朝、白い少女を追って森に入った俺は、あずさの遺体を発見する。警察は事故と判断するが彼女はシラコの噂を調べていた。理不尽な死に憤慨し、やはりシラコの噂を追う幸信だが、少女の夢を見た翌
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!死者の心はいずこに
最後まで読ませていただきました。
ラスト、バスの車窓から見えた光景がぐっと来ます。エモーショナル。しかし犯人の末路自体は妥当なものの、それを選んだ彼女の真意を考えると、やはりこの世のものではないのだな、という気持ちになりました。
久しぶりの帰郷、幼馴染みの葬儀、失った過去の記憶、風光明媚な田舎で起きる連続不審死……王道のジュブナイルホラー&ミステリーです。個人的にホラー成分はあまり強くなくて、幽霊が出てくるミステリーといった印象。
彼女が犯人たちの前に現れて自分の気持ちを伝えていれば、こんなことにはならなかったのに……と思う一方、エピローグを見ると結局すべては彼女の思い通りだったのか? …続きを読む