概要
人付き合いに疲れて虫になりたい事もある。力があれば実行するだろう。
大昔、人は魔法使いだった。魔法の使えない魔物たちと戦う日々。
魔物たちは好敵手であったが、人同士は違った。
高慢な王に、話を聞かない上司。客と店員。友と、師弟と、家族と。私たちはそれら全てに疲れてしまい『虫になりたい』と願った。
一万年後。
偶然にも目を覚ました虫、つまり人間が見た世界は様変わりしていた。
獣のような尾を持つ尾人と言う種族がかつての人間の立ち位置で存在しており、彼らが魔法を使えない為に、世界中が魔力で飽和状態になっているのだ。
かつての人間たちは輪廻を外れ、虫としてその生を繰り返している。
この魔力が飽和した世界の中で、虫たちは時々『天災』を起こす。魔力災害だ。
そんな虫を食べる事で魔力を体内に溜め込む生物も生まれていた。
人ツムリだ。
人ツムリは泳
魔物たちは好敵手であったが、人同士は違った。
高慢な王に、話を聞かない上司。客と店員。友と、師弟と、家族と。私たちはそれら全てに疲れてしまい『虫になりたい』と願った。
一万年後。
偶然にも目を覚ました虫、つまり人間が見た世界は様変わりしていた。
獣のような尾を持つ尾人と言う種族がかつての人間の立ち位置で存在しており、彼らが魔法を使えない為に、世界中が魔力で飽和状態になっているのだ。
かつての人間たちは輪廻を外れ、虫としてその生を繰り返している。
この魔力が飽和した世界の中で、虫たちは時々『天災』を起こす。魔力災害だ。
そんな虫を食べる事で魔力を体内に溜め込む生物も生まれていた。
人ツムリだ。
人ツムリは泳
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人ツムリと人間は融和できるか?
カタツムリは雨の日によくコンクリートの壁に姿を現し、自分が背負う殻の中で暮らしている。
この世界では1万年後、カタツムリならぬ人ツムリが生活の覇権を握っていた。
主人公は人間だが、人ツムリとは今のところ会話ができ、特に何も問題ないように思える。
そんな人ツムリの生態が気になるのは私だけだろうか?もしかしたら彼らはカタツムリのように殻を抱えて、その中で住んでいるかもしれない。
そうしたら排泄や水浴びなどと言った行為はどうなるだろうか?もしかしたら1万年後のことだから、家の構造自体が変わっているのかもしれないが。
昨日(3/19)にこの小説を見つけて今日、3月20日。私は作者様の更新のスピードの…続きを読む