となりの双子ちゃん。

主人公神那と、その隣の家に住む双子、太梓と奈梓。三人は幼馴染。
なんて書くと、今にも恋愛模様が始まりそうな予感がしますが、本作で書かれるのは、そんな三人の何気ない日常。
焼き芋を買う話だったり、雨が降りそうな時に傘を持って行くかどうかだったり、特に大きな事件が起こるわけでもなく、本当に普通の日常です。
なのに、どうしてこんなにも面白いのでしょう。

日常を面白く書くって、実は相当難しいのではないかと思います。それができるのは、メイン三人がとにかく魅力的だからではないでしょうか。
このレビューを書いている自分も双子なのですが、双子の特徴や考え方などについては思わず「わかる」と思い、時に双子に振…続きを読む

タイトル通り、おとなりに引っ越してきた双子くんと、主人公の神那ちゃんが織りなす毎日が描かれています。

学校生活のこと。
お家でのたわいないこと。

全体的に毎話淡々と続くのですが、この三人の会話が非常にユニークです。
時折、吹き出すぐらい（笑）

また、地の文がいい。すっきりしていて、会話を邪魔していないだけに、この三人が際立つんでしょうね。

一話一話が独立していて、三人の一ヶ月を彩ります。
まるで近所の子達の生活を見ているみたい。

最後には、この子達との別れを寂しく思うほど。

ぜひぜひ。
続編を期待したいお話です。

とっても和みます。
高校生の女の子主人公神那ちゃんと、幼なじみのお隣の双子の男の子。
三人の仲良しが繰り広げる日常には、女子高生のちょっとした悩みがあったり、ふと周りが大人に思える時があったり。
焼き芋が一人で食べるより美味しそうだったり、寒い日のココアに温められたり、富士山の様子を眺めたり。

是非、お正月バージョンも読みたいとか欲が出てしまう。ほっこりほわほわ、毎日更新が楽しみになるお話でした！