概要
都会での働きから一転、田舎で農業始めます
念願の都会で働き、七年が経った。
しかし、憧れていた都会での暮らしは、想像とは大きく違っていた。
心身共に疲れた美奈子の元に、田舎で暮らす母からの連絡が。
都会の暮らしをやめて、田舎で暮らし始める美奈子。
懐かしい空気の中で、家業の農業を行うことに。
新しい仕事、出会い。
大変だけど、頑張る女性の物語。
しかし、憧れていた都会での暮らしは、想像とは大きく違っていた。
心身共に疲れた美奈子の元に、田舎で暮らす母からの連絡が。
都会の暮らしをやめて、田舎で暮らし始める美奈子。
懐かしい空気の中で、家業の農業を行うことに。
新しい仕事、出会い。
大変だけど、頑張る女性の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!お米は最後のひと粒まで食べよう、そう思えた
当方、恥ずかしながらお茶碗に残った米粒は食べずに捨ててしまうことがしばしばあるタイプ……。ですが、この小説を拝読し、お米は最後のひと粒まで食べよう、そう思えました。
農業への造詣が浅いので大それたことは言えませんが、農業というお仕事の内容や流れ、そのやりがい、大変なこと、いいことーーそういったものが初心者にもわかりやすい言葉で書かれており、大変勉強になりました。これぞお仕事小説!
農業知識もさることながら、物語としての完成度も高いので非常にサクサクと、ノーストレスで拝読させて頂きました。
食欲の秋、そして新米の秋。お米が美味しい季節になりましたね。読了後にはきっと、粒立ったほかほかの炊きた…続きを読む - ★★★ Excellent!!!お米には、人の想いが詰まってる。
都会で働いていた主人公は、セクハラを受けながら働いていた。そんな中、母から父が倒れたと電話があり、故郷に帰ることに。主人公の家は米農家。主人公は会社を辞め、米作りに奔走する。知識も経験もない中、両親や幼馴染に教えてもらいながら、懸命に米を作る。
ただ食べていたお米。毎日当たり前のように食べていたお米。それがこんなにも多くの人々が関り、人間関係を作り、時間と手間をかけて、苦労の末にできていた。これだけでも、お米の大切さ、主食の有難さが分かる。
その上、この作品には田舎ならではのことが織り込まれていたり、恋愛や結婚など、お米作りを通して生活を見ていたり、人の営みも感じられる。また、主人公の…続きを読む