お米は最後のひと粒まで食べよう、そう思えた

当方、恥ずかしながらお茶碗に残った米粒は食べずに捨ててしまうことがしばしばあるタイプ……。ですが、この小説を拝読し、お米は最後のひと粒まで食べよう、そう思えました。
農業への造詣が浅いので大それたことは言えませんが、農業というお仕事の内容や流れ、そのやりがい、大変なこと、いいことーーそういったものが初心者にもわかりやすい言葉で書かれており、大変勉強になりました。これぞお仕事小説!
農業知識もさることながら、物語としての完成度も高いので非常にサクサクと、ノーストレスで拝読させて頂きました。

食欲の秋、そして新米の秋。お米が美味しい季節になりましたね。読了後にはきっと、粒立ったほかほかの炊きたてご飯が食べたくなることでしょう。
是非ご一読ください。

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