概要
「この印籠を見て。葵の御紋だよ」「だから何。失せな!」「そんなあ~」
元禄十三年十二月六日、常陸の国水戸徳川家二代藩主、徳川光圀は七十二年の生涯を終えた。
死ねば藩主もただの亡者。冥土で閻魔の裁きを受けた。
が、
「光圀ね。はい、文句なしに地獄行き決定」
「そこを何とかしていただけませんか、閻魔様」
「ならば新しく生まれ変わった世界で善行を積め」
「頑張ります!」
というわけで異世界に転生し、十八歳の新生光国として新しい人生をスタートさせる。
が、
そこは魔術と妖魔が普通に存在する、一風変わった世界だった。
「江戸にいても善行は積めぬ。苦しむ人々を救うために全国行脚を始めよう」
と決心した光国は、魔剣を使う高飛車女剣士スケ様と、岩竜の加護を受けた武闘娘カクさんを連れて諸国を巡る旅に出る。
死ねば藩主もただの亡者。冥土で閻魔の裁きを受けた。
が、
「光圀ね。はい、文句なしに地獄行き決定」
「そこを何とかしていただけませんか、閻魔様」
「ならば新しく生まれ変わった世界で善行を積め」
「頑張ります!」
というわけで異世界に転生し、十八歳の新生光国として新しい人生をスタートさせる。
が、
そこは魔術と妖魔が普通に存在する、一風変わった世界だった。
「江戸にいても善行は積めぬ。苦しむ人々を救うために全国行脚を始めよう」
と決心した光国は、魔剣を使う高飛車女剣士スケ様と、岩竜の加護を受けた武闘娘カクさんを連れて諸国を巡る旅に出る。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!水戸黄門はご存知でしょう。じゃあ二話まで読んでください、面白いから
あなたがめちゃめちゃ歴史に詳しいんだったら話は別で、ハイハイ知ってますよみたいになるかもしれないけども、俺はねえ、ただただびっくりしましたよ。光圀さんよぉ。そうなんすかぁ。
俺たちってボンクラじゃないですか。すいません勝手に仲間にして。まあでもとにかく、そんなわけで、一次資料なんて絶対に当たらないぞと心に決めて生きている。そのくせ賢しいと思われたいので他の人が知らないことを知りたいと思ってる。じゃあ読め! 面白いぞ! そう来たかってなる。
そんで「転生」後もね、一応根底としては深刻な話なんだと思うんですけど、全体としては脱力していく形の話です。とりあえず中ボスを倒しにいく王道の展開…続きを読む