旧校舎の魔法少女と玉手箱の日記帳

魔法。それはきっと、少女が願った大切な思い。
「魔法少女」に憧れる小学二年生の女の子・瑞希を中心に、たくさんの物語が巡り巡っていきます。
小学生ならではの幼い感情。大好きな家族、友達…彼女の周りにはいつも温かな笑顔が溢れています。
でも、うまくいかないこと、悲しいこともたくさんあって。
時折クロスする、大好きなアニメの主人公「みずきちゃん」の境遇。
時折現れる、大人になった「瑞希先生」と周りの人たち。
様々な角度で、少しずつ成長していく女の子の物語が描かれます。
小さなハートのドキドキに、涙に、いつの間にか引き込まれてしまうことは間違いないでしょう。
無垢な女の子の視点。ぜひ、一緒に追って、…続きを読む

　この作品には同じ名前の登場人物が出て来ます。
　まずは、この作品の視点の大半をしめる小学生の女の子瑞希ちゃん。
　そして、作中に出て来るアニメ『マジカルエンジェルみずき』の主役のみずきちゃん。
　最後はもうすぐお母さんになる成人女性の瑞希さん。
　同じ名前の登場人物達の関係は如何に？
　そして、特筆すべきは作者様が小学生の女の子の心情を素晴らしく繊細に、リアルに書かれているということ。
　私は小学生瑞希ちゃんのとあるシーンで泣きそうになってしまいました。
　この作品は完結していますが続編が連載中です。そしてスピンオフ的な作品も連載中です。まずはこの作品を読んでからスピンオフ、続編を読んで下…続きを読む

瑞希目線で送られる不思議な物語。

子供目線で語られる話は、本当にありのままの感情で描かれていて、特に「でもね、パパ起きないの」という言葉が今だに胸に刺さっています。

何でなの？
息苦しかったでしょ、取ってあげるね。

人間の生としての時間が止まることをまだ知らない無垢な感情と悲しさがありのまま表現されているので、とても涙が出そうでした。

これからどうなるのか、しっかり見ていきたいと思います。