概要
入学式の日、一目惚れした彼女は……トンデモ系デンパさんでした!
〈※電撃大賞応募用あらすじ 800字ジャスト〉
俺こと上敷正論は高校の入学式の日、学校の敷地境で桜を見上げていた美少女・天音乙波に一目惚れする。だが、彼女の見ていたのは桜ではなく、その上空を飛ぶUFOの編隊だった。そう……彼女はトンデモ系のデンパさんだったのだ。
それでも「わたしの行きたい所へデートに連れてってくれるなら」という条件で付き合うこととなった俺は、UMAを探したり、埋蔵金を掘ったり、都市伝説や学校の怪談の検証をしたり…と、ありえないデートを繰り返す。その上、高校のとなりに建つマンションで起きた女子大生の失踪事件まで宇宙人によるアブダクション(誘拐)だと言い出する始末。
もうこれ以上は付き合いきれないと別れる決意をする俺だったが、彼女がオカルトに傾倒する理由が透視能力をインチ
俺こと上敷正論は高校の入学式の日、学校の敷地境で桜を見上げていた美少女・天音乙波に一目惚れする。だが、彼女の見ていたのは桜ではなく、その上空を飛ぶUFOの編隊だった。そう……彼女はトンデモ系のデンパさんだったのだ。
それでも「わたしの行きたい所へデートに連れてってくれるなら」という条件で付き合うこととなった俺は、UMAを探したり、埋蔵金を掘ったり、都市伝説や学校の怪談の検証をしたり…と、ありえないデートを繰り返す。その上、高校のとなりに建つマンションで起きた女子大生の失踪事件まで宇宙人によるアブダクション(誘拐)だと言い出する始末。
もうこれ以上は付き合いきれないと別れる決意をする俺だったが、彼女がオカルトに傾倒する理由が透視能力をインチ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ヒロインのミステリアスな設定が魅力
ミステリアスで突拍子もないところのあるヒロインに興味をそそられました。
外見は完璧な美少女ながら、実は「見えない部分にとんでもない一面を持っている」という設定になっており、このギャップや秘密があるキャラクター性にひかれました。
また、主人公の友人がやめておけと忠告するほどのヒロインにはどんな秘密があるのか?という疑問が原動力となってページをめくらせます。彼女の「別世界の人間」という例えや、「過去の被害者の話」などが、後々の展開に向けた伏線になっており、読者を引き込む工夫がされていて好印象でした。
トンデモないヒロインに振り回される主人公はつい応援したくなりました。 - ★★★ Excellent!!!トンデモがトンデモじゃない?!
・構成が巧いと思いました。
最初はどういう展開になるのかさっぱり読めず、まさかこのままトンデモを並べて彼氏が振り回されて終わるだけの話だったらタイクツでツマラナイんじゃないかと心配しましたが、一度はオチがついたはずの全部のトンデモが、まさかラストであのような形でひっくり返って収束するとは思ってもおらず、構成力の良さが際立った作品だと感じました。
・ラストが特に良かったです。
カーチェイスなんて、ちょっとしたアクション映画の1シーンのようでした。
「静」な部分、「動」な部分、緩急の取り交ぜ方が巧みだと思います。
その他、彼女の過去エピソードについては、それまでのハイテンションを旨い具…続きを読む