30.プロット
ふ、筆が進まねえ……。
と、いきなり嘆きから入ってしまいましたが、何を隠そう今は3周年イベントの真っ最中。2日おきにカクヨム運営からお題が出されて、4000字以内の掌編を作って、人気作は表彰してやるぜ、ということらしいです。
思った以上に周りの人達がチャレンジしてますね。同じお題だと比較ができるから、その人の色が浮き出てくるというか、つい気になって見に行ってしまいます。
というか皆さん、よく2日で仕上がるもんです。僕はどうにもダメですね。そもそも頭の中でイメージが固まるのに2日じゃ間に合いません。これが場数の違いなのでしょうか……、うむむ……。
しょうがないのでイベント参加はスルーで新作に取り掛かっています。とはいえ未だに進捗ゼロ文字。いや、焦るなかれ。イメージはあるのですから。ちょうど今プロットを組み立てています。
で、今日の本題ですが、皆さんはプロットを作る派でしょうか。作らない派でしょうか。もちろん作る作らないは自由だと思いますが、僕は作りたい派です。しっかり筋道作って迷わないように、とか、破綻がないようにチェックしたい、とか、色々理由はありますが、たぶん今から創る物語が面白いものだって自分で実感したいんだろうと思います。モチベ維持とか、そういう感じで。
んで、プロットにもどこまで作りこむかの幅があるようで。
1:あらすじレベル
2:オチや重要なシーンをいくつか記述
3:発生する出来事、伏線の関係を羅列
4:加えて登場人物のセリフやモーションまで記述
ちなみに前作『僕らの終わり』では3でした。プロットが整理できた段階で、これで後は書くだけだー、と思ったもんですが、いやーしかし実際はそうもいかなかったんですよね。
例えば物語の中盤、
・停電した警察署で某キャラが死亡
⇒ユウ(主人公)が犯人扱いされる
⇒ユウ、警察署から逃げ出す
という流れは決めていたのですが、いざ書くとなると、犯人が警察署から逃げ出すのってメッチャ難しくね? みたいな感じになって、いかに不自然さを消すかで相当四苦八苦した記憶があります。実際、そのあたりのシーンはまだ自分の中でモヤモヤしたままです。概要だとその粗さが気づきにくいんですよね、書く前だと特に。
あとは出来事単位でまとめると、その出来事がどの程度の文字数になるかにかなり幅が生まれました。というか物語の後半になるほど膨らみました。これはプロットをまとめていた時点では、そこまで先の話をイメージしきれていなかったのだろう思います。おかげでプロットは何度も練り直しになりましたし、文字数も予定よりだいぶオーバーしました。
その反省も活かし、今回はプロットをもう少し具体的にしてみます。とはいえやることはシンプル。1話から30話まで、各話の概要を作ってみるのです。あとは1話4000字弱で書いていけば10万字程度になろうという目算です。
やってみるとまあ出るわ出るわ、辻褄の合わない設定や展開が。終盤も逆算で整理できるのですが、中盤がぽっかり空いた感じもあるので、もうちょっとシナリオを練りこんでみます。準備にすごい時間がかかりそうですけどね、これ。でも出来上がったらかなりすんなり書き出せるんじゃないかって思います。
ただ、あまり準備に時間かけ過ぎてもしょうがないし、冒頭ぐらいは並行して書き出してみましょうかね。溜まったイメージを書き出せていないと、脳内に鬱憤も溜まってきそうですので。あー、寝てる間に手が勝手にプロット作ってくれないかなー……。
と、まあ今はこんな感じで試行錯誤中ということで。皆さんはどんな感じでプロットを作られてるんですかね。コツとかあればぜひ教えてくださいな。
ではまた。
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