24.完結しました

初めての長編、『やがて来る僕らの終わり』完結しました。


いぃぃぃやっふぅぅぅううううううっ!!


と、叫びたくなるくらいの解放感。いや、こんなに書き続けることが大変だとは、自分、甘く見てました。皆さんこれを何本もやってるんですよね。すごいとしか言いようがない。


で、そういった感慨とかは近況ノートのほうにまとめているので、ここエッセイでは実際に連載してみて感じた課題、反省点等を整理しておこうと思います。次また長編に挑戦する際に意識しておかなくては。


【1.週次更新の是非】

・書く分には週4000字弱でだいぶ安定した。(力がついたからか、後半になるほど速く書けるようになった。)

・一方、読む分にはストーリー忘れちゃうので、あまり親切ではなかったと思われる。

・書いている最中、もっと面白い展開が思い浮かぶことが多々あった。だけど週次変更だと途中からの変更には限度がある。

・ヒヨッコの僕が、この一年ある程度存在感を出すにはよかったのかも。次からは日次とか、まとめて更新するようにしたい。


【2.プロット】

・練りが甘い。「シーン概要&誰がどうする」レベルだと実際書く際に迷うことが多々あった。注力シーンは行動全部箇条書きにしておくくらいの気持ちでまとめておいたほうがいいかも。

・序盤がスローすぎる。もっと掴みに行く構成を意識する。


【3.テーマと文字数】

・18万字まで膨らんだことを考えると、もっと絞りたい。2つテーマが混ざった感じも否めず、それであれば半分にしてもう少しわかりやすい物語にしてもよかった。

・とはいえ、しょっぱなだからしょーがない。次はもう少し適切な分量で。


【4.タイトル&キャッチコピー】

・内容的にはこれで間違いではなかったと思う。けど、語呂もあまりよくないし、もうちょっとなんとかできたかもしれない。

・キャッチコピーも含めてバッドエンドを予期させるらしく、いきなり読者をふるいにかけてるのは反省点。もう少し口を広げたほうがいい気がする。(とはいえターゲットとしてはバッドエンドどんとこい層なのでゴニョゴニョ……)


【5.その他、感じたこと】

・後半の多人数での狂乱とか、バツ、バツ、と短めの文で勢いをつけて展開する部分が書いていてすごく感触がよかった。この感覚を大事にしたい。

・逆に序盤はちょっとこねくり回し過ぎたかもしれない。というか、絶望ベースの一人称は少々僕には難易度が高かったか。いつか力つけて再チャレンジ。

・語彙力たんねえんだよ。同じ表現を何回使う気だよ。もっと表現豊かにいこう。読め、読め、読め。

・プロ作品を見る限り、ルビをふる基準を少し低めにしたほうがいいのかな?

・書きながら、一度句点を入れて次を考える癖があるようで、気が付くと句点だらけになっていることあり。意識的に推敲の際に掃除するように。

・キャラクターの特徴づけが弱すぎる。今回最大の反省点。けっこう被ってるし。リアルに寄せた部分はあるとはいえ、もっと振れ幅大きくできるはず。




……とりあえずこんな感じ。細かいところでは色々直したいところも残ってますし、もうしばらく手直しを加えていくと思います。


ただ、それなりに格好は整えられたという実感はありますし、ホラーでありながら面白いという声も頂けているので、そこは少しばかり自信をもってもいいんじゃないかと勝手に思っているわけでございます。


まだお読みでなければ(そして陰鬱血みどろホラーが守備範囲であれば)、どうかご一読ください。そして、できれば感想やアドバイスなど頂けるとありがたいです。


『やがて来る僕らの終わり』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885444370


それではまた次の作品で。

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