14.髭鯨、太平洋を渡る

というわけでアメリカ行ってきます。(何がというわけなのかわかりませんが。)


明後日から5日ほど仕事でアメリカに行くことになりました。その間、書くも読むもお休みです。ちょこっと覗くくらいはするかもしれませんけどね。週末には戻ってきますので、そしたらまた読む読むします。そういえばちょうど参加している匿名ロボバトルも終わる頃ですね、結果も楽しみです。


というかそのためにも無事帰ってこなければ。

最近向こうでは怖い事件が多いので少しドキドキしてます。


自分語りをしてしまうと、僕は大学時代にアメリカに1年弱ほど留学していたことがありました。おかげで多少英語がわかります。で、そのために仕事でも海外関連のタスクを担うことが多くなり、それが今回の出張にもつながってるわけで。

僕の場合、メールはほぼ不自由ないんですが、しゃべるとなると完全にカタコトなのでまだ怖いですね。もともとコミュ障なんで、それも加わって怖い怖いです。


ただ、いきなり創作の話になってしまいますが、海外の人と交流するのは物を書くのにもいい経験になると思ってます。彼らは全然日本とは分化が違いますからね。それを肌で触れると自分の中の物差しが刷新されるというか、自分を囲んでいる世界が文字通り広がるというか。


例えば彼ら(主にアメリカの人達)の主張する力はスゴイです。遠慮なくグイグイきます。日本では『空気を読む』美徳みたいなのがあって、目立つ人は浮いてしまったりしますが、留学中のクラスではみんな主張しまくりで僕にとっては衝撃的でした。向こうからしたら日本人はToo Shyトゥー シャイとかよく言われます。(あくまでも傾向として。)

逆に、日本人は時間に正確で約束もしっかり守るのですが、向こうの人はビジネスパーソンでも適当というか、言ったことは守らないし忘れてることだって結構あります。(あくまでも傾向として。)ただ、これも向こうに言わせれば日本人が細かすぎるというのです。


そういう経験もあって、周りから何か悪いことを言われたとして、場所や時代が変わればそれは別に普通のこと、あるいは逆に良いことになるってこともあるかも、とか1歩引いて見られるようになった気がします。広い視点で自分の作った物語を見てみるというのが、きっと奥行きや深さにつながると偉そうに思っていたりするわけでございます、はい。


なので、この界隈で留学行きたいけど迷ってる、とか、海外赴任のチャンスがあって、とかいう人には僕は「迷わず行けよ、行けばわかるさ」的な返答しか持ってません。もちろん人生の大きな決断だと思うので慎重になるのも当然です。ただ、創作に限らず、自分を広げる意味でも1回海外の文化を肌で触れておくと、世界が変わると思います。まるで良い読書をした後に世界の見方ががらりと変わるように。これが迷ってる人のアシストになればいいなーと思います。


さ、準備もあるので今日はこの辺で。

ではまた。

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