応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • おーーー!!!東南アジア編キターーー!!!!・:*+.\(( °ω° ))/.:+
    いずれ東南アジア風の物語を書きたいなあと思っているので参考にさせていただきます!!

    作者からの返信

    来ましたよーーー!!! 実は私もいつか東南アジア風の物語を書きたいと思っているのですが、そう思いついて早一年ぐらい経っております💦 プロットすら出来てないという驚愕!!! でも、予定は未定ですものね(笑)

  • 東アジア編が終わった!
    お疲れ様でした!
    長い旅路でしたね……

    作者からの返信

    いやあ~、長い旅でした(^◇^) と、いいつつこの旅はまだ続くのですが(笑) これからは東南アジアに入ります。私はいつか東アジア以外のアジア圏をモデルにしたファンタジーを書きたいと思っているので、自分のためにも、何より読者様のためにも頑張ります!!!

  • 東アジア編お疲れ様でした!こうしてみるとものすごい民族がいるのですね……東アジアには……
    台湾、小籠包のイメージが大きかったんですけど、こんなにもいろんな民族がいるとは!とんぼ玉……いいですね❤️

    作者からの返信

    えへへ、ありがとうございます(*^▽^*) 世界は広いですが、この先も皆様に役立つ(かもしれない)知識を届けられるように頑張ります!!!

    今回、私も東アジアの広さと多様性を突き付けられました。いつか東アジア編でふれた少数民族の文化を元にしたお話を書いてみたいと思ったり。そしてそこには、とんぼ玉を登場させて💕

  • 初めまして。下手の横好きで小説を書いている者です。
    こちらのサイトでは、調べても中々出て来ないような事も書かれていて、小説書きとしては大変参考になります。いつも有り難うございます。
    これからも応援しています💘

    作者からの返信

    はじめまして! こちらこそ、ご高覧していただきありがとうございます(*^▽^*)

    私は結局活用しきれていない(予定自体はあるのですが、予定は未定とはよく言ったものです)これらの知識も、読者様のお役に立てて喜んでいるでしょう。もちろん私も嬉しいです。これからも、沢山の知識を皆さまにお届けできるよう頑張ります💕

  • おっ、やっと中国を抜け出して台湾に!?
    台湾も多民族だからしばらく楽しめそうですね……
    ちなみにこの東アジア編てどれくらい続くご予定ですか?

    作者からの返信

    やっと抜け出せました( ̄▽ ̄)=3 中国は少数民族が多い分、長くかかっちゃいましたね~。 

    この東アジア編は次回で終わりで、その、次からは東南アジア編に入る予定です!!! しゃしゃさんに新たなネタをお届けできるよう頑張りますd=(^o^)=b

  • たいっへんおさわがせしました……
    いろいろとスローペースになると思いますが、これからもよろしくお願いいたします。
    台湾の高山族はどきどきしますよね……頭目と平民に服が厳格にわかれているというところ、身分差恋愛とかの良いモチーフになりそうですよね(⌒▽⌒)

    作者からの返信

    いえいえ、一番大変なのはこはるさんですから……。どうか少しでも、できれば全データ復活できますように(>_<) 

    高山族の民族衣装について、私もまったくおんなじこと思ったんですよ!!! 私たち、気が合いますね(*´▽`*) こういう要素が出て来る話は、身分が低い方の視点で読みたいですよね~。

  • 東アジア その㉒トン族他への応援コメント

    宗教はアニミズムで仏教や道教やキリスト教の影響を受けている、って見て、何でもありやん……と思ったのですが、あれっ? 既視感が……近くの島々にも似たような信仰をもつ民族が1億人ほど……???

    作者からの返信

    おーっ!!! 確かに、とてもよく似た民族が近くに!!! しゃしゃさんの慧眼は流石ですねえ(*´▽`*) 私、その近くの島々の中でも割とごった煮のところに住んでいながら、全然気づいていませんでした(笑) そうか。こんな感じなのかもしれないなあ……。

  • 東アジア その⑲ナシ族他への応援コメント

    今回のチンポー族もそうなんですが、人類って結婚したら女性が変化する文化が多くていろいろ考えちゃいますね。神話や伝説として、物語の文脈として考えると私個人としてはえっちで大好きなんですけど、それがいろんなところに影響をおよぼしているのかなーと考えちゃう時もあります。

    作者からの返信

    確かに、神話伝説の人外(神も含む)と人間の夫婦って、男が人外の場合は大抵神やそれに類するものなのに、女が人外だと動物(蛇、狐など)や妖怪の場合が多いですよね。羽衣伝説のような伝承ももちろんありますけれど(全く関係はないのですが、私は羽衣伝説をモチーフにした漫画「妖しのセレス」が大好きです❤)。そして、妖術によって人間の女に化けたり、なんか不思議な力で人間になったりする。これは族外婚を暗示していると聞いたことがあるのですが、そもそも男にとっての女って太古の昔から「わけが分からない・どこか不気味なもの」だったのかもしれませんね(^^; 私も物語としてなら、たとえば安倍清明の母・葛の葉の話とか大好きなのですが、色々と、考えさせられますよね……。

  • 東アジア その③韓国への応援コメント

    オンドルの影響であぐら等できる形になったというの、やっぱり寒い地方なんだなーというのを改めて感じましたね。日本人の女性ものの着物であぐらはかなり無理がありますもんね。ソウルは確か札幌くらいの緯度だった気が? 北朝鮮とかめっちゃ寒いんだろうな。

    作者からの返信

    ブェ――――ッ!!! ソウルって、そんなに北にあるんですか!!? 私の地元、位置的に韓国に近いので、たまにハングルが印刷されたゴミが流れ着いてくるんですよ。私の地元は九州だから、勝手に韓国の大部分も九州と同じぐらいの緯度にあると思いこんでいたのすが、よく考えたらそれはないですよね。高校では地理選択だったのですが、苦手なまま卒業してしまったツケが回ってきちゃいました(笑) ……ということは、北朝鮮って、今どうなってるんでしょうね。「北」朝鮮だから、韓国よりももっと寒いんでしょうが、庶民の皆さん暖房器具って……これはあまり深く考えないほうが私たちの精神にとってはいい問題ですね。

    民族衣装って、やっぱりその土地の風土にあった形になってるんですよ。本で、「中央アジアの人が伝統の民族衣装を着て馬で乾燥地帯をしばらくうろついたけれど、水を一滴も摂取しなくても良かった」という記述を見たことがあります。結構前から言われていることですが、スーツとか日本の気候には適してませんし、今こそ日本の伝統を見つめ直す時が来ているのかもしれませんね。クーラーがんがん利かせた部屋でスーツ姿で仕事するより、28℃の部屋で浴衣とかで仕事する方が「エコ」なのかもしれません。

  • 世界の民族衣装への応援コメント

    新章すごい毒のないテーマじゃないですか!! やったー心の安寧!! とか言ってたら苛酷な綿花栽培や養蚕の話になったりして!!!!!!!!

    作者からの返信

    大丈夫ですよしゃしゃさん💕 今回の私は光り輝く銀シャリですし(そう言えば私は、鮭ハラスなるものを通販で買おうか迷っています)、参考文献はどれも衣服の機能だとか材質だとか紋様の意味についてしか触れていない、心安らかに読める本なのです(*^_^*) 
    「和風、中華風やヨーロッパ風以外のファンタジーを書きたいけれど服装の資料が少ない( ノД`)」と、悩める物書きの誰かが救われるといいんですけれどね……。これは、そうして撒かれた種から咲いた花を愛でようという、壮大な計画の第一歩なのです!!!

  • 世界の民族衣装への応援コメント

    民族衣装編! 楽しみです~!(≧▽≦)

    作者からの返信

    ありがとうございます(*^▽^*) 創作ではやたらヨーロッパ系の服装や文化が幅を利かせている気がしますが、他にも魅力的な民族衣装があり、文化があるのだと一人でも多くの人に知ってもらえるよう頑張ります!!!

  • 戦術的呼吸と事後報告への応援コメント

    一章完結お疲れ様でしたー!! おもしろかったです!!
    悲しいことですが戦争はもはや身近なトピックスなのである程度おぼえておいたほうがいいこともありましたね。売春の章同様関わらずに済むのならばそれにこしたことはないのですが、無知は罪です。

    落ち着くためにコーヒーを飲むのは逆効果なんですね……
    考えてみれば静岡県民て四六時中緑茶を飲んでいるので利尿作用と覚醒効果で落ち着くはずがないですね。我々県民は反省しなければならない(笑)

    あと最近は「新聞やニュースを見ない」も大事ですね。

    作者からの返信

    えへへ、ありがとうございます!!! 何らかの形でしゃしゃさんたち読者様のお役に立てたら良いのですが……。種は蒔いたので、芽が出るのを祈るばかりです。もっとも、発芽したところで開花するのはラフレシアとかそんな感じの花なんでしょうけれど(笑)

    二月以来、平和とはこうもあっけなく崩壊するものなのだということを痛感させられっぱなしですよね。もっとも、人類の歴史は圧倒的に争ってきた期間の方が長いので、今のこの現状こそが「普通」なのかもしれませんが。そんな世界で生き抜くためには無知ではいられないけれど、情報を摂取しすぎても心の平穏を保てない。難しい。o(゚^ ゚)ウーン

    黒船来航の時の「泰平の~」という狂歌のとおり、本来カフェインを含んだ飲料って、やっぱり覚醒作用があるんでしょうね。ただ、現代人はそれに慣れ切っているから中々気付かないだけで。ただやっぱり、お茶やコーヒーは美味しいので、適量なら飲んでも大丈夫ですよ!!! 何事も、バランスが大事ってことなんでしょうね(*´▽`*)

    編集済
  • ストレスその他への応援コメント

    もうぜんぜん戦闘に関係ないただの雑談なんであんまり真剣にとらえないでほしいんですけど、なんとなく書きたくなったので!
    私もストレスが溜まると食べたくなってしまうタイプなんですけど、ストレスが溜まると食べたくなくなってしまうタイプに「いいな~それでも食欲あるってことなんでしょ、生存への欲求でしょ」って言われたことがあって、違うんだ! 口に入れれば何でもいいんだ、健康に悪いと思いながら気持ち悪くなるまでそのへんにあるものを適当に食うんだ!!と……、で、結局最終的にわかり合えなかった……!!!
    私はポテトチップスを暴食します。大しておいしいと思ってないです……油と炭水化物が欲しいだけです……。
    いや本当に戦闘に関係なかったすみません、私の個人的な体験談でした!

    しかしそう言われてみれば兵士の皆さんってレーションだけで満足するんですかね、同じ戦闘をするにしてもカリブの海賊とかならそのへんにあるものむさぼり食ってるイメージですけど……

    作者からの返信

    おーっ!!! しゃしゃさんそうなのですね!!! 本で言われていたようにしゃしゃさんのようなタイプが世の中の大多数を占めるのでしょうが、私にはない感覚なのでとても興味深いです。……創作の参考にさせていただいてもいいですか゚+.(◕ฺ ω◕ฺ )゚+ 油と炭水化物が欲しくなるというのも、きっとストレスへの防衛反応として、身体が求めてるんですよ。この二つは色々な意味で重要な栄養ですし。私がストレスに食欲を全く左右されないのは、多分私が図太くて、なおかつめちゃくちゃ欲張りで意地汚い人間だからなんですよ(笑) 

    ちょっとグロテスクな話なんですが、しゃしゃさん「ウェンディゴ」ってご存じですか? ウェンディゴはネイティブアメリカンに伝わる精霊の名前であり、ごく限定された部族のみが発症する精神疾患の名称でもあります。で、精神疾患としてのウェンディゴの症状はというと……猛烈に人間を食べたくなってしまうそうです(他にも症状はありますが、ウェンディゴは主にこの点で知られています)。でもウェンディゴは、動物の脂肪をコップ一杯ほど摂取すれば治るそうなんです。ウェンディゴは食糧が乏しくなる冬によく発症するそうなので、栄養不足も原因の一つなんでしょうね。それが脂肪を摂取すれば治るんですから、追い詰められた人体が意思に関わりなく欲するのはやっぱり脂肪。そして糖(炭水化物)なんですよ。人間の身体って、主の意思がどうであろうと、生き抜くための行動をとるように出来てるんでしょうね。……って、長々とアレな話をしてしまってすみません💦

    兵士の皆さんの食事のレパートリーへの欲求って確かにどうなってるんでしょうね。士気にも関わってきそうなものなので、上層部も気を配ったりするんでしょうか? ウィキぺーディア先生に載ってるフランス軍のレーションは、キャラメルやココアなどの甘い物が豊富で、これなら一ヶ月は頑張れそうな感じでした。でも、レーションさえもなくなってしまったら、兵士たちはどうするんでしょうね。……きっとそこからが本当の地獄なのだ。

    編集済
  • 殺人の反応の補足への応援コメント

    なるほど、「何も感じなかった」か。これは前のところでコメントさせて頂いた狩猟民族のところにも接続できそうですね。それこそ「人を狩る」が常態であればそんなもの、になりそうですし。とはいえなかなかその心理は図り切り難い……

    それにしても、ベトナム戦争に限らず世界情勢の本を読むとつくづく欧米の動きに乾いた笑いしか浮かびませんね。なんでそれを正義と思い込めるのか……

    作者からの返信

    思わぬ形で答えを見つけられて、私もとても嬉しいです(σ*´∀`)←いや、お前は最初からこの答えにたどり着いとけよ、という感じですが(笑) ……私の記憶力のヤバさはともかく、物心つく前から「部族の仲間以外の奴らは殺しても大丈夫」という価値観の中にいると、成長してもその価値観を疑いもしないでしょうしね。
    でも、不慮の事故などで仲間を死なせたりしたら、どんな反応をするんでしょうね。この場合には、我々が人を殺してしまった場合と似た心理が観察できるのかも?

    近現代の歴史を学ぶと、欧米の「私たち優等な白人が、下等な有色人種のために動いてあげます」ムーブが鼻につきますよね! 私は勝手に植民地主義に近いものを嗅ぎとり、反吐がでるなあ~、と思っています(*´▽`*)

  • 殺人の反応の補足への応援コメント

    これは私自身が零戦が好きで一時期調べていたことがあるので空戦の情報で培われた偏ったイメージだと思うんですけど。
    日米の戦争ってアメリカは上から下までみんな「悪い日本兵をやっつけて善良なアメリカ人を守る」という良くも悪くも正義の心でやっていたイメージがあります。対してベトナム戦争は最後何の正義もなく終わった感じだから残る禍根が大きそうですね。
    アメリカ人って”正義のヒーロー”が大好きですよね。私は昔はそれがすごく独善的に感じられて嫌いだったんですが、最近年を取って「人間ってたまにそういう綺麗事も必要な時あるよな」と思うようになってきました……。正義とは世界を二項対立で捉えたい年寄りのロマンなのかもしれません。

    作者からの返信

    まさしくそれなんですよしゃしゃさん~!!! 『戦争における「人殺し」の心理学』でも、ベトナム戦争は様々な意味で多大な犠牲を払った(手榴弾を持った少年兵をやむを得ず狙撃したら手榴弾が爆発し少年は肉片になったとか、覚悟を決めていてもメンタルがベコベコになりそうなエピソードが満載でした)のに結局目的を達成できず、自分たちに感謝してくれる他国民もいないというのもまた、帰還兵の苦しみの一つなのだそうです。それに、アメリカは「自分たちは正義の心で、誰かを救うためにやっている」というのが好きというのには、全私が首がちぎれる勢いで頷いております。

    性暴力の回で触れた「兵士とセックス」という本で述べられていたことなのですが、第二次世界大戦時のアメリカはフランスに上陸するにあたって「自分たちは強くて勇敢な正義のヒーローですよ!」というイメージ戦略を非常に狡猾に行ったんですよ。そして、末端の兵士たち自身にすらそう信じ込ませたのです。その結果何が起こったかは既に述べた通りなのですが、どこからどう考えても白人兵が起こしたレイプ事件の犯人を黒人兵だと決めつけて処刑するとか、吐き気がするようなことを色々行っていたようです。
    ちなみに私は、「兵士とセックス」の「フランスの売春婦になぜ売春するのかとアメリカ兵が尋ねたら、金のためだと答えられ唖然とした。その兵士は、フランスはアメリカに感謝しているからだろうと考えていたから」というエピソードを読んで、おめでたさに乾いた笑いを抑えきれなかったです。

    私も、何だかんだで綺麗事はこの世に必要だと思っています。たとえ正しくともオブラートに包まないと受け入れられないことって、多々ありますよね。ですが、アメリカは「強い・正義のアメリカ」にこだわり過ぎて自分自身を苛んでいるように感じてしまうことがあります。アフガニスタンへの派兵とか、アメリカが喪った兵士たちの命に見合うものを得られたようには、私には思えないのです……。

    編集済
  • 殺人の反応の補足への応援コメント

    ベトナム戦争は帰還兵にとってはとても辛いことだったことは間違いありませんが、美化された世界大戦と違って、リアルな戦争の実体を国民が知ることでアメリカ社会にとっては良い方向に向かったのではと思います。

    作者からの返信

    明弓さんはそのように考えられますか? 私は全くの逆で、ベトナム戦争はアメリカ社会には負の影響しか与えなかったと考えます。

    まず、国家の命令に従って戦っただけの兵士が、どんな理由であれ誹謗中傷に晒され唾を吐きかけられるなんてことはあってはならなかったと考えます。赤子殺しの罵声は戦争を行うと決めた大統領やその他の上層部だけが受け、国としては帰還兵を守るために動くべきだったはずだと思うのです。

    また、これまで述べてきたようにベトナム帰還兵には心を病んでしまった方が沢山います。そのような人を親として育たなければならなかった誰かの苦しみ、明弓さんは想像できますか? 虐待は連鎖することがあります。つまり、苦しむのは当事者やその子供だけではなく、孫や曾孫もかもしれないのです。私は母親から普通の子供が良かっただのと言われながら育ったので、これに勝るだろう心の痛みを誰かが味わうことを「良かった」なんて、到底思えません。

  • 殺人の反応への応援コメント

    合理化のためのルートがだいたいたぶん自分には通用しないだろうなあ、と感じられ、自分が戦争に出たら間違いなく病むだろうな、と確信しました。病んだ自分のメンタルプロットできたら面白そう……いや、たぶん病むからあっさり敵兵に刈られますわ……

    作者からの返信

    あ~、確かにこれ、利く人間と利かない人間がいそうですよね。いわゆる体育会系の人間には効果テキメンでしょうが……。他人に幾ら正しいと言われようが、自分で自分を許せなかったらそれまでですし。

    もし万が一、日本が戦争に巻き込まれて波間さんが徴兵されてしまったら、敵兵に刈られる前に武器を捨てて投降しましょう! 投降は敵兵を殺してしまう前がいいですから、できるだけ早く。そんな波間さんを罵る人がいても、私はその行動を肯定します。人間には戦闘向きなのとそうじゃないのがいるのです。向きじゃない人間は、後方支援に徹したいものですよね……。

  • 残虐行為 その②理由への応援コメント

    この辺りの話を聞くと、自分みたいのは納得するんですが、アフリカとか東南アジアにいる狩猟民族の方々はどんな機序なのかしら……とかは思います。そのあたりの研究とかもあったら興味深いんですが。殺人に関する別種の心理が語られていそうですし。

    作者からの返信

    あ~~~!!! そこはめちゃくちゃ興味深いですよね~!!! 私も、そういう本があったらぜひとも手に取ってみたいと常々思っています。が、出会えないんですよねえ……。ただ、『戦争における「人殺し」の心理学』の著者さんはアメリカ人ですので、アフリカや東南アジアの狩猟民族の方とは残酷の心理も定義も色々と違うでしょうね。

    私が今読んでる中国思想の本で、人肉食についても語られているのですが、儒教では人肉食ってさしてタブー視されてませんよね。だから、飢饉になったら生きるために、時にまだ息のある他人を捕まえて食べる。これは一見非常に残酷だけど、ただ生きるためにがむしゃらに努力した「人間」がいるだけなんですよね。……人によってはまた意見が違うでしょうが、私はそう納得させられたのですよ。狩猟民族の方と(私たちの目から見たら)残虐な行為も、これと似たようなものかな、と考えています。狩猟民族の方が、彼らの論理や心理を自ら綴った本がいつか出版されたらなあ……。

  • 鞭打ちへの応援コメント

    こんにちは。

    今中学2年をやってる者です。

    三度の飯くらい拷問が好きです。


    今勉強しているのは京都岩倉の精神医療史と、江戸時代まで(ほぼ江戸時代中心)の刑罰の歴史です。


    えげつなく纏った資料をありがとうございます。宿題でコッピングについて調べていたので、とても参考にさせていただきました。


    ここから本題↓

    私は『西洋拷問刑罰史』という本を持っているのですが、その本によると、コッピングでは無くコッビングcobbingという表記になっていました。
    これの表記はどちらが正しいのか、
    もし御存知でしたら教えて下さい。

    以降感想↓

    あと、私も偶々昨日、大きな本屋で『戦争における「人殺し」の心理学』を買ってきたばっかりだったのでとてもびっくり(?)しました。今から読書感想文の自由課題をそれにして書くつもりです。
     
    御存知かもしれませんが、
    『処刑の文化史』という本は非常に見応えがあって面白かったです。

    長文失礼致しました。

    作者からの返信

    こんばんは、りんごさん。ご高覧とコメントありがとうございます(*^▽^*)

    私は幸か不幸かゆとり世代ど真ん中で(多分)勉学の面では比較的楽な中学校生活を送りました。ですが、脱ゆとりしてしまった昨今の学生さんたちは、コロナのこともあって色々と大変でしょう。そんな中、学校の勉強以外のことを自ら進んで学んでいるりんごさんは、とても向学心に溢れている素晴らしい方なのですね。『処刑の文化史』は私も持っています。私は、死刑囚の遺体の脂の活用法とか非常に面白かったですよね。

    コッピングについては、『西洋拷問刑罰史』を私が持っていないのですがどちらが正しいのかは分からないです。お力になれず大変申し訳ないです……。ただ、英語のBとPは同じ両唇破裂音で、発音が非常によく似ているので、どこかの時点で口頭→筆記にする際に綴りを間違えてしまい、そうして間違いが一般化してしまった表記ゆれのようなものかも、と根拠はないながらつい考えてしまいました。

    私は読書は好きなのですが読書感想文を書くのは苦手だったので、りんごさんを応援せずにはいられません。私が何かの感想文を書く際によく使っていたせこい手段に、改行を多くするというものがあります。しかも、例えば一行が二十字の原稿用紙に書くとして、三文字ぐらい埋めたところで改行したら、残り十七文字は書かなくてもよいのです。もし困ったことがあったら、りんごさんもどうぞこの手を使ってください。大変な世の中ですが、これからも色々な勉強を頑張ってくださいね(^O^)/

    編集済
  • 匿名掲示板のあの、みんなで赤信号を渡りまくった結果名誉毀損訴訟食らいまくっているアレを思い出しました☆

    作者からの返信

    匿名掲示板絡みの事件は、罪がないのに傷つく人さえいなければ、傍から見ている分には面白いですよね! ただ、お前らはちょっとした肝試し程度のつもりかもしれんけど、ターゲットにされた人はそれで深く傷つくし、というか何人でやろうが責任感はともかく罪は分散されんからな☆ と言ってやりたくもなりますよね。もういっそ、義務教育でネット上の名誉棄損による損害賠償の事例とか、詳しく教えてくれればいいんですけれどね~。

  • ああ、ぼくの大好きな指揮官たちですね、劉宋初期の将軍毛徳祖の「我與此城并命,義不使此城亡而身在也。」(俺の命はこの城とともにある、ならば城が滅んで俺が生きる意味はない)とか、まさにそんな感じ……歴史とかフィクションでなら最高です……歴史とかフィクションでなら……

    作者からの返信

    歴史とかフィクションならハンカチを用意しないと読めない熱い物語になるのですが、実際にそういうことが自分が情報を入手できる範囲で起きてしまうと、非常に哀しくなってしまいますよね。残された家族はこの先一体どうなるのだろう、とか考えてしまうと(´;ω;`)ブワッ でもこれから先も、こういうことは起き続けていくんでしょうね。悲しいことです。

  • あらゆる性格特性は、結局群れとしての人間の生存のための多様化なのでしょうね。以前サイコパスはキツい環境を乗り越えるリーダーとして、ADHDはどこが危険な場所かを率先して実験台になりにいく鉄砲玉として最適な性格特性だ、と考えたことがあります。いやほんと、リーダーってまともな精神でできる役割とは到底思えない……

    作者からの返信

    その可能性は二月から高まるばかりですが、もし仮に核によって文明のレベルが石器時代ぐらいまで後退したら、最も必要とされるのはサイコパスやADHDの人だろうと、私もぼんやり考えたことがあります。特にサイコパスの人は、どうにかしたら王朝とか開けそうですし。恐らくですが、歴史上の指導者にはサイコパスの人が結構沢山いたんでしょうね。サイコパスの素質は遺伝することを考えると、世襲ってもしかしたらある意味理に適った制度だったのかも? いやでも、やっぱり弊害の方が大きいでしょうね(笑)

    編集済
  • サイコパスはそもそも脳の障害で前頭葉に異常があるために他者に感情移入できないんですよね。感情、愛着というものの感じ方に健常者とは違いがあって、早期発見で適切な教育を施すと他者に牙を向けないようになるみたいです。
    中にはサイコパス研究をしていた科学者が研究しているうちに自分自身がサイコパスであることに気づいてショックを受けたという事例があるみたいです。自分には良心がないことに気づいてしまったみたい。でも逆に言えば適切な教育を受ければ自分がサイコパスであることに”ショックを受ける”くらいの感情や良識を持てるということなんですね~! ソースはちくま新書の『サイコパスの真実』だった気がします!

    作者からの返信

    その科学者さん、本も出されていますよね! アマゾンで「サイコパス 本」と検索したらヒットして、面白そうだったので取り敢えず欲しいものリストに登録して――から、半年以上経ったような気がします。私がこの本を読む日はいつ来るのでしょうか。そのうちとそのうちと、先延ばしにしてここまで来てしまった……。

    「良い」環境で育ち、他者に牙を向かないように成長したサイコパスは「マイルド・サイコパス」と呼ばれるそうですが、「良くない」環境で育ってしまったサイコパスがマイルドになれる方法が編み出されればいいのにな、と私はたまに思います。サイコパスに他者がどう感じるか・どう傷つくかを教えても、現状再犯の防止にはならないそうですが、トゲトゲのサイコパスが丸くなれれば、本人にとっても周囲の人にとってもいいことですし。それにそもそも全ての子供は「良い」環境で適切な教育を受けて育つべきなので、そういった意味ではマイルドではないサイコパスも一種の被害者と言えるような気がするのです。

    それにしても、個人による認識の違いって面白いですよね。私は実は、脳内で視覚をイメージできない(例えば、りんごと言われてもりんごを思い浮かべることができない)のですが、それは普通ではないのだと最近ツイッターのトレンドで知りました。文を読んでいると光景が浮かんでくる~というのは、文章に対する最高の褒め言葉の定型の一つだと認識していたのです。この症状、つい最近になって注目が集まっているそうなのですが、ここまで科学が進んでもまだ新しいことが分かるというのが面白いですよね~。

  • リストラも、外部からきた経営者に任せるケースが多いですね。
    日産は生え抜きの社長が業績が悪化してもリストラせず、ゴーンに全部やらせましたから。
    正社員は切らずに、非正規労働者だと簡単に切るのも、社会的距離かもしれませんね。

    作者からの返信

    日産のその社長さんはきっと、自分では親しみを持っている社員を切り捨てることができなかったんでしょうね。その点ゴーンなら、きっぱりあっさり、ばっさり切り捨てられたことでしょう。軍事理論って結構商売に転用されているそうなのですが、これもまた軍事と商売の共通した点ですね。社会的距離って、何だかんだで平時の銃後の社会でもまだまだしぶとく生き残っているし、きっとなくなることはないんでしょうね(笑)


  • 編集済

    差別って楽しいですね!
    差別って楽しいですね!!
    差別って楽しいですね!!!

    あの感情と人間が分かたれがたいからこそ、今日も悲劇が生まれるわけで。自分の遊んでいる時代も差別感情を強引に作り出しすらしている印象がありますしね……はあ。

    世から差別がなくなるなんてことはないでしょうから、せめて自分は切り離されたいものですが、まぁひとたび憎しみとか覚えちゃうとそうもいかなかったりするんでしょうね。


    ※後日編集

    うちの父親がそれですが、まぁこの期に及んで自分が社会に対してなんら影響を齎すことができないことに気付いたのか、モラトリアム爆発させてるので、死ぬまで好き勝手にほざいてればいいんじゃないの、とは思ってます☆

    個人的に鬱陶しいのでとっとと向こうに旅立ってはもらいたいですが、そこはもう、スルースキルの練習と思って!

    作者からの返信

    ほんと自分が生きている時代の話ではなかったら楽しいですよね!!! ただそれを、古代中国ならともかく現代日本で生きている身内が、しかも無意識にやっている様に直面すると「頼むから死んでくれねえかな~」という気分になってしまいます。波間さんはどうですか!?

    おっしゃるとおり、人間が絶滅しない限りこの世から差別がなくなることはないでしょう。だからこそ自分は差別をしないように気を付けたいものです。誰か何かを嫌いになるのは仕方ないとして、それを理由に何かに攻撃を加えてはいけませんものね。

  • 今でも結構老人は「ばかちょん」という罵り言葉を使ったりしますよねぇ……
    本来は文化的に近い存在なのに欧州列強に影響されたばかりに……
    ちょっと思うところがあって最近日本の貴族(皇族華族)について調べているんですけど、明治政府で日本のヨーロッパ化に一番こだわっていたのは伊藤博文みたいですね。と、明治時代のドイツ人お雇い外国人が言ってました。

    話が脱線した!

    以前よくISが人質に袋をかぶせて処刑してましたね、なんだか懐かしい。ISって今どうなったんだろ……ラッカをISの手から取り戻したという話が出たような気がしなくもないんですがすべてウクライナにもっていかれたので二重三重の意味でクソです。第二次大戦のドイツVSアメリカもそうですが、白人同士の殺し合いは注目されますね!

    作者からの返信

    あ~、「ばかちょん」は聴いてるこっちが恥ずかしくなるから本気で止めてほしいですよね。でもそれよりもっと恥ずかしくなるのが、「日本は韓国を統治して豊かにしてやった」とか「大東亜戦争はアジアを解放するための戦い」とか言ってる奴らですよね。お前らマジか、と……。馬鹿に付ける薬はないとはまさにこのことです。

    IS、そういえば昔色々騒ぎになりましたね。あのISも、人質を殺す際はその人の人間性(この場合は顔)を剥奪しているということを考えると、殺人という行為の恐ろしさが垣間見えますよね。ISも、ついでにタリバンやミャンマーも、一体どうなるんでしょうね。この戦争の扱いを眺めていると、国と国の争いであるということ、加えてロシアが最悪手をやらかしたということを踏まえても、「白人はやっぱり白人が一番かわいいんですね」と名状しがたい気分になることありますよね。このぐらい一致団結すれば今までにもっと沢山の命が救えたのでは、とかつい考えてしまいませんか?

    編集済
  • 敗走で被害が大きくなるのは、単純に背後からの攻撃は防御が難しいということと、その段階ではすでに勝敗がついており戦力差が決定的になっている、敗者側は指揮系統も破壊されているなど軍事的要因が主で、心理学的要因は小さいのではないかと。

    また、銃が発明される近代以前の戦争で多大な犠牲が出ていることから(ザマの戦いなど)、近代戦で銃剣による負傷が少ないのは、遠距離での銃撃戦で基本決着がついてしまい近接戦闘で勝敗をつけるケースが稀であり、心理学的な側面は小さいのではとも思います。近接戦闘の方がトラウマを患うというのはその通りだと思いますが。
    ただ、心理学的アプローチを前提にすると、過去の戦闘も、弓による被害や、戦闘後の虐殺が主で、戦闘時に剣による殺傷は少ない可能性もあります。ここらへんは私も知識がないのでわかりませんが。

    作者からの返信

    古代の戦闘の状況は主に残された文献から推し量るしかないですが、その文献が必ずしも全てを書き残してくれているとは限りませんものね~。どっかで、ポンペイみたいな原因でできた、古代の戦闘の様子が分かる遺跡が発掘されると研究も進むのでしょうが。

    ところで、今まで述べてきたことって基本的に「普通の精神をした人間が、負の感情を特別に抱いていない相手を殺す場合」のことなんですよ。皆さんをびっくりさせようと思って、心理的な距離の回が始まるまで秘密にしようと思っていたのですが、今言っちゃいますね(笑)
    以前も述べたような気がするのですが、心理的な距離がある相手の場合は、殺してもさして胸が痛まないのです。そしてこの心理的な距離というのは、宗教観とか暴力を肯定する慣習によってもできるものなのだそうです。また、死が現代よりも遙かに身近だった時代であること、宗教が人々の精神に及ぼしていた影響、加えて当時の情勢などを考慮すると、近代以前の戦闘での犠牲者数も説明できるかもしれませんね(#^^#)

    編集済

  • 編集済

    いやはや、なんというか、今まさしく「クッションを投げ捨ててる」感じがあります…💞

    作者からの返信

    現代社会はSNSが発達したせいで、どこでどのくらいの被害が出たと、リアルタイムで分かってしまいますものね……。今行われている戦争を機に、戦争は絶対にしてはいけないものだという認識が広まればよいのですが、そうならないのなら人類には未来はないのかもな、とぼんやり考えることもあります。どうか、アインシュタインの予測が現実にはなってほしくないものですが……。

  • こういうことをきちんと研究するところに、あたらめてアメリカの凄さを感じます。
    どっかの国は、過ぎたことは水に流しておしまいですが。
    もちろん、いかに兵士をちゃんと動かして戦争に勝つかという裏の動機もあるのだろうとは思いますが、真理を探究するというアングロサクソンの執念を感じます。彼らは一つの事を調べ始めると、これでもかというぐらい徹底的に調べますね。

    作者からの返信

    そもそも「水に流す」というのはどこかの国特有の価値観ですものね。自分たちが水に流したからといって、自分たちが行った蛮行を過去のことにしろとまた他の国に要求するのは、とてつもなく愚かで醜悪なことだと私は思っております。どっかの国はそろそろ平和ボケから目覚めて、現実の危険を直視すべきだと思うのですが、どうなるんでしょうね? どっかの国は今まで地理的な条件と幸運が重なって他国に征服されずに済んできましたが、果たして……? その答えは、永遠に知りたくないですね。

  • 戦場の心理 その⑤重圧への応援コメント

    あぁ、これだ……

    いま書いている話に必要なものがここにありました。ようやく終盤ですが、これでアップデートできる。

    この話を紹介下さったこと、感謝します。みんながこの話を鼻で笑える世界が生まれて欲しいなぁ……

    作者からの返信

    いやあ~、全てはグロスマン氏と翻訳者さんのおかげですから、そんなに褒めていただかなくともいいんですよ(n*´ω`*n) でもなにはともあれ、波間さんのお役に立てたのなら嬉しいです!!!

    私も、一刻も早くこの話が必要のない世界になるようにと願っています。次に何かあったらガチで世界滅亡してしまうような気がして、恐ろしいです。世界滅亡は、創作の世界だけの話であってほしい……。

  • 戦場の心理 その⑤重圧への応援コメント

    なるほど。
    勲章、パレード、これらをくだらないと一蹴する人間は、国のトップには立てませんね。なんだかんだで戦争が無くならない世界では、たとえ嫌でも戦火に巻き込まれたら勝たねばならないのだし、そのためには兵士に戦わせねばならないのだから。
    このような視点から、慰霊碑なども重要なのでしょう。
    戦場の心理を探究することは、単なる好奇心以上に『戦争に勝つために役に立つ』ことなのだと思うと、何とも言えない気持ちになります。

    作者からの返信

    私も実は本でここの部分を読むまでは「勲章とか何の役に立つの?」って鼻で笑ってたんですよね。でも、考えを改め、同時に自分の人間心理への知識と理解の無さを恥じました。

    なんだろう。「権威」ってやっぱり良くも悪くも人間に与える安心感が凄いですよね。日常生活では罪となることでも、国が認めたら英雄的行為になるのですから。あと、こんな言い方はあれですが、勲章やパレードは、国から自分の行いを肯定されず心を病んでしまった元兵士やその家族へのフォローにかかる費用や時間を考えると、圧倒的に「コスパがいい」ですし。

    どうしても戦わなければならないとしたらやはり勝ちたいし、それ以上に勝たねばならない。日本もとうとう、軍事としっかり向き合わなければならない時がきてしまいましたね……。

  • 戦場の心理 その④性暴力への応援コメント

    わざと話を極限まで単純化しますが、自分の中にある性質も込みで考えて、「ばら撒く性」の諸メカニズムを人格持てる神が作り出したとしたら、その神とやらはどんだけ邪悪なんだと思うとです……

    作者からの返信

    旧約聖書の神は悪魔よりも余程多くの人間を殺していますものね。全知全能(と言われている)神ですらこの有様なのですから、他はまあお察し……ということなのでしょうね。言い古されたことですが、人間もやはり動物ですから。というか、この地球で最も愚かで醜悪な動物が人間なのかもしれませんね。

    でも私、今回こんなことまとめておきながら、男が女に比べて残酷だなんて思ってないんですよ。身体構造的にこれまでも今までも女ではなく男が戦場に投入され、そして残酷行為を行う機会に多く晒されるから、加害者=男として語られがちなのではないかな、と。もしも女だけの軍を作ってみたら、その軍は妊娠のリスクを考えて性犯罪はしなくとも、拷問とか虐殺とかはするかもしれないな、なんてぼんやり考えています。それか、ボスニア内戦で実際にあったそうなのですが、強制収容した敵の男性同士の性行為を強要したり、ぐらいはする可能性は十分にあると思います。……寄生獣で言われてたんですが、地球上で最も悪魔に近い存在は人間ですよね。

  • 戦場の心理 その④性暴力への応援コメント

    戦場の心理とは別の視点になりますが、第二次大戦末期で強姦が多発したのは死んだ正規兵の代わりに多数の一般人を徴兵したためとの説もあります。

    正規兵はエリートでありそれなりに規律を叩きこまれますが、臨時徴兵された一般人は戦場に出ると歯止めがかからなくなり、やりたい放題になったとか。旧日本軍は日清日ロまでは規律正しい軍隊と評価されていたのが、日中戦争あたりから鬼畜のようになってしまったのは、ここらへんにも要因がありそうです。
    ソ連は正規兵が独ソ戦でほぼ壊滅し、穴埋めのため重犯罪の囚人を囚人部隊として先鋒とし、散々荒らしまわらせたあと、正規兵が処分したともいいます。

    また、戦争犯罪は敗者が裁かれることはあって勝者が裁かれることがほとんどないため、犯罪であるという認識がそもそもされないことも問題なのだと思います。勝者は罪の意識がないし、敗者も不当な裁判で不当に裁かれていると思っている(歴史修正主事者の東京裁判史観などはまさにそう)。戦争がある限り、この構図は変わらないと思います。

    作者からの返信

    兵士の「質」。確かに、この問題も戦場での性犯罪発生率には関係しているでしょうね! 明弓さん鋭い!! ナポレオン曰く新兵は三ヶ月もあれば立派な兵士になるそうですが、それは身体的な技量に限る話であって、メンタル面はそうでもないんでしょうね。もしくは、ナポレオンの時代の兵士に求められる倫理観と、現代のそれが解離しているか。

    第二次世界大戦後、占領下の日本の性犯罪発生率は世界でも群を抜いていたそうなのですが、これぞまさしく勝者のやりたい放題ですよね。結局のところ、これまでの歴史は勝者が紡いできたものであって、勝者の罪は大っぴらには糾弾されない。それを考えると「兵士とセックス」のような、アメリカ=勝者の罪を告発するような本が出版されたのは画期的なことなのかもしれません。事実、この本の英語版の評価は真っ二つに分かれているそうです。アメリカ兵はそんなことはしていないと信じている側は、でたらめだというレビューをしているのだとか。人間って結局、自分が信じたいものしか見ようとしませんからね。今行われている戦争が終わって、性犯罪者たちが裁かれたとしても、次の戦争ではまた性犯罪が行われるんでしょうね、きっと。

  • 戦場の心理 その④性暴力への応援コメント

    「性的支配と歴史」を読むと、今ウクライナで何が起こっているかわかりますよね……。
    意識しているにせよしていないにせよ男たちは民族浄化にともなう「敵民族の女に自分の同胞を生ませること」に意欲を見せるんですものね。これは女の側にはできないことなので出てこない発想ですものね。
    強姦が性欲ではなく支配欲というのも、夫婦間レイプなどによく見られることだと聞きました。なるほどねえ。
    この辺私もめちゃくちゃ調べたんですが、こういうのが役に立つ話を書いていないのはいいんだか悪いんだか……

    作者からの返信

    「性的支配と歴史」は紛れもない良著であり、深い学びが得られる本ですが、「この本が出版されるに至った世界とは一体……」と考え込んでしまいますよね。そもそもは、本で述べられていた事例が発生することすら駄目なはず。でも現代社会は、新たな性的支配が行われるのを防げませんでしたね。
    ウクライナの女性の苦しみはこの戦争が終わっても終わらないでしょう。でもそれでも、ルワンダの事例のように、加害者が多すぎて全てを裁ききれない! ではなく、罪を犯した全ての者に然るべき裁きが下されてほしいです。あと、この苦しみを生んだ根本原因である、クレムリンにいるヤツらも。彼らは自分では何もしていなくとも、実質戦争犯罪をしたも同じ、誰よりも罪深い存在ですから。

    私はそのうち着手する予定の百合FTの参考文献として「性的支配と歴史」を読んだのですが、一体どんな話になるんだろうなと考えることもあります。きっと、ファンタジーの「ファ」の字もない、暗澹とした話になるんでしょうね。

  • 戦場の心理 その③憎悪への応援コメント

    警察学校では、教官が罵詈雑言を喚きながら、生徒たちが構える盾を警棒で打ち据えるという訓練があるそうです。
    いざ、実戦に出たときに備えるためと、適性のない訓練生を見極めるためだとか。軍隊と似たところがありますね。カリキュラムとしてきちんと定めないと、パワハラとの違いが難しくなりますが。

    作者からの返信

    おおーっ、そうなのですね。警察も誰かの悪意に晒され、いざという時に力を行使し、場合によっては誰かを殺さないといけないという点では軍隊と同じなので、自ずから似たような訓練を行ってしまうのでしょうか。もしかしたら銃後において、最も誰かの悪意を突き付けられる職業って、警察かもしれませんね。どうかこの訓練は無くなってほしくないものです。

  • 戦場の心理 その③憎悪への応援コメント

    うわぁ(うわぁ

    これ、ロシア兵の残虐行為にそのまま当てはまる心理か気がしてキツイです… (ウクライナ人から憎しみを受けることに逆上する、的な意味で)

    作者からの返信

    多分きっと、残虐行為を行っているロシア兵の心理状態はこんなものなのだと思います。自分たちはウクライナ人を「非ナチ化」しにきてやったのに、どうして、とか本気で思っている輩もいるでしょう。まして彼らはどうやら、ウクライナ人が拍手喝采と共に迎えてくれると教えられていたようですから。現実との落差が大きければ芽生える憎悪は、ひいてはウクライナ人に向けられる残虐性も大きくなると思います。ウクライナ人はちっとも悪くないのに、最終的に最も苦しむのはウクライナ人になるでしょう。やりきれないですよね。

    次回は性暴力について述べる予定なのですが、今回と次回の内容を併せて考えると、今現在のロシア兵の心理により迫れるかもしれません。なので、内容的にご期待を……なんて言えませんが、来週の更新までこのことを気に留めていただけたらありがたいです。

    編集済
  • まだ直接武器戦闘のほうが諸々マシなんでしょうね……

    作者からの返信

    殺される側にとっては冷たい刃を刺されて死ぬよりも銃殺される方がマシで、実際ルワンダの大虐殺ではツチ族はフツ族に銃殺してもらうための金を払っていたそうです。
    一方殺す側にとっても、敵と自分の肉体の距離が近くなれば近くなるほど殺人への抵抗感が大きくなるらしいので、直接武器よりも銃やら大砲やらを使った方が心理的な苦しみは少ないと思います。でもこれ「だからこそ戦争での被害は大きくなるばかり」とも言い換えられますよね……。

    正直、人類の人殺しに関する技術は、到達してはいけないラインをとっくに超えてしまったのだと私は思っています。戦争の栄誉なんて、戦士と戦士の一対一で勝負が決まっていた時代ならいざしらず、少なくとも第一次世界大戦からはとっくに無くなっていたのではないか、と。

  • 戦場の心理 その①恐怖への応援コメント

    サイコパス的な性質を持つ人ほど戦場では成果を上げて出世するので、将校にはサイコパスの比率が高くなり、精神を病む人も少ない傾向があるのではとも思います。上級将校は士官学校出が占めますが、下級士官は現場上りも多いので。

    作者からの返信

    確かに!!! 言われてみればそういう側面もきっとありますよね!!! さすが明弓さんです(*´▽`*) というかサイコパスの人が淘汰されずに現代にまで残っている理由は、そこにあったのかも。近代以前ならば、戸惑いなく人を殺せるという性質は極めて出世に有利ですし、上に登れば登るほど子孫を残しやすくなりますしね。現代社会でもサイコパスの人は優れた会社経営者に成りうると言われていますし、皆が生まれ持った特性を上手に生かせるような社会になればいいんですけれどね……。

  • 思考の割り込み! スローモーションで恋人の顔が浮かんで「あいつのためにはまだまだ死ねない!俺は生きて帰るんだ!」と言って究極奥義が発動するやつですね! といいつつ私は具体的にそれがどの作品でやってたか思い出せないんですけどたぶん絶対ある! あと走馬灯とかもそうなのかな?と今ちょっと思いました。走馬灯、戦闘中に役に立つかと言われればそんな気はしませんが……

    作者からの返信

    そうですよ~!!! 具体的な作品名は私も思い出せないのですが、よくあるあの現象です!!! あの現象のおかげで一体何人の主人公が命の危機を回避したのか……。きっと、十人は余裕で越えますよね。ちなみに私は、ちょっと鈍い少年の主人公がピンチの時に普段は喧嘩ばかりしているヒロインのことを思い出し、そうして初めて恋心を自覚する、というような展開が好きです❤

    走馬灯も、そういえばそうかもしれませんね。さすがしゃしゃさん鋭い!!! 走馬灯がはじめて出てきた作品を突き止めて、その作者とか書かれた時代について調べてみれば何か分かるかもしれませんね。かなーり大変そうですが(笑)

  • 私この音が聞こえなくなったりスローモーションに見えたりするの経験したことがありますよ。そう……交通事故にあったのです……!! 日常に潜む生命の危機! まあ私の場合は命に別条はなく軽い怪我で済んだのですが、あったなぁそんなこと、と思いながら読みました。
    こうして拝読していると日本のアニメの戦闘シーンってよくできてるなと思うのですが、そう言えばいつだったかTwitterで「昔のアニメや特撮は太平洋戦争経験者が作っていたのでリアル」というのを見かけたような……。

    作者からの返信

    あの時はほんとうに、しゃしゃさんに大事がないようでほっとしました。交通事故って、自分はルールを守っていてもいつどこで遭うか分からないから怖いですよね。次回で述べる予定なのですが、しゃしゃさんの体験はそのものずばりで、聴覚の抑制とスローモーションは組み合わさって起ることで非常に強力な効果が上がるそうです。

    これはいつか纏める予定なのですが、トラウマになりうる原因はそれが人為的なものか否かと、その時に問題を解決するためのアクションを取れたか(例えば閉じ込められて、脱出するために動けたか)によって、トラウマのなりやすさが違うそうです。原因が人為的で、なおかつアクションを取れなかった場合、人はより深い心の傷を負うのだとか。それを踏まえると、交通事故って日常生活における危機のうち、最も心的外傷を負いやすい体験かもしれませんね。

    私もグロスマン氏の著作を読んで、フィクションにおける戦闘中や命の危機の際の反応は本当のことだったんだな、と関心してしまいました。恐らくは戦地から生きて帰ってきた人が制作に携わった作品から、テンプレになっていったんでしょうね~。

  • 戦闘の代償 その③心拍数への応援コメント

    なるほど、私も緊張すると目の前のことしか見えなくなるのですが、あれは私の心拍数がめちゃめちゃ上がっている状態なのですね……!

    作者からの返信

    そうだったんですよ~。今度こういう現象が起きたら、焦らず深呼吸してくださいね。そうしたら呼吸も落ち付いて、ゆっくり周囲のことを見回す余裕が生まれると思います。必要以上の焦りって、様々なトラブルの原因になりかねませんから、できる限りどっしり構えていたいものですよね(*´ω`*)

  • 戦闘の代償 その③心拍数への応援コメント

    言われてみると、私も真正面から来た人とすれ違う時は、無意識に左側を通っています。相手が左側にずれているときは、そのままで回り込んだりはしないですが。
    漫画だと、強敵を倒すために、心拍数を上げたり(通常時の倍以上)、体温を上げたり(40度以上)して一時的に強くなるパターンが多いのですが、本当は逆に弱くなるんですね(笑)。

    作者からの返信

    某鬼〇隊(全然伏字になってませんね💦)のお話ですね(笑) 今回述べたのはあくまで「恐怖とかホルモンによる心拍数増加」の話で、ただの運動で心拍数が増加した場合は違うそうです。ただ、たとえ訓練しているとしても、鬼と対峙して全く恐怖せずにいられるかというと、そうではない人は沢山いると思います。でもそういう人は鬼に殺され、自然と恐怖に強い人が某部隊には残っていったのでしょう。そして、鬼〇辻を見事倒すという結果に繋がったのだと思います!!!

  • >伏兵を隠していて敵と交戦し、~中略~戦術も採れる
    米子さん……鬼……

    余談ですけど、零戦のパイロットもみんな垂れ流しだったみたいですね。零戦の場合は長距離飛ぶので当たり前っちゃ当たり前なんですが、戦闘の緊張もあったのかもしれないな、と今回のエピソードを読んで思いました。みんな憧れの海軍の花形が垂れ流しで戦闘しているシーンはあまり想像したくないんですけどね……

    作者からの返信

    やだな~、しゃしゃさんったら! 私は炊き立ての白米のように白く清らかな心の持ち主ですよ~。伏兵云々は本に書いていたことなので、鬼(というかプロフェッショナル)なのはグロスマン氏です❤ とっても参考になりますよね。これで私たちは、創作で採れる戦術の幅とその説得力が増したから、グロスマン氏に多大な感謝を捧げなければなりませんね(笑)

    零戦のパイロットはそうだったのですね。私は今回、徳川家康の「味噌」のエピソードを思い出してしまいました。このエピソードを知った時は正直ダサいと思ってしまったのですが、今は徳川家康に申し訳ない気持ちでいっぱいです。恥じることはないのよ……。
    確かに戦闘中に漏らすのってカッコいいとは程遠いことなんですが、それゆえ兵士たちはそれこそ何千年もこのことを隠してきた。それゆえ漏らしてしまった者は自分を責めることもあったそうなので、知られてきただけいいのかな、と考えてしまいました。
    「炎の門 小説テルモピュライの戦い」という小説では、兵士が戦闘中に漏らすこともきっちり描写されていたのですが、私はそれをカッコ悪いなとは感じませんでした。描写に非常に熱と勢いがあって、それもまた死にゆく男達が「今」生きている証だと胸を打たれたからです。実の所その小説を読んだのは、『「戦争」の心理学』で抜粋されていたからで、戦闘中漏らすのはよくあることと既に知っていたんですけれどね。なにはともあれ超面白かったので、「炎の門」オススメです(^O^)/

    突然の危機に瀕しても漏らさないこともあるにはあるそうです。例えば9.11のとき貿易センタービルの中にいた男性は、生き残った知り合いは皆失禁していたのに、彼は失禁しなかった。なぜかというと、飛行機がビルに突っ込む直前にトイレに行っていて、「出すもの」がなかったからなのだそうです。また、警察のSWAT部隊では危険の大きい突入の前にトイレを済ませておくところが多いのだとか。だから花形舞台も、戦闘前にトイレを済ませたのだろうと考えたら、カッコよさは減じませんよ!!!

    編集済
  • 戦闘の代償 その①心理面への応援コメント

    なるほど、六十日ぐらいで戦闘ができなくなると考えると、攻城戦の現実的な継続期間を設定できそうですね。まあ現実の攻城戦は援軍が来ないとか食糧が尽きたとかで数日で開城することが多いけど、一年とか籠城するのはいったいどういう状況なんだっていう……。

    あと米子先生、よかったら精神病質者についてもご講義をしていただけたら……! 私も自分でちょろちょろ調べてるんですけど……米子先生の見解?を拝読したいです……! 米子さんの作品こういう人結構いそうなイメージです!

    作者からの返信

    えへへ、しゃしゃさんのお役に立てたようで何よりです。今回述べたのはあくまで「戦い続けるように強いられた」場合で、援軍が来るなどしてそれこそ第一次大戦中のイギリス兵のように交代・休憩が可能なら、兵士のメンタルももっと保つと思います(*´▽`*) でも、援軍が来る可能性は皆無・ここで戦いを諦めたら間違いなく敗北という状況下に置かれたら――士気と環境によっては、六十日も保たないのかもしれませんんね。それこそベトナム戦争時のアメリカ兵のように、どこから敵がやってくるかも分からない、完全なる異郷で、何日も命の危機に晒されつづけたら……。

    歴史上の攻城戦だと、城塞都市カルカソンヌ(フランスの世界遺産で、南西部の都市カルカソンヌのうち、城壁に囲まれた部分のこと)は、カール大帝に包囲されても六年持ちこたえ、ついに勝利したのだとか。なお、この籠城戦の指揮を執ったのは未亡人となっていた公妃カルカスで、カルカソンヌとは「カルカスが鐘を鳴らしている」を意味しているのだそうです。
    また、十七世紀のヴェネツィア領クレタのカンディア戦争では、首府カンディアがなんと二十四年も包囲されていたのだそうです。だからある程度食糧の備蓄や自給自足が可能な規模の城や場所でなら、年単位での籠城も可能だったんでしょうね。興味深い!

    精神病質者――つまりサイコパスについては、私もいつか専門の本を読んでみたいと思ってもう数年になります。またこの分野の研究は日進月歩なので、一旦本を読んで満足しても、後日大発見があるかもしれないので、油断はできないとたまに考えております。
    ただ、サイコパスの人はそうでない人と比較して、脳の構造から違っているそうです。サイコパスの人の脳は、情動にかかわる認知を司る部分の活動は低下しているけれど、理性的(冷酷)な認知を司る部分はそうではない。だから良心の呵責を覚えずに他人に対して酷いことができる。また遺伝的な変異も関係しているようです。悲しいことに、脳の機能は遺伝に左右される面が大きいのです。
    ただ、性格とは遺伝と環境の相互作用で決まるものですから、サイコパスになりやすい素質をもっていても、温かい環境で育てばサイコパスにはならないか、なったとしても快楽殺人鬼にはならないかもしれない。一方、サイコパスになる素質を持たない子でも、劣悪な環境で育てば笑いながら人を殺すようになるのかもしれない。
    また、サイコパスになる素質を持つ子が、虐待や犯罪が日常的な環境で育ったら、とんでもない怪物になるのかもしれない。一方、どんなに恵まれた環境で育っても、生まれ持った脳の構造によっては化物にしかならないのかもしれない。私自身はこんなイメージで作中の悪を登場させております❤ 某ロリコンの変態は、四番目のパターンですね。性善説を鼻で笑うスタイルを貫いております(笑)

  • はじめにへの応援コメント

    おひさしぶりです。
    今日のニュースで、ロシア軍に占領されていたウクライナの都市で
    ロシア兵によるレイプがおこったとつたえていました。

    ご飯つくりながら、胸くそ悪くなったのですが、この兵士によるレイプはむかーしからあることですよね。
    死と隣り合わせの状況で、性欲が増大するという心理に興味があります。

    作者からの返信

    こちらこそお久しぶりです!

    ロシア兵によるレイプ事件は、私もネットの記事で読んだだけで胸が塞がる思いになりました。まして当事者やその家族は、どれだけ苦しむことか。たとえこの侵攻が終わっても、被害者たちの苦しみと戦いは続くのです。何の罪も犯していない人たちが、どうしてこんな理不尽で残酷な目に遭わなくてはいけないんでしょうね……。

    戦時下におけるレイプや性欲の増大その裏に潜む心理は、「性的支配と歴史」で述べられていました。とっても簡単に要約すると、兵士たちは

    ・いつ死ぬとも分からない状況から、つかの間でも逃避したい。
    ・守るべき存在=女性を守れなかった(つまりレイプされた)というのは、その女性が属するグループの男性にとってはこの上ない屈辱となる。だからそれを狙って敵の女性を襲う。
    ・戦争で闘争心を最大限にする一方で、規律には絶対に服従しなければならない。その相克による葛藤が、敵の女性に向けられる。

    などと述べられていました。あと今私が読んでいる本では、集団での暴行は部隊の連携を養うという側面もあったとか、そういった行為に加わらない兵士は周囲から馬鹿にされたとか、集団での暴行には罪の意識が働かなかったとか、ふざけるなと叫びたくなる事情が述べられていました。これを踏まえてウクライナの女性が今置かれている状況を考えると、背筋が凍ってしまいました。

  • はじめにへの応援コメント

    グロスマンの書籍は私も読んだことがあります。第二次世界大戦時のアメリカ兵の戦闘参加・発砲率については異論もあり、書かれたデータに批判的な意見も散見しました。
    心理学者の著書は、著者の意見や価値観が濃く反映されるので、注意が必要ですね。
    グロスマンは、人間の「良心」の存在を支持するような書き方をされるので、読みやすく、私も好きです。

    作者からの返信

    わー! ありがとうございます!!! 第二次世界大戦時のアメリカ兵の発砲率への異論は寡聞にして知らなかったので、そういう意見もあると知れて良かったです。ネットの情報は注意が必要とは昔から言われておりますが、書籍の情報もまた注意しなくてはなりませんよね(トンデモ本とか、巷にそれなりに存在しますし……)。

    グロスマン氏の本は人間の弱さを決して否定せず、寄り添うような感じが全体的に漂っていますよね。難しいテーマについて述べられているのですが、不思議と温かみのようなものを感じてしまう。だから私もグロスマン氏の著作が好きです(*´ω`*)

  • はじめにへの応援コメント

    直接手を下すのと、間接的(爆弾、ミサイルのスイッチから、兵器開発やストラテジーなどの後方支援)では、心理的負担に相当な違いがあると思います。

    かの有名なアイヒマン裁判では、彼は普通の人間だったと言ったジャーナリストが総スカンにあいましたが、今のロシアや北朝鮮に対する兵糧攻めが間接的に命を奪っているという自覚は、ほとんどの人にないでしょう。

    作者からの返信

    直接手を下すか否かによる心理的負担は、まさしく「人殺し」の心理学で述べられていたところです! なのでもちろんそのうち触れていくので、何らかの形で明弓さんのプラスになれれば、と願っております。「人殺し」の心理学ではまた、肉体的な距離(直接手を下すのではあれば、必然的に敵と自分の距離は近くなります)のみならず、心理的な距離についても触れられていました。

    心理的な隔たりを抱いている相手への攻撃ならば、人間は時に葛藤しつつも行えるものなのです。ましてそれが、ナチスは病原菌を運ぶ鼠程度にしか認識していなかっただろうユダヤ人相手ならば? だからこそアイヒマンは、ホロコーストに関与しても精神に異常をきたさず、「普通の人」でいられたのかもしれませんね。あるいは、だからこそ「普通の人」でも大虐殺を指示できたのかも……。

    編集済
  • はじめにへの応援コメント

    おいしそうな料理の話題から一気にちなまぐさい話に……!!
    「性的支配と歴史」は私も持ってます! おもしろいですよね、民族浄化の話。同じことが繰り返されないことを祈るばかりですが、強制連行とか聞くといろいろ心配になっちゃいますよね。

    作者からの返信

    私の通常――つまり闇米の状態に戻りました!!! とはいえこの章に取り組むのは、いつか述べた娼婦がヒロインの百合を書くために、いつかぜひともやらなければ、と決めていたことでもあります(今回述べた本が参考文献のファンタジーって、一体どんなファンタジーなんでしょうね!)。つまり徹頭徹尾、私のための行動にお付き合いしてくださる読者様には足を向けて寝られません。あと、現在起きていることを理解する助けになれるかもしれない、と少し期待して。一刻も早く平和が訪れればよいのですが……。

    しゃしゃさんも「性的支配と歴史」持っていらっしゃいましたよね!!! なので、この本について私の理解が及ばない部分があったら指摘してくださるものと、安心してまとめられます(笑)

    編集済
  • 菊、栗、万年青、並蒂花への応援コメント

    中国関係だけをつまみ読みさせていただきました。私の書いている中華ファンタジー小説にも、いつか、中国の花言葉を使ったエピソードを挟んでみたいと思います。
    書いている小説に行き詰まったら、またこのエッセイに戻ってきます。
    ほんと、ためになりました。ありがとうございました。

    作者からの返信

    こちらこそご高覧していただいてありがとうございます(*´▽`*) 明千香さんのお役に立てただけでもとても嬉しいのですが、実は創作に使ってくださると明言してくださったのは明千香さんが初めてなので、喜びもひとしおです。いつか中華風ファンタジーを書きたいから、その時のために……とまとめたこの章。私も明千香さんのように中国の花言葉を利用した話を書くため、まずはプロットを練っていきます!!!

  • 椿、松とヒノキ、菖蒲への応援コメント

    私の住んでいる町の<花>は椿です。それもあって、庭に椿を植えている家が多いです。我が家にも、何本か植わっています。それもあって、椿の花の名前のいくつかを知っています。「赤地に白覆輪」といえばあれしかないと、検索したら出てきました。我が家にも植わっていますよ。こちらでも、人気の椿の花です。
    以前に宗教弾圧のお話で、見当はついていましたが。風光明媚なよいところにお住まいですね。でも、ちょっと、交通は不便ですね…。

    作者からの返信

    ふふ、ありがとうございます(*´▽`*) 長年「マジで自然しかねえな~」と思っていたのですが、やはり故郷を褒められると嬉しいです。一時間どころか二時間に一回のペースでしかバスが来ないクソ田舎ですが。高校時代は話が長い担任のせいで何度もバスに乗りそびれ、その度に腹立たしい想いをしたものです(笑)

    明千香さんの町の花も椿だなんて、嬉しい偶然ですね!!! 私の家の庭にもヤブツバキと「赤地に白覆輪のあれ」が植えられています。「赤地に白覆輪のあれ」は、私の地元では街路樹としても沢山植えられています。気温次第では白覆輪が消えてしまうこともあると聞いたことがあるのですが、私の地元で咲いているものは、私が覚えている限りではずっと美しい白覆輪を備えています。やはり、生まれ故郷だからですかね?

  • 周辺諸国の料理 その④への応援コメント

    トルクメニスタン、どんな料理を食べてるんでしょうね……魅惑の国トルクメニスタン……(笑)
    ウズベキスタンに行った時現地人ガイドさんが「トルクメニスタンなんて特に用事ないでしょ?」と言っていましたが、見てみたいですよね。

    作者からの返信

    トルクメニスタンといえば、私はメロンを連想してしまいます。なんでも初代大統領のニヤゾフ氏はメロンが大好きで、メロンの日なるものを作ったそうです(笑) メロンの日は、まだトルクメニスタンに存在するのでしょうか。いつかそれを確認するためだけにトルクメニスタンに突撃してみるのも面白そうですよね! 

    トルクメニスタン料理の扱いは本でもほんとに雑すぎて、言及されていたのはたったの一行程度でした。でもウズベキスタンと似たような料理ならば、きっとおいしいんだろうなと、想像しています(*´▽`*)

    編集済
  • 萱草への応援コメント

    我が家の庭には、亡き父が植えたノカンゾウがあちこちに野良生えしていて、夏になるとオレンジ色の花が咲きます。一日で萎れる花なので、私的には好きではなかったのですが。古代中国の逸話に造詣が深かった父なので、もしかしたら<悩みや心配事を忘れさせてくれる花>という意味を知っていたのかも。あるいは、<子を慈しむ>という意味を知っていたかも。
    今年の夏からは、ノカンゾウの花を見る目が違ってきそうです。

    作者からの返信

    明千香さんのお父様も学識がある方だったのですね。私の曽祖父・曾祖母は明千香さんのお父様とだいたい同じ世代なのでしょうが、誰ひとりノカンゾウという植物の存在すら知らなかっただろうと断言できます。ましてや古代中国の逸話なんて!

    今までは特に意識していなかった草花も、伝承を知ると急に愛おしく感じてしまうことってありますよね。そして、その花が妙に視界に入ってきたりする。きっと明千香さんのお父様は、ノカンゾウが持つ意味を知っていらしたんですよ。お父様を偲ぶよすがが一つできましたね(*´▽`*)

  • 茉莉花への応援コメント

    私はジャスミンティーがあまり好きではなかったのですが。
    このコラムで、茉莉花に寄せる昔の中国人の想いを知りましたので、体の中から美しく色っぽくなるために、これからおおいに飲もうと思います。(笑)

    作者からの返信

    私が住んでいるところはクソ田舎なのでジャスミンティーというおしゃれな飲み物は売っていないのですが、旅行に行った時に一度だけ飲んだことがあります(コンビニに売ってたやつですが)。確かにちょっと独特な風味がありますよね。これがちゃんとしたジャスミンティーなら、あの香りがもっと強いのでしょうか? 中華料理には合いそうな香りだったような気がします。だから中国の人は茉莉花を愛してきたのでしょうか(笑) なんにせよ、明千香さんがジャスミンティーを好きになれますように(*´▽`*)

  • 薔薇への応援コメント

    薔薇といえば、私は、ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』でしょうか。本は読んでいません、ショーン・コネリー主演の映画で観ました。昔々に観たのに、「世界に花はたくさんあるが、神が名前を与えたのは薔薇だけである」というような冒頭のナレーションを、いまだに覚えています。
    『唐代の女性たち』に続いて『中国の愛の花ことば』も、大変面白く興味深く読み進めています。

    作者からの返信

    明千香さんも「薔薇の名前」がお好きなのですね! 私は小説を持っていますが、映画は見たことがありません。もちろん小説でも面白かったので読み返したいのですが、その面白さが仇となって一度ページをめくると中々止められそうにないので、ついつい積んでいる本を優先してしまいます。

    「唐代の女性たち」も「中国の愛の花ことば」もとても良い本なので、ぜひぜひ手に取ってみてください。まとめるにあたって省いたところもありますので、新しい発見が必ずあるはずです(*´▽`*)

  • 周辺諸国の料理 その③への応援コメント

    ふっふっふ。実は、イランがバラの起源はうちだと主張するくらいバラを使った料理が盛んなのですよ……!! イラン料理のお店に行くとバラ水を使ったデザートが出てきますし、イラン食材店でも瓶でバラ水が売られています。アゼルバイジャン人はイランにもたくさん住んでいますし(イランにはアゼリー州なんて州もあるし)、かの有名なイスマーイール一世もアゼルバイジャン出身という説がありますから、切っても切れぬ縁なのです……。

    作者からの返信

    ああ~~~!!! とってもいいですね~!!! ロマンチック❤ 実は私、このロシア料理の本と同じシリーズのアラブ料理の本も持っているのですが、アラブ料理もバラを多く使うそうです。もしかしたらイランから伝わったのかも。またアラブは、イランから米料理を習得したのだそうです。やっぱりイランの文化の影響は偉大ですよね(*´ω`*) 

    コーカサスとイランって、位置的にも文化的にもやっぱり近いですよね! あのニザーミーもアゼルバイジャン生まれなのだそうです。そして「ホスローとシーリーン」のシーリーンはアルメニア王女という設定なのだとか。一回コーカサス全体の歴史を古代から勉強してみたいのですが、コーカサスは本当に複雑なので、しり込みしています(笑)


  • 編集済

    妾たち ②への応援コメント

    華流時代劇ドラマで、かっこいい準主役級の皇子の「わたしには、まだ妻はいない」とのセリフに、「おお、独身か!」と思ったら、すでに側室はいて。そして、ドラマの最後のほうでよい家から正妻を迎えて。その結婚式で、仲間たちが「これで、血筋が絶えることはない」とかなんとか大喜びして…。観ている現代人の私としては、複雑でした。(笑)
    媵もドラマで知っていました。媵の実家から、「はやく皇帝に抱かれて、男の子を産め。正妻の従姉妹に遠慮はいらぬ」と、しょっちゅう文が来てました。だんだんと、仲のよかった従姉妹の関係が壊れていく…。これも、観ていて、現代人の私は複雑な気持ちになりました。(笑)

    作者からの返信

    中国の物語って、時々私たちの常識を超えてきますよね。たとえば三国志の劉備をもてなすために妻を料理した男の話とか。明千香さんが見た華流ドラマの皇子さまもそう。そこに至るまでのロジックを知れば理解できなくはないけれど、納得はできない。

    (いざという場合は同じ一族から養子を迎えてもOKとはいえ)なんとしても男の子を産まなければならなかった昔の(あるいは今も?)中国の女性の心中は、想像することもできないですよね。私たちからすれば「女がいなきゃ子供が生まれないんだから、娘でもいいじゃない」と声をかけたくなりますが……。


  • 編集済

    妾たち ①への応援コメント

    日本でも明治時代までは、妻妾が同じ屋根の下で暮らしていましたね。
    昨年の大河ドラマの主人公の渋沢栄一や脇役で出てきた勝海舟など…。女中に手をつけたのか、それとも引き取って女中という形で住まわせたのか。当時としては、それは当然のことで、男の甲斐性のうちだったのではないかと思います。
    でも、渋沢栄一がいくら偉業を成し遂げたとドラマの中で活躍しても、彼の女好きに拒否反応が起きてしまい、素直に見ることが出来ずちょっと困りました。正直、お札の顔になって欲しくない。(笑) 
    前回の続きです。
    私は70歳です。私が30代頃の爺さまは、女はこうあるべきという偏見を持ち、説教を垂れる人が多かったです。時代による人の考え方って、数十年で変化しますね。

    作者からの返信

    あらー! そうなんですか。でもよく考えれば、別々に暮らさせるメリットはありませんものね。つくづく男の甲斐性って便利な言葉ですよね。甲斐性という言葉の意味を調べてから使え! と怒鳴りたくなる使われ方ばかりされていますが。

    明千香さん、私の祖父母と十歳程しか変わらないお年だったんですね。でも、私の親よりも柔軟で新しい考え方をされているので、驚いてしまいました。うちは田舎ということもあり、まだまだ女はこうあるべきという偏見が残っています。周りのジジババ共に明千香さんの爪の垢を煎じて飲ませたいです(笑)

  • 妓女たち 長安の妓女②への応援コメント

    日本の初期の映画を観た外国の人が、日本の男は遊女としか恋愛しないのかと、訊いたとか。家柄のつり合いと見合いで結婚相手を決めるしかない時代は、どうしてもそうなってしまいますよね。でも、普通の男女が自由に恋愛して結婚相手を選ぶようになった現代のほうが、離婚率も高く、そもそも結婚しない男女も増えている。
    おもしろい現象だと思います。

    作者からの返信

    現代においては家との繋がりとかそういったしがらみがほとんどなくなったから(私が知らないセレブな世界では、まだまだ重要なことかもしれませんが)、離婚のハードルが下がったんでしょうかね。でも、お互いに嫌いあっているのに婚姻関係を続けて時間を無駄にするよりも、きっぱり別れてそれぞれの好きな道を歩んだ方がいいような気がします。現代も現代で色々あるけれど、昔の「結婚しなければいけない」という圧のない社会よりは、私のような人間にとっては生きやすいです(笑)


  • 編集済

    妓女たち 長安の妓女①への応援コメント

    こういう分析、大好きです。一時期、『利己的遺伝子』にハマり、その関係の本を読み漁りました。
    「野生の動物の母親は、子育てが上手だ。それに比べて、人間の母親は、我が子を平気で虐待する。けしからん」と偉そうにいう爺さまに、「子育ての下手な母親の子は、野生ではすぐに死んでしまう。子育て下手の遺伝子が残らなかっただけのこと」と、言い返して、すっきりした思い出があります。(笑)

    作者からの返信

    ありがとうございます! 私も遺伝子と性格や行動の関係について考えるのが好きなので、ふと思いついたことを書いてしまいました。

    明千香さんが遭遇した爺さん、本当に不思議な人ですね~。人間の男だって、人間以外の動物の雄はほとんどしない性的暴行をするのに、よくも女の事ばかり言えたものだ。それに、人間は父親だって我が子を虐待しますしね! その腹立たしい爺さんにきっぱり反論してくださった明千香さん、お見事です👏

  • 妓女たち 地方の官妓①への応援コメント

    『避諱』って、なんとめんどうなことを思いますが、いつの時代のものかわからない古墳を発掘した時、出土した木簡や竹簡を読んで、使われていない字をみつけては、その時代を推測するのだそうです。長い年月を経て、『避諱』が意外なところで役にたっていました。(笑)

    作者からの返信

    避諱って、興味深いけれどほんと面倒な風習ですよね~。私は、「李世民は改名しろよ!」と思っちゃいました。唐代の文官の方々は、文書を作る時さぞかし苦労したでしょうね……。避諱は過去の人物の名前にまで及んだそうですから、出土した木簡とかの時代を推測する現代人にとっては大助かりでしょうが、当時の人々は叫びたくなる時もあったのでしょうね(笑)

  • お姫様たち ④への応援コメント

    『史記』の講座の先生の話だと、和蕃公主にはものすごく優れた文官もついていって、蛮族の地で、大臣となり、漢字を広めたり量りを統一したり税の計算をしたりとで、ものすごく重宝されたそうです。まあ、言ってしまえば、蛮族融和作戦でしょうか。しかしながら、その優秀な文官は一生帰郷することは許されず、戦争となればスパイ容疑で一番に見せしめとして殺されたことでしょう。
    お姫様より、文官のほうが気の毒だと思ってしまったことを思い出しました。

    作者からの返信

    文官の皆さんはきっと中華の宮廷で出世するために頑張ったのでしょうに、いざ能力を認められると蛮族の地に行けと命じられて、ヘタすりゃ殺されてしまう――なんて、確かにやりきれないし理不尽ですよね。
    もしその文官さんに妻子がいたら、妻子も付いて行ったんでしょうか。それとも生き別れ……なんてことになったんでしょうか。きっと、蛮族の地に行くぐらいなら離縁の道を選んだ奥さんもいたでしょうから、なおさら文官さんが不憫ですね……。日本の「能ある鷹は爪を隠す」と似たことわざが中国にあるかは分かりませんが、そのものずばりのような例ですね、和蕃公主に付いていった(行かされた)文官さん(*´σω・、)ホロリ

  • お姫様たち ②への応援コメント

    前回のコメントで、戦争・災害・疫病を前にした人の命の軽さと、牛馬に劣る奴隷の処遇は、どのように想像してもほんとうのところはわからないと書きましたが、この特定の人物への権力と財力の凄まじい集中も、現代に生きるものには想像が難しいです。
    ところで、先日、TVドラマ『マルコ・ポーロ』で、少女に纏足を施しているシーンを見ました。華流時代劇ドラマでも纏足の話題はタブーとなっているのか、いままでたくさんの華流時代劇ドラマを見てきましたが、纏足の施術シーンは初めてで、かなりショックを受けました。そしてふと「纏足について、こんな嫌な感じを味わったことがあった」と考えて、思い出したのがパール・バックの『大地』でした。いまから50年前の文学少女のころのことです。纏足について知ったのは、『大地』が初めてだったのかも知れません。
    これはネットで仕入れた知識ですが、やはり感染症で死ぬものもあり、足を切断しなくてはならないものもいたようです。これは、中国女性最後の纏足女性が言っていたことですが、「老いても、痛む」らしいです。あんな無理な形に形成して、毎日そこへ体重をかけて歩いているのですから、当然でしょう。
    纏足と、現代でも行われているイスラム教の女性への割礼って、女性への苦痛と社会的正当性の主張などが、似ていると思われませんか?

    作者からの返信

    流石に唐代のお姫様たちレベルの暴虐は現代だと見られないでしょうが、某半島の某国の某指導者とその一族とかが近いのかもしれないな、とも考えています。某国の一般民衆は、私たちには想像もできない苦しみに喘いでいるのでしょうね。

    私はテレビをあまり見ないのですが、中国の方が書いた纏足をメインにした小説で、七歳ぐらいの主人公が纏足される様を読んだことがあります。足の指の骨を一気に折って、ぐるぐる巻きにして、何かが触れるだけでも絶叫してしまうだろう足で、無理やり歩かされる(そうしないといい形の足にならないとされていた、と文中で述べられていました)。
    これだけでも大変な苦痛なのですが、主人公の苦痛はそれだけでは終わらず、生涯続きました。小説は纏足廃止が唱えられ、実際に廃止された時代が舞台なのですが、主人公は纏足廃止運動に抗って、玉の輿に乗る原因となった自分の小さな足に誇りを持ってもいました。でも実は主人公は、自分の愛娘には纏足させなかったのです(ネタバレしてしまってすみません)。往時の中国女性も、しないで済むなら纏足をしたくなかったのだろうなあ、と考えさせられた話でした。

    私も纏足と女子割礼は似ていると思います。女子割礼は紀元前から行われていたらしいので(割礼の起源について述べられているアフリカの神話を読んだことがあります)イスラムが起源ではなく、イスラムが広まった地域で元々女子割礼が行われていたのだろうと考えています。でも、イスラムの教義で廃止できなかったどころか容認するような体制を作ってしまったから、結局は同じことでしょうね。
    堯や舜の時代を賛美していた昔の中国と、預言者の生前の行いに倣うを良しとするイスラムの考え方にも、似たところがあると思います。コーランやハディースで特に禁止されていなからOKではなく、たとえ明確に禁止されていなくとも駄目なものは駄目、と認識されるようになればよいのですが……。

  • お姫様たち ①への応援コメント

    私は、3年半前にカクヨムを偶然見つけて、「『史記』の講座で知識をインプットするだけではつまらない、アウトプットしよう」と思い、中華小説を書いています。
    ところで、『史記』の講座に通い始めた動機は、体を壊して5年ほど家に引きこもっていたので、定期的に外出できる場所を探していたら、たまたま『史記』の講座を第1回から受講できることを見つけて…。(笑)
    中華小説を書いていますので、(後宮ものではなく、市井ものですが)、あれこれと関係する小説や資料を読み漁っています。もともと雑学が大好きなので。しかし、後宮は怖いところとか、古代中国の女性は虐げられていたとかの従来通りのイメージで書く小説はおもしろくないので、ついつい、女の人が、それでも頑張って主体的に生きていたという情報を、偏って求めてしまうところがあるようです。
    嘘八百の小説を書いて楽しんではいるのですが、昔々の、戦争・災害・疫病の前では人間の命なんて意味もなかったというのと、身分制度が厳しくて、奴隷などは牛馬よりも値打ちがなかったというのは、どのように想像してもその本当のところに迫ることはできないでいます。

    作者からの返信

    明千香さんが小説を書くようになったのはそんな経緯があったのですね。お体はもう大丈夫なのですか?

    どこの国でも庶民の日常というものはどうしても戦争やら宮廷での事件やらに比べると記録に残りにくいですから、中華風世界の市井の物語を書くのは、とても大変なことだろうと思います。かく言う私もいつか中華風の話を書いてみたくて本を集めているのですが、なかなか欲しい情報が手に入らない(笑) 

    現代に生きる私たちは時に無言になってしまう暴虐が行われていた昔の中国ですが、そんな社会でも逞しく自分らしく、強かに生き抜いた女性たちはいたはずですし、私もそんな強い女性が頑張るお話が好きです。

    これは150年ぐらい前(つまり明治)の話なのですが、私の地元ではキリスト教徒が弾圧され、沢山の方が命を落としました。地球儀だとゴマ粒どころか芥子粒以下の大きさでしか表されない小さな島に代々住んでいた者同士なのに、仏教徒は政府がそうして良いと言ったら当たり前のようにキリスト教徒を拷問したのです。私がそんな歴史を知ったのは七歳の頃で、人間の醜さに軽く絶望しました。だから私は、環境によっては人の命は牛馬以下になるというのが理解できます。でもそんな感覚は本当は理解できない方がいいはずですし、その感覚の本当のところに迫れないという明千香さんのことが羨ましくもあります。


  • 編集済

    最近、山川三千子という人の『女官』という本を読みました。明治天皇の皇后に三年間、女官として仕えた人の手記です。華族出身でありながら、「このまま結婚するのはいや。世の中をみてみたい」と思い、家族の反対を押し切って、女官になったとか。皇太子だった大正天皇の誘惑からさりげなく逃げたような記述もあって。読んでいると、高位の女官は、いまでいうところ大企業に勤めるキャリアウーマンなのだなと、宮中で働く女性は皆、性奴隷という考え方がちょっと改まった、1冊でした。
    でも、日本の近代と古代中国では、事情が違うかも。
    私が若い頃は、江戸時代の大奥は中国の後宮に似て、女たちは飼い殺しで将軍の気まぐれで殺される恐ろしいところというイメージがあったのですが、いまのTVドラマでは、女の働く場所みたいな捉え方をしているような。時代とともに、イメージというものは変化するというか、作られるというか。
    ただ、山川三千子さんは宮中にいる三年の間、下働きの人たちの姿を見たこともなければ声を聞いたこともないと書いてあったので、身分の上下は、いまの私たちには想像できないほどに厳しいものがあったようです。

    作者からの返信

    山川三千子さんの「女官」は私も少し気になっていました。山川三千子さん、すごく勇気があって活動的な女性だったんですね。
    明治時代は文明開化の後で、一人か二人を……とかならばもみ消せるけれど、皇太子は宮中で働く女性に好き放題してもOKとかだったら、欧米諸国から非難されたりしますものね。マリア・ルーズ号事件とかありましたし。だから、明治以前と以降の宮中の女性を取り巻く環境は違っていたのではと私は考えているのですが、そもそも日本の後宮で働く女性は、中国の後宮で働く女性よりも自由なイメージがあります。和泉式部は「浮かれ女」と呼ばれたそうですし、紫式部の娘は女房として出仕している間に色々な男性と交際したそうですし。まあそもそも、彼女たちは記録に名を残した、他の名も無き女官たちとは違った存在だから、そう感じるだけかもしれませんが。明千香さんはどのようにお考えですか?

  • 司馬遷の『史記』は、国が興って滅びるという歴史を記したお話です。男たちが繰り広げる為政と戦争は面白いのですが、庶民と女性の生活については、まったくといっていいほど触れられていません。作者の司馬遷は宮刑にあった気の毒な人ですが、それでも代々続くよい家柄で本人も、宮廷の儀式を司る部署で働いていた高官でした。それで、記述に<上から目線>(講座の先生の言葉)なところが感じられます。
    それもあって、なんと、中国では人気のない書物なのだそうです。中国の人たちは、日本人の『史記』好きを不思議がるとか。国の興亡とか戦争での駆け引きとかに興味があるのでしたらお勧めなんですが。かと言って、他の面白い中国の本は知らないのですけれど。
    『史記』には、紀元前に生きていた男たちの姿がいきいきと書かれていて、日本にもその頃から文字があったらどんなによかっただろうと思うことです。

    作者からの返信

    史記が中国では人気がないなんて、意外ですね! あちらの方ではただの古典という扱いなんでしょうか? 現代日本人だって古文の授業以外で源氏物語を読む人ってはっきり言って少数派でしょうし……。

    司馬遷が李陵を庇って宮刑に遭ったというのは知っていましたが、元は良い家の出だったとは知りませんでした。それならば名家のプライドと、でも宦官になってしまったという恥辱が入り混じった、さぞかし美味しい鬱屈が史記のはしばしから感じられるのでしょうね(笑) 元は宮廷の儀式に携わってた役人ならば、為政と戦争だけでなく儀礼のことにも史記で少しは触れているのでしょうか? 読破できるのはいつになるかわからないけれど、史記をちくま学芸文庫で全巻揃えてみたくなってきました(*^▽^*)

  • 宦官制度は、古くは古代エジプトからあったので、それが中国にも伝わったのだろうと思います。それで、宦官制度は、宮中で男を働かせるためというより、戦争捕虜の扱いや奴隷制度から始まってのではないかと想像するのですが。
    纏足のように、わざと人体の一部分を奇形化して、他と差別化する風習は世界各地にあって、その方向から考察するのもおもしろいですね。それとも、中国であれば、儒教の教えとその矛盾を考察すればよいのでしょうか。
    私は、3年ほど『史記』を学ぶ講座に通い、それが面白かったので、カクヨムで中華ファンタジー小説を書いて、これもまた3年になります。
    中華ファンタジー小説を書いていて、その背景の描写に行き詰まると、ネット検索であれこれと調べています。それで、田所さんのこのコラムにも、ずっと以前にたどりつき、フォローしていました。そしてやっといまごろ、まずは中国関係を読みはじめたところです。
    『史記』の講座に3年通い大学教授の話を聴いて思ったことは、中国国土は広く民族も国もたくさんあり、それぞれに特色があるということです。先生は、司馬遷の生きていた時代だけに絞って、専門に研究して40年。まだまだ研究半ば。そんな感じでした。
    漠然と中国歴史を調べるというより、ピンポイントでなにか1つに絞って、そこから考察を広げるのもいいかもしれません。

    作者からの返信

    史記の講座を受けられていたのですか! 羨ましいです!! 私も史記が気になっていて、取り敢えずちくま学芸文庫の佞倖列伝が乗っている巻だけ買ったものの、結局まだ読んでおらず……。いつか全部読破してみたいと思って、一体何年経ったのやら。

    明千香さんは三年じっくり学ばれたということですから、多くのものを吸収されたのでしょう。私は中国文化の中でも祖先崇拝と宗族に興味があるのですが、史記にもそれらと関係がある話題が少しでも言及されていたのでしょうか? もし言及されていたのなら、佞倖列伝の巻以外も買っちゃおうかなあ……。


  • 編集済

    後宮のために、国民の税金の半分が使われていたそうです。今でいえば、日本国民の税金の半分が、宮内庁で使われるという感じだそうです。中国歴史を教えていた大学の先生の話です。
    ところで、妃嬪となった女性の恩恵に、彼女の親戚中があやかりました。彼女の名前を出せば、就職や結婚にも有利だったでしょうし、金銭的援助や権力も得られたかもしれません。
    中国小説『紅楼夢』の主人公のお姉さんが妃嬪で、TVドラマで、彼女は宮中や実家への気配りで過労死したとのナレーションがあって、びっくりしました。実際に親戚中のあらゆる相談事や揉め事について、いつも、手紙でことこまかく指示していました。親戚中の期待を背負う妃嬪は、私にはなかなか大変な<職業>と思えました。(笑)

    作者からの返信

    紅楼夢ですか! 言わずと知れた中国四大小説の一つで、他の四大小説よりも好みのジャンルなのでいつか完訳版にチャレンジしたいと思いつつ、何年も経ってしまいました。なので紅楼夢がどの時代を下敷きにしているのかも分からないのですが、主人公の姉は寵愛を受けているか高位の妃嬪なのでしょうか。皇帝に取り立てて愛されていないか、もしくは下位の妃嬪ならば親戚を栄達させるなど不可能でしょうし、親戚の方だってそんな妃嬪には縋らないでしょう。まあ、いつか時間を作って紅楼夢にチャレンジすれば分かりますかね(笑)


  • 編集済

    またまた、前回の纏足へのコメントをここで書きます。追記もあるのだけど、長くなりそうなので。
    私も、纏足は母親など身内の女性が行っていたということを読んだことがあります。でも、読んだ時、纏足って、幼い子どもの足の指の骨を折るという行為なので、それを身内の女性(母親)が出来るだろうかと想像しました。参考になる本というのは知りません。ごめんなさい。
    泣き喚く子の骨を折るのは大変だろうし、傷から感染症の心配もあります。やりかたにより出来の良しあしもあるだろうしで、経験がものをいう医療行為のように思います。それと施術は、女の子が成長の止まるまで、10年くらい何度も続くとは、なにかの資料で読みました。それで、産婆と同じく纏足師なんていうおばさんがいたのかと。(笑) 家畜を飼って食う習慣があるとか狩猟民族とかは、解体とか去勢とかに慣れているせいか、こういういう人の体を傷つける風習が多いように思われます。

    作者からの返信

    明千香さん、またまたコメントありがとうございます! 一般的に漢民族は農耕民族と言われていますが、中国史の少なからぬ部分を北方の遊牧騎馬民族との戦いが占めていますから、自ずから文化の上でも影響を受けたでしょうしね。
    私は中国史において纏足(された女性)と好対照を成すのは宦官だと考えているのですが、明千香さんはいかがお考えでしょうか? 
    纏足も去勢も、(去勢は刑罰としてされたのでなければ)自らの将来のため、自分の身体を改造した。勿論幼い頃に周囲の者によってなされる纏足は女性自身の意思によるものではないですが、成長し自ら意思決定できるようになっても、かつての中国の女性たちは纏足をほどかなかった。それは、纏足していないとまともな結婚はできないけれど、纏足してさえいれば小足を見初められて玉の輿に乗れるかもしれないから。
    ですが同じ身体改造でも、纏足は周囲から容認し称賛され、宦官は白眼視された。宦官が白眼視されたのは自ら子を作れない身体になるという儒教的に最大の親不孝を働いたためでもありますが、纏足と宦官の扱いの違いはそれだけでは説明できないような気がするのです。私は中国の風習や文化に興味があるのですが、まだ中華四千年の歴史の一年分も理解できていません。ですから何かオススメの書籍や論文があったら教えていただきたいです(*^▽^*)


  • 編集済

    前回の私のコメントに、さっそくの返信をありがとうございました。
    卑近な例ですが、高齢の男性が「近頃の若者が、親からもらった黒髪を染めるのはけしからん」と怒っておいででした。でも彼の奥さん、半白髪を真っ黒に染めてパーマもかけていらっしゃる…。お洒落な奥さんが、彼はご自慢の様子でした。ほんと、すべては、「それはそれ、これはこれ」なんだと、思います。
    ところで、「それはそれ、これはこれ」となる根本は、私はお金(経済)だと思っています。纏足も纏足師みたいなおばさんがいて、商売になっていたのではないでしょうか。「わたしが纏足すれば、よい家に嫁げる」とか。かなり長い年月をかけて、纏足は完成させるもののようです。どんな立派な建前にも抜け道を作ってしまうのが、人間の<欲>です。(笑)

    作者からの返信

    明千香さん、またしてもコメントありがとうございます! お話の高齢男性のような人は、どこにでもいますよね。たとえば生徒に学校は遊ぶための場じゃないんだからメイクをするなとかいいつつ、自分はバッチリメイクしている女教師のように。

    私が調べた限りでは纏足の処置は母親などの身内の女や乳母がしていたそうなのですが、明千香さんは纏足をするおばさんが出て来る本をご存じなのでしょうか? 私はいつか纏足に関する話を書いてみたいと思っているので、オススメの本があったら教えていただきたいです。よろしくおねがいします!!!


  • 編集済

    唐朝の女性と社会への応援コメント

    西洋では、気絶するほどに、締めつけるコルセットがありました。今でも、女性の割礼とかありますね。現代だと、足を痛めるハイヒールでしょうか。それぞれに女性の女としての価値を高めて、結婚の時に有利だそうです。それで、意外や意外、男が望んでいるというよりも、女(保護的立場)が女に強いる面もあるのだとか。本人も、自分の体を傷つけるほど大変なのだから、いい男が自分を選んで、そして大切にしてくれて当然と思えてくるらしい。
    たぶん、足が小さいと可愛らしいからと、始まった纏足。たぶん、胸が大きいとセクシーから始まった、巨乳美容整形。とことんエスカレートしてしまう生物学的仕組みが、人間の脳には組み込まれているのではないかと思ったりします。

    作者からの返信

    明千香さん、ご高覧とコメントありがとうございます。
    ハイヒールは現代の纏足とも言われていますよね。また、ハイヒールによって変形した足は実際に纏足された足と似たような形になるそうです。

    定説によると纏足は五代十国時代の南唐の君主が足が細い女性を好んだことから始まり、北宋の時代から普及していったそうですが、当時の知識人が纏足にどういった論理付けをしていったのかが私は気になっています。
    儒教的な価値観では親から貰った身体を傷つけるのは言語道断。もっとも、どんな状況でも駄目というものでもなく、親や君主のため、国のためといった名目があれば赦されていたし、称賛される場合もあったのですが(たとえば中国では人肉は薬になると信じられていたため、病気になった親のために自分の肉を切り取ってスープを作る子がいて、そういった行為は親孝行の極みとされて
    いたのです)、纏足はどうあっても儒教的な価値観では赦されそうにない。纏足していない女性は結婚できない時代もあったのですが、儒教的な価値観ならば親に貰った身体を傷つけるぐらいならば一生独身を通せと説きそうなものなのに、実際は需要され、広まっていった。北宋を建てた趙氏は漢民族を自称していたものの実際はテュルク系だったそうですが、だったらなおさら漢民族の好感を得るべく儒教を押していきそうなのに。科挙が停止されたために儒学が停滞した元代はともかく、漢民族の王朝である明代をも越えてなされていた纏足。その裏に潜む思想の流れは、とても興味深いですよね!

  • 椿、松とヒノキ、菖蒲への応援コメント

    すごく前のエピソードですが、そういえば!!と思って読み返しました。色褪せない愛の象徴かあ……!
    近所の民家の椿の花はとうとうシーズンの終わりを迎えてぼとぼと頭を落としています。今日は風が強いしもうだめかも。12月くらいから長く楽しませていただきました。いつかそちらにも椿を見に行きたいです……!
    なんか自分語りみたいなことすみません、記念コメントです……。

    作者からの返信

    うふふふふ、こんな前の話にコメントしてくださってありがとうございます(*^▽^*) 

    私の所だと椿は丁度咲き始めたばかりで、例年四月ぐらいまでは花が見れます。だからほとんど毎年、桜と椿の開花時期が被るんです。これもまた気候の違いによるものでしょうね。

    私の地元が誇る椿に、赤地に白覆輪のものがあります。ヤブツバキから突然変異で生まれた品種です。発見された年の世界椿学会(そんなものがあるそうです)の会報の表紙を飾ったぐらいの、とても綺麗な椿です。名前は――もろに地名を冠しているのでここでは書けないのですが、ずっとしゃしゃさんにこの椿の存在を知っていただきたかったので、ここに書いちゃいます❤ 
    私の地元じゃなくてもこの椿は販売されているし育てられているのですが、いつかしゃしゃさんに私の地元でこの椿の美さに直接触れていただけたら嬉しいなあ、なんて❤

  • 周辺諸国の料理 その①への応援コメント

    ウォッカといいボルシチといい、ロシア料理はいろんなところの料理を奪っ――影響を受けて成立したんですね……

    作者からの返信

    料理って、調べてみると意外と「わたしは純〇〇生まれ!」という感じのものが他国に起源があったりしますよね~。天ぷらもポルトガルから入ってきたものだそうですし。寿司の起源も東南アジアにあるそうですし。こういう身近な食べ物の歴史をさかのぼって行ったら、一体どこに行き着くんでしょう。もしかしたら古代エジプトに起源あるものとかもあるかもしれませんね(笑)

  • スイーツ その①への応援コメント

    砂糖でできた鳥やクレムリンを作るロシア貴族、そりゃ共産革命も起こるわな、と思って今いました(笑)(笑い事ではない)

    作者からの返信

    ねー!!! そうですよねー!!! 平民はベリーを薬にしていたというのに、お貴族様ときたら……。しかも農奴制って、時代を経るごとに厳しくなってたんですよ。しかも農奴解放された後も、農民の暮らしは変わらない。それどころか以前より貧しくなったそうなので。そりゃあ、階級も宗教も否定してみたくなるよなあ、という感じですよね。

    今回の二十世紀初頭のモスクワでさえ、農民はキリスト教以前からの古いおまじないに頼っていたというところから、革命前のロシアの貴族と農民の断絶の深さが窺えますよね。二十世紀初頭って、日露戦争とか第一次世界大戦の頃なんですぜ……。

    編集済
  • 飲み物 その②への応援コメント

    ロシアンティーにジャムが入らないとは! 知りませんでした。
    ミラノ風ドリアやナポリタンみたいに日本人の創作なのですね。

    作者からの返信

    本では、たまたまジャムを紅茶に入れて飲むもの好きなロシア人がいて、そういう人が紅茶を飲むところを見た日本人が勘違いして広めたのでは、とも述べられていました。
    確かにロシアのヴァレーニエって、ほとんどの場合ペースト状ではなくて果実の形が丸ごと残っているから、紅茶に入れるのには適さないんですよ。本文で述べたように、お茶請けとして食べた方がはるかに楽しめそうなのです。だから明弓さんも、ロシア人をもてなす時がきたら、紅茶にジャムを入れないようにしてくださいね(*´▽`*)

    編集済
  • 酒 その③への応援コメント

    蜂蜜酒、どんな味なのか一度飲んでみたいんですよね~( *´艸`)

    ……ただ私、お酒弱くてほぼ飲めないんですけれど……(;´∀`)
    お酒をたしなめたら楽しんだろうなぁと思います~(*´▽`*)

    作者からの返信

    私も蜂蜜酒と、あとジョージアのワインは一度でいいから飲んでみたいなあと思っています。ただ、私も綾束さんと同じくアルコールが苦手で(^^; アルコール成分「だけ」を飛ばした酒が売っていればいいんですけれどねえ。自分で火にかけようものなら、アルコール成分と一緒に風味まで飛んでしまうでしょうし。なんとかならないものか……。

  • 酒 その②への応援コメント

    国際仲裁裁判で……しかも1982年って結構最近では……と思って笑いましたとも……

    作者からの返信

    ですよねー(*´꒳`*) 私もここの件を読んだ時は内心大爆笑しました!!! でも、裏には結構シビアな問題があったみたいなんですよ~。

    実は、ウォッカの本場争いはvsポーランド戦の前にもvs西側に亡命した亡命ロシア人戦があって、一回戦はさっさとケリがついたけれど、ソ連(このころはまだソ連でした)はウォッカ市場から締め出されていたのかもしれないそうなのです。だからこそ、二回戦たるvsポーランド戦は国際仲裁裁判にまで持ち込まれたのかもしれません。もしも、ポーランドこそウォッカの本場だとして、ウォッカ市場がポーランドに独占されてしまったら。ロシアにとっては間違いなく悪夢の始まりですからね。それでも国際仲裁裁判にまでもっていかなければいけなかったのか? とは思っちゃったんですが(笑)

    編集済
  • 酒 その①への応援コメント

    嘘か本当かわかりませんが、ロシアでは冬は凍結防止のためワイパー液にウォッカを入れると聞いたことがあります。そのため、冬のロシアは酒臭いとか。

    作者からの返信

    そんなことしたら車が故障しないのかと心配になってきますが、ロシアなら大丈夫な気もしますね(笑) 車も酒好きなんて、嘘か真かは分からずとも、いかにもロシアらしい!!!

  • 酒 その①への応援コメント

    ムスリムわりと平気でアミールとかシャーがお酒飲んでますけどね……(笑) 厳格なアラビア半島の人しか守っていない印象……
    しかし八百人も妾がいたら全員回るのに何年かかるんだ!?と思ってしまいました、どんな絶倫!?!?

    作者からの返信

    万が一ウラジーミル聖公が「イスラームは酒禁止って言ってるけど、破ってるやつ普通にいるじゃん」でムスリムになってたら、世界の歴史は大幅に変わっていたでしょうね(笑) ロシア・ウクライナ・ベラルーシがイスラーム圏に……なんだかその世界線もおもしろそうですよね! このIFの歴史を描いた小説とかあったら読んでみたいかも……。

    ウラジーミル聖公の妾の数については、どっかのサイトで「改宗の効果を強調するため、誇張されてるんじゃね?」と言われてもいました。私も、当時のキエフ・ルーシに八百人もの大公の妾を養いきれるほどの力があったのか?(←ロシア・ウクライナ・ベラルーシの皆さんごめんなさい)と、疑っていたりします。妾じゃなくて、改宗するまでに関係を持った、一夜限りも含めた女の総数が八百人なら(それでも凄すぎるけれど)納得できるのですが。
    でも聖公は分かってるだけで計二十一人の子供がいて、その大半が即位から改宗するまでの十年間に儲けた子なので、絶倫ではあるのは間違いないです( ー`дー´)キリッ だからほんとに妾八百人でも全然大丈夫な、超人だったかもしれません。英雄色を好むとはまさにこのこと!!!

  • 第二の料理への応援コメント

    あけましておめでとうございます。
    新年早々、楽しいエッセイをありがとうございました!
    偽物が三世まで続くとは頑張りましたね。

    作者からの返信

    あけましておめでとうございます🌄 こちらこそ、新年早々本当のところは創作に役立つか分からないエッセイをご高覧してくださって、ほんとうにありがとうございます<(_ _)>

    ロシアの動乱時代はほんとにしっちゃかめっちゃかの時代で、死んだはずのドミトリー皇子の偽物三人のうち二人(一世と二世)は、「本物」の母に皇子と認められ、二世は一世(最初の偽物)の妻と結婚して子供を作った……など、本当にぐちゃぐちゃしています。でも、だからこそ面白いのです!!! 明弓さんも、もし興味を持たれたら、ぜひロシア史を調べてみてください(*´ω`)

  • 第二の料理への応援コメント

    こちらのエッセイを拝読していると、ロシア史にも興味が湧いてきちゃいます~!(≧▽≦)

    あけましておめでとうございます(*´▽`*)
    本年も楽しみにしております~!(≧▽≦)

    作者からの返信

    あけましておめでとうございます🎍 今年もよろしくお願いいたしますヽ(^o^)丿

    綾束さんがロシア史に興味を持ってくださって、とてもとても嬉しいです!!! フランスとかドイツの歴史に比べたらマイナーなロシア史。でも、こんなに波乱万丈で、ドラマに満ち溢れてるんですよ。だって、まだロシア史では有名な方のロマノフ朝の時代に入ってもいないのに、こんなにしっちゃかめっちゃかなんですから(笑) ロマノフ朝に入っても、ピョートル大帝とかエカチェリーナ二世とか、大物が待っていますし。ですからぜひ、綾束さんもロシア史の本を一冊手元に……。

  • 第一の料理 その②への応援コメント

    シンプルな文章なのに食欲をそそりますね!

    作者からの返信

    えへへ、ご高覧&コメントありがとうございます(*^▽^*) 食べることに命を賭けている身としては(←当然と言えば当然のことですが)、これに勝るお褒めの言葉はありません!!!

  • 少し前に書かれていた、理容師が外科手術をしていたというのが、そもそも外科が低く見られていたことの表れなんですよね……。
    そうかと思えば、現代日本の医療物では逆に外科が威張っていたりして、頭の良い人達というのはいつの時代もマウンティングに明け暮れるものなのだなと……。

    作者からの返信

    歴史上の頭が良い人たちがマウンティングに費やしていた時間を、研究に充てていたら。そしたら、もしかしたら人類は十九世紀に月に着陸していたのかもしれないのに、ほんと勿体ない話ですよね(笑) そんなことでメンタルと才能を消費しなくてもよかったのに。

    サンソン家は処刑や拷問を行うために得た知識を利用し、外科医としても収入を得ていましたが、内科的な事柄で副収入を得ていたら誹謗中傷が余計に酷くなったんでしょうね。「死刑執行人の分際で!」とか。

  • 昔ネットで出回っていた画像に、かたやナヨナヨした男がオタサーの姫風の女子に向かって「なんで処女じゃなかったんですか!?」と喚き散らす漫画のワンシーン、かたや『北斗の拳』の「誰を愛そうがどんなに汚れようがかまわぬ、最後にこのラオウの横におればよい!」のシーンが並べられているというものがあり、取り合わせに感心したものでした。
    どちらが魅力的な男であるかは一目瞭然。

    作者からの返信

    処女厨滅ぶべしですよね!!! 私は同じ理由でユニコーンなる見た目だけは清らかな幻獣も嫌いなのですが、ネットで「ユニコーンを捕まえる時エサにするのは女装した男でも可」という情報を見かけて、ほんの少しだけユニコーンを許せるようになりました。でも、人間の処女厨は撲滅すべしと本気で思っています。人間の処女厨は全員ラオウに秘孔を突かれて、「ワカメ~~~!!!」とか叫びながら血反吐を吐けばよいのです。

  • いや本当、コメント欄で言われているように、魔女狩りの嗜虐性と同じですねこれは……。
    妻が若く綺麗な人だったりしたら、それこそ裁判官や傍聴人こそがエレクチオンしていたんでしょうな……。

    作者からの返信

    いやほんと、裁判官や傍聴人にはエレクチオンしてた輩が絶対いたと思うんですよ。そういうやつは、いっそのこと噴火して、周囲から白い目で見られれば良かったのに……。
    中世西洋の庶民のガス抜きになることなんてほとんどなくて、その数少ないものが魔女狩りであり不能裁判だったのでしょう。でもそれにしたって、人間の醜悪な側面が表に出過ぎですよね。こんな醜い制度は廃止したほうがいいと考える人がもっと沢山いたら、この地獄の裁判ももっと早く無くなったでしょうに。

  • 現代だって「こんなことで弁護士を連れてくるなんて!」みたいな考えの人が沢山いるくらいですから、昔の農村ともなるとそれはそれは白い目で見られたことでしょうね……。

    作者からの返信

    ネットでの誹謗中傷とか、どうせ大事にならないだろうと高を括ってやる人間が多いみたいですものね。やる方は壁に向かって悪口言ってるのと大差ない感覚なのかもしれませんが、相手は生身の人間なのに。訴えを起こした農村の女性を誹謗中傷した輩も、相手を同じ人間だと思ってなかったから酷いことを言ったのでしょうが、ほんと溜息が出てきますよね……。

  • リランクール公爵もその娘も可哀想すぎますね……
    嫡出推定に関する規定は現代日本でも見直しが進められようとしていますね。21世紀になってもまだ扱いが定まりきらないのが、それだけ難しい問題ということなんでしょうね。

    作者からの返信

    特にリランクール公爵が不憫ですよねえ。妻を寝取られた上に不能の烙印を押されてしまって。
    これが王様が権力でごり押しして、ガブリエル・デストレを手に入れた……とかだったら別の悲惨さはありはすれど、リランクール公爵や娘にはガブリエル・デストレに愛されていたという希望が残るじゃないですか。でも、ガブリエル・デストレ自身も王様との結婚を望んでいたそうなんですよ。つまりリランクール公爵(とその娘)はガブリエル・デストレに捨てられていたのです。ますます可哀そうですよね……。

    生まれた子供の父親が誰なのかという事件は、今でも2ちゃんで大人気ですよね~。もういっそ、子供が生まれたら絶対にDNA鑑定をすると法律で決めれば、醜い争いも起らなくなるかも(笑)

  • すごい! 自分で作られるなんて素敵です~!ヾ(*´∀`*)ノ
    読んでいるだけでもとってもおいしそうでした!( *´艸`)

    作者からの返信

    そんな~、お褒めの言葉をいただけても、何も出せませんよ(n*´ω`*n)

    トヴォロークは牛乳とヨーグルトを混ぜて沸騰させて濾すだけなので、火の扱いに気を付ければ小さい子でもできると思います! スィルニキも、卵をツノが立つまで泡立てて~といった難しい工程は一切なく、クッキーと同じくらいの手軽さでできました。カロリーも(多分)比較的低いでしょうし、カルシウムもとれますし、お子さんがいる家庭ではおやつのメニューに取り入れてみてもいいかもしれません。まあ、私独身ですけれどね!!

  • 性交実証に群がる野次馬の中には、当然、女性の痴態を見たくて集まるスケベオヤジどもも多かったのでしょうね。むしろその方がメインだった可能性すら……?
    なんならこの制度を作った連中こそがスケベオヤジの集まりにしか思えなかったりするのですが……。

    作者からの返信

    私も同意見です!!! 性交実証に群がる野次馬はスケベオヤジか他人の不幸は蜜の味の性根が腐った輩だけだったろうと、何の根拠もないながら確信しております!!! 性が絡む物事はどんな時代も、最高の娯楽ですからねえ……。性交実証の制度を作った連中だって、この最高の愉悦をより愉しみたくてこんな手間暇をかけたのでしょう。

  • 性的不能者の結婚への応援コメント

    不能者であることを受け入れた上でのきょうだいのような結婚、本人達が黙っていればバレないのでは?と思ってしまうのは現代人の感覚で、プライバシーなどないに等しいこの時代ではどうしても周囲に分かってしまうものだったのでしょうね……。

    作者からの返信

    結婚して何年も経つのに子供ができないと、そういう噂が立ったでしょうしね。そしたらもう、周りはお祭り騒ぎですよ!!! 清らかな生活がしたいのなら俗世を離れればいいでしょ、という話ですしね。時代や地域によっては、修道院とて娼館同然に堕落しきっていたそうですが(-_-;)

  • 女性の人権なんて意識がまだない時代、娘の結婚は本人ではなく家の問題だったんですよねえ。これは日本でも同じですね。

    作者からの返信

    私が知っている限りだと、キエフ・ルーシ(ロシア・ウクライナ・ベラルーシの源流の国)の法典には、「嫌がる女の子を無理やり結婚させちゃいけないよ☆」みたいな項目があったそうなんですけれどねえ……。でも、それだってどれだけ守られていたのやら。なんならこの法典を制定した人物は娘をめちゃくちゃ遠方に嫁がせて、娘は「すっごい田舎の野蛮人に嫁がされた」と嘆く羽目になったそうです。
    現代でも女性の人権が蔑ろにされているなと感じる事件は多々ありますが、昔に比べれば進歩してきていますよね(*´ω`)

    編集済
  • 最後の鞭のくだり、現代で言うところの「セックスしないと出られない部屋」じゃないですか。(笑)

    作者からの返信

    全然気づかなかったけれど、言われてみれば確かに!!! あの部屋がネットに登場した時は随分ざわついたものですが、こんな形で既に歴史に登場していたのですね~。やっぱり人間って、古今東西同じことしか考えていないんでしょうね(笑)

  • オナニーの語源のオナンがしたのはオナニーではない、なんてのはもう有名なトリビアになってますね。
    それにしても、男性側の問題ばかりが取り沙汰されていますが、この時代、逆に妻のほうが夫との性生活を拒むなんてケースは、やはり問題にならないほど少なかったのでしょうか。女性にそんな自由はない時代だったということですかね……。

    作者からの返信

    旧約聖書の兄が子を生さないまま死亡→兄嫁とおセッセして子ができても、自分の子という扱いにはならないというのも性的不能者裁判と同じぐらい無情な決まりですよね。そりゃ中に出さないわ……。

    男性側の問題ばかりが取り沙汰されたのはやっぱり「分かりやすくて」「面白い」(←性格がねじ曲がった人間の意見です)からかもしれませんね。あと、現代社会では大問題ですが、性的不能者裁判があった時代のヨーロッパなら、キリスト教の性行為が禁止されていた日でなければ、妻に拒否されても力ずくでどうにかできたでしょうし。

    男は達しなければ子供を作れないが女は感じなくとも子供を作れる。だから大多数の社会では子孫繁栄のため、男尊女卑の社会が形成されたのだ。というような理論がある本で述べられておりました。ただ、ハンガリーだかポーランドだかの王女もしくは王妃(うろ覚えですみません)が、結婚したけれど夫とともに純潔を守ろうと誓って、その誓いを見事守り通し後に列聖された、というような逸話をどこかで見たような覚えがあります。だから時と場合によっては、性行為を拒む女性は気高くて清らかな存在として尊敬されていたかもしれません。

    編集済
  • 凄い制度ですよね……。人前では立つものも立たない、ということも多いでしょうに……。
    聞きかじりですが、日ごろ精力絶倫で通っている人でも、いざアダルトなビデオの仕事になど関わろうとしてみると、カメラや衆人監視の前ではまるで役に立たなかった、なんて話もあるようですし。
    「普段はできてるんだよ普段は!」って地団駄を踏むことになった可哀想な男性がさぞ多くいたのでしょうね……。

    作者からの返信

    なんなら、普段はできないのに公開の場では出来た方が性癖を疑った方がいい案件ですよね(笑) この制度によって、何人の男性が血涙を流したのか……。私は女だから面白いの一言で済ませられるけれど、世の殿方にとっては貞子よりも恐ろしい話なのでしょうね。人に囲まれているし映像に残されるし、金も絡んでいるという凄まじいプレッシャーがかかっていてもばっちりできるAV男優さんは、ある意味男の中の男なのかも……。

  • 前菜 ①ロシアの前菜とはへの応援コメント

    温かいザクースカ、おいしそう!
    チョウザメの身はイランでは精力剤の効果がある食べ物として知られているそうです。日本で言うところのすっぽんみたいな……

    作者からの返信

    ですよねー!!! 私はぶっちゃけ、冷たいザクースカとして紹介された品々よりも、温かいザクースカの方が気になりました。絶対に美味しいやつ(^p^)

    チョウザメの身は、昔世界ふしぎ発見でおいしいと紹介されていた覚えがうっすらあります。その上、精力剤としても使えるなんて! これはぜひとも創作に取り入れてみたいですよね。主人公とヒロインにチョウザメを食べさせて、密室に閉じ込めて、ぐへへへへへ……。


  • 編集済

    への応援コメント

    革手錠はつい最近まで日本の刑務所でも使われてましたね。受刑者への虐待として問題視され、やっと使われなくなったのがほんの十数年前?のことかと……。

    作者からの返信

    自由を奪われるというのはやはり最も根源的な恐怖と恥辱を生じさせるもの。それゆえ、革手錠はもっと早く使用中止になっても良かったような気がしますが、世界では現在進行形で革手錠も目じゃない人権侵害が行われているので、地球が平和になる時なんて永遠に来ないような気がしてきますよね~。

  • 串刺しへの応援コメント

    先の車輪刑しかり、こんな刑罰が何百年もまかり通っていたことを思うと、いかにギロチンが人道的で斬新な処刑法だったか実感できますね……。

    作者からの返信

    ほんとうにそうなんですよ!! ギロチンは処刑される側の苦痛をできる限り減らすために開発された処刑法だったのです。ですが、フランス革命が起きたことによって……。裏を返せば、ギロチンが既に誕生していたからこそ、フランス革命の犠牲者はあれほどまでに多くなったのかもしれませんが。いやでも、フランス革命も末期になると処刑する人間を全員河で溺れさせて、ということもあったそうなので、結局のところ人間の悪意こそが最も恐ろしい器具なのかもしれません。

  • 凌遅刑への応援コメント

    よくこんなこと思いつくものですよね……。人権意識なんてカケラもなかった時代ゆえというか……。

    作者からの返信

    これぞまさしく、中華の悠久の歴史が醸成した悪意ですよね☆ 中国の方は何事もスケールが大きいですが、残酷さのスケールまで大きくしなくてもいいのになあ……。

  • 苦悩の梨への応援コメント

    自分が捕まってこんなの見せられたら使われる前に即自白ですわ……自白したらしたで死刑なんでしょうが……。
    疑いをかけられた時点でどうあがいてもアウトなんですよねえ。そんな時代に生まれなくてよかったです……。

    作者からの返信

    いやあ、私もとっ捕まって苦痛の梨を目の前に出されたら、やってないこともべらべら喋る自信があります! そうしたらそうしたらで殺されるのは確実なのですが。
    中世西洋の魔女狩りとか、なんでそんな非道がまかり通ったのか首をひねってしまう非道が日常的に行われていた時代について触れると、現代日本に生まれた幸福を噛みしめてしまいますよね。

  • 車輪刑 ②その種類への応援コメント

    (コメント欄を見て、やはり『イノサン』もお好きと分かって安心しつつ)
    あの主人公がこっそり罪人を窒息させてあげてたのが、まさにその慈悲ですね。

    作者からの返信

    ええ、「イノサン」大好きなのです!!! シャルルの人生の結末は既に把握しているのに、最終巻を読み終えた時は胸が締め付けられました。シャルルの理想は早すぎた……。

    苦痛のない死を与えるために開発されたはずのギロチンによって、一欠けらも望んでいないのに最も罪人を処刑したサンソンとなってシャルル。彼が天国では安らかにいられるようにと祈らずにはいられませんでした。

  • 車輪刑 ①その起源への応援コメント

    漫画『イノサン』でも、処刑人の主人公が車裂きは殊更うんざりしているような描写があったような気がしますが、こうした残虐な刑罰はやる方としてもたまったものじゃなかったでしょうね。
    車輪の車輪たる特性を活かさない(回転させない)なら車輪である意味は?なんて思ってましたが、やはり信仰的な意味合いが強いのですね。

    作者からの返信

    板野さんも「イノサン」をご存じなのですね! 私は「イノサン」のインスピレーションの元になったという新書を持っていて、その本も凄い名著なのですがそれが漫画化されたと知ったので読み始めたのです。そしたら、あらゆる意味で想像を絶する世界が広がっていて、魅了されてしまいました。元になった新書には一度も登場していない人物をあそこまで活躍させられるのはすごい。あと私は、あの突然始まるミュージカルが好きでした。

    現代の我々は失ってしまった信仰の残滓たる車輪刑は、「イノサン」でシャルルがうんざりしていた通り、やる側にとってもまた酷いものだったのです。そもそも。どんな悪人であれ自分は恨みを抱いていない人間を自分の手で殺すって、心情的に物凄くキツイでしょうからね……。