サイコパスはそもそも脳の障害で前頭葉に異常があるために他者に感情移入できないんですよね。感情、愛着というものの感じ方に健常者とは違いがあって、早期発見で適切な教育を施すと他者に牙を向けないようになるみたいです。
中にはサイコパス研究をしていた科学者が研究しているうちに自分自身がサイコパスであることに気づいてショックを受けたという事例があるみたいです。自分には良心がないことに気づいてしまったみたい。でも逆に言えば適切な教育を受ければ自分がサイコパスであることに”ショックを受ける”くらいの感情や良識を持てるということなんですね~! ソースはちくま新書の『サイコパスの真実』だった気がします!
作者からの返信
その科学者さん、本も出されていますよね! アマゾンで「サイコパス 本」と検索したらヒットして、面白そうだったので取り敢えず欲しいものリストに登録して――から、半年以上経ったような気がします。私がこの本を読む日はいつ来るのでしょうか。そのうちとそのうちと、先延ばしにしてここまで来てしまった……。
「良い」環境で育ち、他者に牙を向かないように成長したサイコパスは「マイルド・サイコパス」と呼ばれるそうですが、「良くない」環境で育ってしまったサイコパスがマイルドになれる方法が編み出されればいいのにな、と私はたまに思います。サイコパスに他者がどう感じるか・どう傷つくかを教えても、現状再犯の防止にはならないそうですが、トゲトゲのサイコパスが丸くなれれば、本人にとっても周囲の人にとってもいいことですし。それにそもそも全ての子供は「良い」環境で適切な教育を受けて育つべきなので、そういった意味ではマイルドではないサイコパスも一種の被害者と言えるような気がするのです。
それにしても、個人による認識の違いって面白いですよね。私は実は、脳内で視覚をイメージできない(例えば、りんごと言われてもりんごを思い浮かべることができない)のですが、それは普通ではないのだと最近ツイッターのトレンドで知りました。文を読んでいると光景が浮かんでくる~というのは、文章に対する最高の褒め言葉の定型の一つだと認識していたのです。この症状、つい最近になって注目が集まっているそうなのですが、ここまで科学が進んでもまだ新しいことが分かるというのが面白いですよね~。
あらゆる性格特性は、結局群れとしての人間の生存のための多様化なのでしょうね。以前サイコパスはキツい環境を乗り越えるリーダーとして、ADHDはどこが危険な場所かを率先して実験台になりにいく鉄砲玉として最適な性格特性だ、と考えたことがあります。いやほんと、リーダーってまともな精神でできる役割とは到底思えない……
作者からの返信
その可能性は二月から高まるばかりですが、もし仮に核によって文明のレベルが石器時代ぐらいまで後退したら、最も必要とされるのはサイコパスやADHDの人だろうと、私もぼんやり考えたことがあります。特にサイコパスの人は、どうにかしたら王朝とか開けそうですし。恐らくですが、歴史上の指導者にはサイコパスの人が結構沢山いたんでしょうね。サイコパスの素質は遺伝することを考えると、世襲ってもしかしたらある意味理に適った制度だったのかも? いやでも、やっぱり弊害の方が大きいでしょうね(笑)