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はじめに」への応援コメント

  • おひさしぶりです。
    今日のニュースで、ロシア軍に占領されていたウクライナの都市で
    ロシア兵によるレイプがおこったとつたえていました。

    ご飯つくりながら、胸くそ悪くなったのですが、この兵士によるレイプはむかーしからあることですよね。
    死と隣り合わせの状況で、性欲が増大するという心理に興味があります。

    作者からの返信

    こちらこそお久しぶりです!

    ロシア兵によるレイプ事件は、私もネットの記事で読んだだけで胸が塞がる思いになりました。まして当事者やその家族は、どれだけ苦しむことか。たとえこの侵攻が終わっても、被害者たちの苦しみと戦いは続くのです。何の罪も犯していない人たちが、どうしてこんな理不尽で残酷な目に遭わなくてはいけないんでしょうね……。

    戦時下におけるレイプや性欲の増大その裏に潜む心理は、「性的支配と歴史」で述べられていました。とっても簡単に要約すると、兵士たちは

    ・いつ死ぬとも分からない状況から、つかの間でも逃避したい。
    ・守るべき存在=女性を守れなかった(つまりレイプされた)というのは、その女性が属するグループの男性にとってはこの上ない屈辱となる。だからそれを狙って敵の女性を襲う。
    ・戦争で闘争心を最大限にする一方で、規律には絶対に服従しなければならない。その相克による葛藤が、敵の女性に向けられる。

    などと述べられていました。あと今私が読んでいる本では、集団での暴行は部隊の連携を養うという側面もあったとか、そういった行為に加わらない兵士は周囲から馬鹿にされたとか、集団での暴行には罪の意識が働かなかったとか、ふざけるなと叫びたくなる事情が述べられていました。これを踏まえてウクライナの女性が今置かれている状況を考えると、背筋が凍ってしまいました。

  • グロスマンの書籍は私も読んだことがあります。第二次世界大戦時のアメリカ兵の戦闘参加・発砲率については異論もあり、書かれたデータに批判的な意見も散見しました。
    心理学者の著書は、著者の意見や価値観が濃く反映されるので、注意が必要ですね。
    グロスマンは、人間の「良心」の存在を支持するような書き方をされるので、読みやすく、私も好きです。

    作者からの返信

    わー! ありがとうございます!!! 第二次世界大戦時のアメリカ兵の発砲率への異論は寡聞にして知らなかったので、そういう意見もあると知れて良かったです。ネットの情報は注意が必要とは昔から言われておりますが、書籍の情報もまた注意しなくてはなりませんよね(トンデモ本とか、巷にそれなりに存在しますし……)。

    グロスマン氏の本は人間の弱さを決して否定せず、寄り添うような感じが全体的に漂っていますよね。難しいテーマについて述べられているのですが、不思議と温かみのようなものを感じてしまう。だから私もグロスマン氏の著作が好きです(*´ω`*)

  • 直接手を下すのと、間接的(爆弾、ミサイルのスイッチから、兵器開発やストラテジーなどの後方支援)では、心理的負担に相当な違いがあると思います。

    かの有名なアイヒマン裁判では、彼は普通の人間だったと言ったジャーナリストが総スカンにあいましたが、今のロシアや北朝鮮に対する兵糧攻めが間接的に命を奪っているという自覚は、ほとんどの人にないでしょう。

    作者からの返信

    直接手を下すか否かによる心理的負担は、まさしく「人殺し」の心理学で述べられていたところです! なのでもちろんそのうち触れていくので、何らかの形で明弓さんのプラスになれれば、と願っております。「人殺し」の心理学ではまた、肉体的な距離(直接手を下すのではあれば、必然的に敵と自分の距離は近くなります)のみならず、心理的な距離についても触れられていました。

    心理的な隔たりを抱いている相手への攻撃ならば、人間は時に葛藤しつつも行えるものなのです。ましてそれが、ナチスは病原菌を運ぶ鼠程度にしか認識していなかっただろうユダヤ人相手ならば? だからこそアイヒマンは、ホロコーストに関与しても精神に異常をきたさず、「普通の人」でいられたのかもしれませんね。あるいは、だからこそ「普通の人」でも大虐殺を指示できたのかも……。

    編集済
  • おいしそうな料理の話題から一気にちなまぐさい話に……!!
    「性的支配と歴史」は私も持ってます! おもしろいですよね、民族浄化の話。同じことが繰り返されないことを祈るばかりですが、強制連行とか聞くといろいろ心配になっちゃいますよね。

    作者からの返信

    私の通常――つまり闇米の状態に戻りました!!! とはいえこの章に取り組むのは、いつか述べた娼婦がヒロインの百合を書くために、いつかぜひともやらなければ、と決めていたことでもあります(今回述べた本が参考文献のファンタジーって、一体どんなファンタジーなんでしょうね!)。つまり徹頭徹尾、私のための行動にお付き合いしてくださる読者様には足を向けて寝られません。あと、現在起きていることを理解する助けになれるかもしれない、と少し期待して。一刻も早く平和が訪れればよいのですが……。

    しゃしゃさんも「性的支配と歴史」持っていらっしゃいましたよね!!! なので、この本について私の理解が及ばない部分があったら指摘してくださるものと、安心してまとめられます(笑)

    編集済