なるほど。
勲章、パレード、これらをくだらないと一蹴する人間は、国のトップには立てませんね。なんだかんだで戦争が無くならない世界では、たとえ嫌でも戦火に巻き込まれたら勝たねばならないのだし、そのためには兵士に戦わせねばならないのだから。
このような視点から、慰霊碑なども重要なのでしょう。
戦場の心理を探究することは、単なる好奇心以上に『戦争に勝つために役に立つ』ことなのだと思うと、何とも言えない気持ちになります。
作者からの返信
私も実は本でここの部分を読むまでは「勲章とか何の役に立つの?」って鼻で笑ってたんですよね。でも、考えを改め、同時に自分の人間心理への知識と理解の無さを恥じました。
なんだろう。「権威」ってやっぱり良くも悪くも人間に与える安心感が凄いですよね。日常生活では罪となることでも、国が認めたら英雄的行為になるのですから。あと、こんな言い方はあれですが、勲章やパレードは、国から自分の行いを肯定されず心を病んでしまった元兵士やその家族へのフォローにかかる費用や時間を考えると、圧倒的に「コスパがいい」ですし。
どうしても戦わなければならないとしたらやはり勝ちたいし、それ以上に勝たねばならない。日本もとうとう、軍事としっかり向き合わなければならない時がきてしまいましたね……。
あぁ、これだ……
いま書いている話に必要なものがここにありました。ようやく終盤ですが、これでアップデートできる。
この話を紹介下さったこと、感謝します。みんながこの話を鼻で笑える世界が生まれて欲しいなぁ……
作者からの返信
いやあ~、全てはグロスマン氏と翻訳者さんのおかげですから、そんなに褒めていただかなくともいいんですよ(n*´ω`*n) でもなにはともあれ、波間さんのお役に立てたのなら嬉しいです!!!
私も、一刻も早くこの話が必要のない世界になるようにと願っています。次に何かあったらガチで世界滅亡してしまうような気がして、恐ろしいです。世界滅亡は、創作の世界だけの話であってほしい……。