澄んだ言葉で紡がれた詩集です。おかあさんが編んでくれた手袋のような暖かさと、詩人のマントにふりかかる雪のような清冽な匂いがします。愛しい家族と暮らしていても、詩人の心はふいに体を離れて、雪雲の空から世界を俯瞰する風になります。そしてまた「おかあさん」と呼ばれて、羽のように戻ってくるのです。研ぎ澄まされた感受性の歌う、やわらかな幸せの日々のうた。一篇一篇が味わい深く、何度も読み返したくなりました。
もう、一回読めば、そこに暖かい気持ちが伝わるから素晴らしいのです。深読みなんかする余地さえないから、素晴らしいのです。思わせぶりだけの世界の中で、これが真実だから素晴らしいのです。そう思いました。
『ことば』を読ませていただいて胸がいっぱいになりました。家族への愛情が、優しく綴られている作品です。ほんわかした気持ちにさせてもらったり、共感させてもらったり。各話はとても短いのに、余韻がいつまでも残ります。
アップの度に泣かされる。愛情の籠った短篇に既に定評ある作者だが、わずかひと言を巡る愛の世界をこうも豊かに描けるものかと、改めて感嘆する。選び抜かれた言葉と、澄んだ言い回しに、余計なものは全て吹き飛ばされ、心を奥の方をぐいぐいと動かすものだけが残されている。アップされる度にハンカチ片手にご来場されるのがおススメだ。読後の号泣は自己責任♡
幼き頃、決して幸せとは胸を張って言えなかった少年時代を思い出します。だからこそ、今の自分の家族にはこんな想いと歌を乗せる日々を送ってほしい。気持ちがとても暖かくなりました。ありがとうございます。続きを待っています。
こっそりと胸の中で思うこと。言葉で伝えるのではなく、心の中に溢れる愛だね。 気が合うね・・・そんなこと、ありますよね。で、すごく嬉しくなる(#^^#) ポケットの中・・・まだまだこれからですよ(笑)でも、それもまた成長の証。
『あかり』は秀逸!最近思っていたことにピッタリ。介護者と介護される人の間でさえ、いつの間にかお互いに心まで支えられているものなんだと気づかされた記事がありました。H28.10.26
靴下!分かる分かる!うちの旦那は、いつもひっくり返して出すんです。一度注意したんだけど、直りませんでした。きっと、私の言葉なんて忘れてしまったんです。でも、今は子供もなくて、余裕があるから、ひっくり返った靴下を表に返して洗濯物を干しています。それが私の「アイラブユー」だから。
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